北京原人とAKB48の対話、そして大仁田厚が政治にファイヤー!――セガブース東京ゲームショウ2007

東京ゲームショウ2007では連日観ることができるイベントもあれば日付限定のイベントもある。最終日である23日しか観ることができなかったセガブースのイベントを2つご紹介しよう。

» 2007年09月25日 15時18分 公開
[仗桐安,ITmedia]

「シーマン2 〜北京原人育成キット〜」イベント

 セガブースの特設ステージで開催された2つのイベントをリポートさせていただこう。「シーマン2 〜北京原人育成キット〜」イベントでは、最初に作品紹介映像が流れた。

 映像終了後にステージに登場したのはAKB48の“まいまい”こと大島麻衣さん、“ともちん”こと板野友美さん、“とも〜み”こと河西智美さんの3人。ファンたちの熱い拍手で迎えられた。

 司会者に「前作の『シーマン』は9年前に出たゲームなんですが、知ってますか?」と聞かれ「当時は小学5年生でした。流行ってましたね。やったことあります」と大島さん。「今回は魚ではなく北京原人を育成するわけですが、北京原人と言えばどんなイメージですか?」という質問には、板野さんが「アウストラロピテクス?サルと人間のあいだですよね」と答えた。「今回は神様の視点でプレイできます。神様になるなんてどんな気分ですか?」と聞かれた河西さんは「神様になれるなんてめったにない機会なんで、楽しんでやりたいです。かわいい北京原人にしたい」とコメントした。

 ここで、今月末から販売店の店頭などで触れることができる「シーマン2 〜北京原人育成キット〜」の体験版を一足早くプレイしてみるコーナー。まずは板野さんがコントローラを握った。

北京原人を育てるというユニークな内容が伝わる映像だった

 画面上には、木になっているバナナを欲しがっている北京原人がいる。板野さんが操作してバナナを落としてやると、バナナを拾って食べる北京原人。「ムキッポ!(北京原人の言葉で食べ物の意味)」と叫ぶ北京原人に、マイクで板野さんが「ムキッポ!」と話しかけるも、北京原人はこちらの存在に警戒している。もう1回バナナを落としてみると、少し警戒を解いた。

 画面は切り替わり、前作のシーマンと同じ顔の鳥が、どこからともなくやってくる。3人はこれに驚き「シーマンだ、シーマンだ!」と楽しげな様子。そんなことはおかまいなしにべらべらとしゃべる鳥型のシーマン。「何だ、通りすがりのゲーマーかぁ」とぼやき、突然「山手線ゲームをやろう。お題は世界4大文明だ」と妙なフリをする。シーマンが「じゃ俺からな。黄河文明」と言ったので「メソポタミア文明」と答える板野さんであったが「はい、タイムアウト」とシーマンに言われてしまう。「シーマン、いじわるだな〜!」とますます盛り上がる3人。

 さらに画面は変わり、今度は北京原人のこどもユースケくんが登場。プレーヤーは板野さんから大島さんにバトンタッチだ。常に携帯電話を持っていてプレーヤーと携帯電話でしゃべるユースケくんはプレーヤーのことを“ケータイくん”と呼ぶ。大島さんの操作で電話をかけてみると「もしもし〜」とユースケくん。「寒い?」と聞く大島さんに「いいコです」と的外れなリアクションをして場内には笑いが起きた。

 その後は、ユースケくん「ケータイくんはおかあさんいるの?」 大島さん「いるよ」 ユースケくん「いるんだ、いいな……。ケータイくんはおとうさんいるの?」 大島さん「いるよ」 ユースケくん「いるんだ。じゃあ僕と一緒だね。ケータイくんのおとうさんは僕のおとうさんみたいにかっこいいの?」 大島さん「かっこいいよ」 ユースケ「僕のおとうさんのほうがかっこいいもん!」という、なかなか会話が成立している展開を見せていた。

 お次は河西さんがプレイし、再びユースケくんに電話をかける。「おなかすいた?」と聞く河西さんに「うるさいなー」とご機嫌斜めなユースケくん。「どんどん寒くなってきてるけど大丈夫かな。お父さんと僕のこと助けてくれる?」と心配そうな顔でしゃべるユースケくんに「助けるよ」と河西さんが答えると「わーい。ケータイくん大好き!」と喜ぶユースケくん。このリアクションがかわいかったので、3人も「キャー、かわいー!」と大喜びだった。

