年末商戦は真っ向勝負――「Xbox 360 Briefing 2007」(4/4 ページ)

» 2007年09月12日 19時53分 公開
[今藤弘一,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

「アイドルマスター」はコンテンツダウンロード数世界第3位

 Xbox LIVE関連のビジネス展開について泉水氏は、現状会員数は全世界で700万人以上、累計オンラインプレイ時間は29億時間を数えると紹介。2008年6月末までに1000万人以上とすることが目標だそうだ。Xbox LIVE マーケットプレースでは、ダウンロード可能なコンテンツが9000アイテム以上用意されており、累計で2億2000万件のダウンロードを数えている。

 このXbox LIVE マーケットプレースについて、新しいビジネスモデルを生み出している、と泉水氏。バンダイナムコゲームスの「アイドルマスター」では、衣装などのダウンロードコンテンツを配信しているが、日本だけで発売されているタイトルにもかかわらず、コンテンツのダウンロード数が世界第3位になっているとのこと。

画像画像

画像

 また、Xbox LIVE マーケットプレースで配信されているXbox LIVEアーケードのタイトルについて、「ボンバーマンLIVE」は全世界で16万ダウンロードを越えていると紹介。「Xbox LIVEユーザーの70%がダウンロードしてプレイしている。Xbox LIVEは家庭用ゲームにおける最高のオンラインサービスを提供している」(泉水氏)。また、Xbox LIVE アーケード向けの新タイトルとして、キューエンタテインメントの「Rez HD(仮)」、「Every Extend Extra Extreme」、TREASUREの「斑鳩 IKARUGA」、童の「トリガーハート エグゼリカ」、タイトーの「EXIT」、ハドソンの「OMEGA FIVE」が追加されることも発表された。

 このほか、先日開催されたXNA Game Studio Expressを利用した開発コンテストで優勝したゲームも、今後全世界で配信される。

最後にビックプロジェクトの発表が

 そして最後に、昨年の「Xbox 360 メディアブリーフィング」にて発表されていた、トライエース開発の「インフィニット アンディスカバリー」について、スクウェア・エニックスとトライエース、マイクロソフトの共同プロジェクトとして開発されることも改めて発表された(関連記事参照)。

画像 スクウェア・エニックス プロデューサー 小島創氏

 プロデューサーとして登壇したのは、スクウェア・エニックスの小島創氏。小島氏は「スターオーシャン」のアシスタントプロデューサーとして活躍した人だ。小島氏によると、「スクウェア・エニックスが制作・販売を担当するにあたり、トライエースと協議して、より次世代機らしいRPGとするために、アクション性を高めてダイナミックな演出をする方向でブラッシュアップを行っている」とのこと。ロゴデザインも、以前発表されたもののイメージを残しつつも、よりスタイリッシュになるよう手が加えられている。

 「もともとのコンセプトである、リアルタイムにおける発見と楽しみという部分は残しながら、ゲームとして視覚的にも感覚的にも楽しめるような、まったく新しいRPGとなるように開発している」(小島氏)。

画像 トライエース 小川ディレクター

 開発を担当しているトライエースの小川ディレクターは、「本作は発見と衝撃をキーワードとして開発している。ゲームフィールドの中での、さまざまな発見を軸としたゲームプレイを体感してもらうイメージ」と語る。「視覚や嗅覚、聴覚といったセンサーやAIによって形成された世界で、何かを発見し、それにアクションを起こすことでインパクトのある結果が起きる」(小川氏)。このために「シチュエーションバトル」というシステムが用意されているそうだ。

 なお本作はすべてリアルタイムで進行するとのこと。戦闘による画面切り替えも存在しなく、メニュー画面を開いても変化していく。「刻々と変化していく状況と緊張感の中で、プレーヤーに状況の判断と行動の選択を迫る」(小川氏)。

 発売時期についてだが、「そう遠くない時期にお届けするよう頑張っている」(小島氏)とのことだ。


画像画像画像画像

画像

 ラストでは、Xbox 360でも発売される「ラスト レムナント」が紹介された(関連記事参照)。登壇したスクウェア・エニックスのエグゼクティブプロデューサー、河津秋敏氏は「自分がマイクロソフトさんのカンファレンスでこういう場に立つとは想像していなかった」と前置きしながら、「20年この業界にいて、ゲーム業界も刻々と変わってきているんだなあと感じている」と語る。

 「ラスト レムナント」については「東京ゲームショウで新たな映像と情報をお伝えする。ただし映像はプリレンダーのムービーではなく、リアルタイムの画面」とのこと。河津氏は「映像でもゲームの雰囲気は感じてもらえると思う。期待して待っていてほしい」と語った。

画像画像画像
前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」