個性豊かな教官の指導を受けて、いざ戦場へ――KONAMIブース:東京ゲームショウ2007(2/2 ページ)
渋い司令官と厳しい軍曹に導かれ、砂埃舞う戦地へ――「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」
「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」のプレイアブルコーナーはビジネスデイであるにも関わらず60分以上待つほどの大盛況。土日はさらなる混雑が予想されるのでプレイしておきたい人は早めに並んでおこう。
長い待ち時間を経てようやく奥の部屋へと通される。部屋の中に一度に入れるのは40人前後。やっとプレイできるわ〜と安心したのも束の間、その部屋は狭くて暗くて怪しい雰囲気に包まれていた。司令官らしき男、軍曹らしき男、部下らしき男。3人が憮然とした表情で待ち構えているのだ。「メタルギアオンライン」では艶やかな女教官だったが、こちらはかなり男の匂いが漂っている。
司令官は50歳前後の男性だろうか。かなりダンディな声で「メタルギア」シリーズにも出てきそうな風貌。「お前たちに今回の任務を説明する」と司令官。そして軍曹らしき黒人の男が突然しゃべり始める。この軍曹、最初は黙っていたのだが、驚くほどに日本語がうまい。そして筆者の勝手な思い込みでドスの効いた低い声を想像していたのだが、やや高めの声で流ちょうな日本語をしゃべるので、それだけでもかなり面白かった。周りも一様にとまどいと笑いに包まれている。
異様な空気の中、司令官と軍曹による操作説明が進行する。2人とも妙にアドリブ慣れしており、来場者いじりもしっかり堂に入っている。笑いを取りつつも操作説明は忘れない。どうやら「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」においてもL1ボタンで銃をかまえてR1ボタンで射撃するようになっているようだ。そのほか×ボタンでしゃがみ、×ボタン長押しで匍匐など、おおまかなところでは従来のシリーズと似た操作体系になっている。
試遊する前に、部下役の男性による実機デモも観ることができた。黒人軍曹がなめらかな日本語でガイドし、忠実に操作をする部下。実機デモは順調に進んでいたが、突然のアクシデント発生! 我々の中にスパイがいる、ということになり、狭いブリーフィングルームは大騒ぎ。ちょっとした寸劇が入りテンションが高まる中、「任務を遂行してこい!」と叫ぶ司令官。手の込んだ演出が冴え渡っていた。
こうして晴れて試遊台にたどり着いた筆者。世界初の「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」のプレイアブル出展ということもあって、ドキドキしながらスタートボタンを押した。まずビックリしたのが、自分が今手に握っているコントローラが「DUAL SHOCK3」だということだ。ブルッ、ブルルッと振るえるのでよく見てみたらしっかりとDUAL SHOCK3と書いてある。先日発表されたばかりなのでこれには面食らった。
実際に振動ありの「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」は実にいい。やはりアクションゲームにおける振動は大事だな、と痛感させられた。プレーヤーが動かせるオールドスネークは、今までのトレーラーでもよく見かけられた荒廃した町からスタートする。最初の目的地をスタートボタンで表示されるマップで確認しつつ、敵に見つからないように進む。
基本をしゃがみ歩きにして周囲をよく観察しながら進むと比較的楽に目的地にたどり着いた。そこでムービーシーン。MkII(マークツー)とオールドスネークの出会い。そしてオタコンとの通信による会話。その描画のきれいさにはうっとりしてしまう。プレイ画面のスネークの動きやその他のキャラや背景についても美麗さは半端ではない。これがリアルタイムで処理されているのか……と改めてプレイステーション 3の底力を見せつけられた感じだ。
2つ目の目的地に行く間に敵に見つかり撃ち合いになったりもした筆者であったが、とにかく敵にせよスネークにせよ挙動のなめらかさが気持ちいい。新操作であるL1ボタンとR1ボタンの兼ね合いは最初は慣れなかったが、慣れればすんなり操作できるようになれそうだ。若干操作にあたふたしたものの、どうにか2つ目の目的地に到着した。ムービーが始まり続きが気になる展開になったが、ここで体験版は終了。20分足らずのプレイであったが、その完成度の高さは確実に実感できる仕上がりになっていた。「メタルギア」ファンの皆様、これは期待していいですぞ。
ホロウペンで過去を変えるアドベンチャー――「タイムホロウ 奪われた過去を求めて」
「タイムホロウ 奪われた過去を求めて」はニンテンドーDSで今冬発売予定の“過去修正アドベンチャー”という変わったジャンルのゲーム。過去修正アドベンチャーって何だろ?と思って体験プレイしてみた。
プレイアブルコーナーに入ると本作のトレーラーが流れ、概要が分かるようになっている。時尾歩郎(ときおほろう)という少年になってホロウペンで過去の謎を暴き、過去を直していくという謎解きアドベンチャーであるようだ。
プレイしてみると、確かにしっかりと“アドベンチャー”。学校やいきつけの喫茶店などを行ったり来たりしつつ情報を集めていく。基本的にタッチペンのみでプレイ可能だ。フラッシュバックと呼ばれる歩郎の頭の中に浮かんだ“情景”が、いつどこで起きたものかを探ることでホロウペンが発動する。和織と九里という2人の女の子について調べるうちに、喫茶店にいきついた歩郎は、ホロウペンを発動! タッチペンで怪しいところを○で囲むと、その場所の過去の様子が見えるようになる。そこで解決の糸口を見つければストーリーが進行するわけだ。
過去に手を加えることで、もちろん現在にもさまざまな影響が出るはず。そのあたりをストーリー面とゲーム性でうまく処理できれば面白いアドベンチャーゲームになりそうな予感はした。今冬の発売を待とう。
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