 3人による体験版プレイはこれにて終了。3人から一言ずつメッセージをもらった。「ユースケくんかわいいですね。育てたいです」と大島さん。板野さんは「少ししかできなかったんで、ぜひ買ってやってみたいです」とシーマンの世界に興味津々だった。河西さんは「ユースケくんに大好きって言われたので満足です」とコメントした。

 最後に大島さんからの「AKB48のニューシングル『夕日を見ているか?』が10月31日にリリースされます。みなさんぜひ聴いてください。私たちに会いたい方はAKB48シアターにぜひ来てください」という告知で、楽しいイベントは幕を閉じた。

「大仁田厚がゲーム業界に立候補 1・2・3・ファイヤー」イベント

 マイルストーンから9月27日に発売される「いつでもどこでも大仁田厚の政治クイズDS」のイベント、「大仁田厚がゲーム業界に立候補 1・2・3・ファイヤー」がセガブースの特設ステージにて行われた。

 壇上には司会者の女性とセガの細田プロデューサーが登場した。そして、「ワイルドシング」流れる中、大仁田厚氏が入場!

 まずは「日本の政局にファイヤー」と題して大仁田氏のトークが始まった。「ファイヤーも疲れましたわ」と言う大仁田氏に司会者が「なぜ政界を引退したんですか?」と聞くと「安倍さんが嫌いだった。下手くそな生き方かもしれませんけど、批判したならやめるべきかなと」と告白。「安倍さんのああいう辞め方はどうですか?」と聞かれると「知ったこっちゃない」と一蹴。くしくもゲームショウ最終日であるこの日は、自民党の総裁選が行われる日。「自民党を立て直すなら福田さん、選挙の顔になるのは麻生さん。どっちを選ぶかですね」と総裁選の行方をバッサリ斬った。

細田氏
大仁田節全開で色々語ってくれた。

 続いて「政治クイズDSでファイヤー」のコーナーでは、ゲーム内容を紹介する映像が流された。ゲーム画面でかわいいキャラが案内役として登場すると、映像を観た大仁田氏は「議員会館にこんなかわいい秘書はいない!」と豪快に突っ込む。そして「楽しみながら日本の政治を学べます。選挙で一票投じるにも日本の政治を学ぶ必要がある。遊びながら政治を学べるって言うのは必要なんだと思う。年金問題とかも政治や国を知っていないと突っ込めないじゃないですか。このソフトがそのさきがけになって政治を身近に感じてもらいたい」と、しっかりゲーム内容をアピールした。また、「ゲームの監修って儲かると思ったんですけどね、1本あたり20円なんですよ」と、かなりぶっちゃけた発言も飛び出した。

 「いつでもどこでも大仁田厚の政治クイズDS」には、ストーリーモード、クイズモード、サバイバルモードの3つがある。このコーナーではサバイバルモードを実際に司会者がプレイし、どこまで進めるかチャレンジしてみることになった。4つの写真が表示され、国会議事堂はどれ?という簡単な問題から、法律に関する細かい問題までさまざま。司会者は10問目で解答を間違え、あえなくゲームオーバーとなった。

クイズを解きながら政治に詳しくなれるユニークなタイトルだ
サバイバルモードの問題を次々と解いていく司会者の女性。問題を解く横であまりに自由気ままにしゃべりまくる大仁田氏に、司会者が「おい、オオニタ!」「アツシ、ちょっと待て!」と叫ぶハチャメチャな場面もあった

最後はやっぱり「ファイヤー!」。来場者も一緒に「ファイヤー!」と叫び、盛り上がった

 最後に大仁田氏は「最近は国会の悪口本を書いています。あとM-1に出ます」「悪口本を書いていると言ったけども、悪口を言うだけじゃなく優しさがないとダメ。政治もあたたかく見守ってやってください」とコメントし、おなじみの「1、2、3、ファイアー!」で熱く締めくくった。

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