攻撃? いえいえ“口撃”も重要なんです――「つんでツミキス」対戦のススメ

レッド・エンタテインメントが8月30日に発売したパズルゲーム「つんでツミキス」の媒体対抗ゲーム大会が9月1日(土)に実施された。

» 2007年09月03日 19時07分 公開
[ITmedia]
ちなみに本作はタテに持ってプレイする

 「つんでツミキス」は、画面上から落ちてくるさまざまな形のピースを空中にあるエリアラインを目指して積み上げていくことを目的としているパズルゲーム。ピースは地面やほかのピースの上に置くことで固定されると、次のピースが降ってくる仕組みとなっており、いかに効率よくバランスを保ちながら積んでいくかが勝敗を分ける。1人用の「ヒトリス」と対戦プレイ用の「フタリス」、そして永遠に積み上げていく「エンドレス」などのモードが存在する。

 ゲーム大会は対戦モードの「フタリス」を使用。4人でピースを積み上げながら、相手を邪魔してトップを目指した。本作は、ただ積み上げればいいというものではない。ピースを固定するとほかのピースとの接点数に応じて得点が変わる。同じ色のピース同士だとさらに効率よく得点をあげやすいというルールがある。また、「フタリス」では相手の邪魔をしたり、自分に効率よく同じ色のピースばかりを落とすこともできる「こうげきアイコン」をどう使っていくかが鍵となる。

 「こうげきアイコン」は相手の画面を真っ暗したり、得点にならない黒い色のピースばかりを落としたり、さらにはせっかく積み上げたピースを崩壊させる地震を発生させることができるなど、使い方次第で逆転も可能な危険なものばかり。これら6種類の「こうげきアイコン」はエリアラインをクリアする度に得点に応じて開放されるカプリン(マスコットキャラクター)の数によって戦略は変わる。もちろん多くカプリンがいたほうが攻撃は多彩になるわけだ。

最初カプリンは2匹しかいない。この段階でどうカプリンを使うかも性格が出るところ
暗闇攻撃を仕掛けられると真っ暗に……。どこにどう置けばいいのか手探りとなる
3匹のカプリンを消費して相手が地震攻撃を発動。しっかり積んでいないと崩れてしまう……。あぁ、構造欠陥

負けが分かった瞬間、外野で賑やかし要員となることを誓う

 さて、肝心のゲーム大会だが、まず初っぱなから筆者は遅刻した。宮本武蔵戦法というやつだ(嘘)。内心焦りまくって平身低頭な筆者に勝利が舞い込んでくるわけもなく……。あっさり敗れてしまった。遅刻のせいで練習時間も取れず、完全に気後れした筆者はすでに勝負よりも、この大会を盛り上げて華々しく散ることしか考えていなかったというのが正しい。果敢な“口撃”で沸かせて満足した後……散った。

 対戦であるはずなのに、こうげきアイコンを人には使わないというガンジーのような非暴力主義を貫いた筆者は、いつしか聖人として語りつがれることになるだろう……(要は攻撃をし逃し、あろうことかライバルにナイスアシストをする体たらくだったわけだ)。ライバルに口撃もいいが、ちゃんと攻撃をしないと負けるという見本となりました。

 とりあえず、余計なことは言わないで黙々と戦っている人間は、何かたくらんでいると見て正解ということ。突然ひとことも発さなくなったかと思ったら、いろいろ仕組んでいたなんてシーンを何度も見かけることができた。特に得点を稼げる「フィーバー」(こうげきアイコンのひとつ)を自分に向けて発動し、ひたすら同じ色のピースを効率よく積み上げていき一気に逆転を決めるというのが王道だった。また、1匹のカプリンしか消費しない「黒ピース」を相手に落とす攻撃も使い勝手がよく、多用されていた。

フィーバーでペースが真っ赤に! これで高得点を狙う
黒ピースは得点にならないし、なにより邪魔……。小さく小さく嫌がらせのようにタイミングを見計らって敵に打ち込むと効果的
黒ピースを左右に落としてしまうと必ず崩れる。これを逆に利用して積む上げる前にわざと崩してしまうなんて高等テクニックも!

 みんなでワイワイやるというのは楽しいもの。ゲームはパーティプレイも魅力のひとつ。友人の本性などもかいま見れるなど、対戦ならではのサプライズも楽しめるのではないだろうか?

「つんでツミキス」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンル超高層積み木アクション
発売日8月30日
価格(税込)3990円
プレイ人数1〜4人
CEROA区分(全年齢対象)
(C)RED 2007

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