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2007年09月21日 00時20分 更新

東京ゲームショウ2007:

誰もがもっと、自由で楽しい新時代のファッション体験を――「dress」

「PLAYSTATION Home」からダイレクトに起動できる「dress」は、アバターとファッションをより一層楽しむためのプレミアムサービス。「ツーリスト・トロフィー」のライディングウェアコーディネイトがその発想の原点だ、と七澤崇聖プロデューサー。
画像 七澤崇聖プロデューサー

 平井一夫ソニー・コンピュータエンタテインメント社長の基調講演でも紹介された新コンテンツ「dress」。東京ゲームショウ2007のソニー・コンピュータエンタテインメントブースで、同社の七澤崇聖プロデューサーによるプレゼンテーションが行われた。

 「dress」は「PLAYSTATION Home」の世界につながる、アバターとファッションをより一層楽しむためのプレミアムサービス。ここには実際に存在するファッション関連のメーカーの参入により、ファッションショーやコンテストの実施、ブランドショップなどが形成される予定となっている。

 「PLAYSTATION Home」は、都市におけるセントラルステーションのようなもの、と七澤氏。「PLAYSTATION Home」にはさまざまなゲームやコンテンツがつながる予定となっているが、「“2つめの人生”や“もう1つの人生”ではなく、リアルライフをより楽しむためのサービスが『dress』」(七澤氏)。

 「dress」には、「Everybody's Fashion Entertainment」というメッセージが込められている。これは、このソフトによって、誰もがもっと自由で楽しい、新時代のファッション体験を可能にしようという願いが込められているそうだ。「ファッションは万人が楽しめるテーマ」(七澤氏)。

 七澤氏は2006年春に発売されたプレイステーション 2ソフト「ツーリスト・トロフィー」のディレクター(関連記事参照)。七澤氏は、「ツーリスト・トロフィー」で、ライディングウェアをコーディネイトできる仕組みは、わたしにとって重要な要素の1つだった」と語る。「実在する各ブランドのライディングギアをコーディネイトすることは、現実ではなかなかできることではない。しかしゲームでは実店舗で試すよりもはるかにバラエティに富んだコーディネイトを楽しむことができた。この楽しさが、『dress』を開発しようと思った1つの事実」とも。また登場したレーシングスーツは、当初はゲームの中でしか着ることができなかったが、実際に購入できるようにもなった。「このことがきっかけで、ビデオゲームが持つ可能性を利用すれば、遊びながら、楽しみながら、バーチャルをリアルに変換できるのではないかと思ったのが2つめの理由」(七澤氏)。

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 「dress」を楽しむためには、専用のアバターが必要となるが、ヘアスタイルやメイクはもちろん、体形や顔の特徴など、詳細なカスタマイズが可能だ。「ユーザーが望めば、自分の体形を詳細に再現するまでのレベルに高める。それは実際の服選びにも役立つだろう」(七澤氏)。衣装については、クローズのシミュレーションだけでなく、パターンや構造まで忠実に再現するため、衣料関係の現場の人とコラボレーションを図っているとのことだ。

 「dress」のテーマは「選ぶ」、「創る」、「発見する」、「共有する」。これを元に「dress town」、「dress studio」、「dress museum」、「dress circle」といったステージが用意される。

 「dress town」では、さまざまな服を着られるように、多数のファッションブランドに参加を呼びかけているそうだ。「dress town」の中も、魅力的な空間を作るために、現実の建築物や内装をデザインするときと同じプロセスで設計しているとのこと。「本当の意味でまさにいま建築中」(七澤氏)。ファッションだけでなく、映像や音楽、インタビューなど、ブランドからのさまざまな情報を得られるようになる。将来的には、試着して気に入った服を、ダイレクトに購入するような仕組みも考えられている。ちなみに、今回のコンセプトに共鳴した、デザイナーのミハラヤスヒロ氏からは「バーチャルな空間でわたしたち自身が接客できるのでしょうか?」と言われたときには驚いたとか。

 「dress studio」は、アバターできるファッションを自分で作ることができる。色や素材、パターン、ロゴなどがさまざまに用意されており、その中から無数の楽しむことができるとのこと。「体験版として公開する際には、是非皆さんで楽しんでいただきたい」(七澤氏)。

 「dress museum」は、服の歴史を知るだけでなく、映画のワンシーンや有名なキャラクターを集めて、見るだけでなく体験できるインタラクティブなミュージアム空間となる予定だ。

 「dress circle」はその名の通りユーザー同士のコミュニケーションのために用意された空間。「個性的なスタイルは、時にコミュニケーションのキーになる」と七澤氏。「dress」では、自分だけでなく、誰かと一緒にコーディネイトすることや、プレゼントや交換も可能となる予定だそうだ。「オフィシャルイベントやブランドのファッションショーも予定しているが、ユーザー同士でショーをオーガナイズしたり、モデルとして参加したり、オリジナルブランドを作るなどのユーザーイベントも積極的にサポートする」(七澤氏)。

 「わたしの夢は、世界中の人がいつかここに集まり、ファッションを自由に交換できるようになること。プレイステーション 3のネットワークには、そんな未来を実現できる可能性がある」(七澤氏)。

dress
仕様備考 オンライン配信専用
ジャンル ファッション・エンタテインメント
フォーマット PLAYSTATION Home 専用
発売予定日 2008 年
価格 未定
CERO 区分未定
(C)Sony Computer Entertainment Inc.

[今藤弘一,ITmedia]

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