インタビュー
2007年09月28日 12時00分 更新

ユーザーの要望を取り入れてコミュニケーション機能を強化――「ファンタテニス」

9月から4連続大型アップデートが実施されている「ファンタテニス」。これまで導入された機能の詳細と今後の展開について、ソリッドネットワークスの人に話を聞いてみた。

 ジークレストが運営する「アットゲームズ」に掲載されている「ファンタテニス」は、同ポータルサイトのカジュアルスポーツゲームとして人気だ。この「ファンタテニス」で、9月6日から4回連続の大型アップデートが開始されている。そこで「ファンタテニス」のサービス元であるソリッドネットワークスの大木裕ディレクターと柏木直人氏に、今後の展開を含めて話を聞いてみた。

画像 大木裕氏(左)と柏木直人氏(右)

―― アップデートの内容についてお教えいただけますか?

大木裕氏(以下、敬称略) 今回実施される大型アップデートですが、第1回〜第4回に分かれていまして、第1回が9月6日、第2回が9月20日にすでに実施されています。今後は第3回を10月4日、第4回を10月18日に実施する予定です。アップデートの内容ですが、メインはコミュニティの要素を強化することですね。「クラブシステム」と「観戦機能」、そして「ランキング」システムは9月6日に実装しています。いずれもこれまでユーザーからの要望が強かったものですが、ようやく実装できたという感じです。

柏木直人氏(以下、敬称略) 「ファンタテニス」は2006年の12月に正式サービスをスタートさせていますから、もうかなり時間がたっていますし、大型のアップデートを、という要望も高かったですね。

大木 ランキングですが、ユーザーすべてが登録されていますので、自分のランクがすぐに探せないと困ります。このためキャラクター検索機能を取り入れて、自分の位置が分かるようになっています。現在は「ベーシック」と「バトル」のランクだけが表示されていますが、今後クラブ戦などが追加されたときにはランキングのカテゴリも増える予定です。1日1度更新されますので、日々ランキングが変わることとなります。

画像画像 ランキング画面。左がベーシックで右がバトルのランキング

柏木 ランキングは、実際のテニスと共通させている部分もあるのですが、レベルに関係なく、シーズン中での獲得ポイントでランキングを構成しています。レベルなどで区切ってしまうと、もうすでにプレイしてない人がずっとランクインしていたりという弊害もありますので。1シーズンは2〜3カ月のスパンで考えています。ランキングを使ったイベントなどもやってみたいですね。観戦モードを実装したおかげで、大会なども開きやすくなりましたし。ベーシックの上位者を集めて大会を開くとか、そういったことを実施してみたいと考えています。

大木 クラブシステムは、いわゆる「ギルド」のようなものです。当初は“ギルド”という名称で行くつもりだったのですが、実施間際になって、“やっぱりクラブだ”と(笑)。それでこの名称になりました。それだけのこだわりを持って作っています。

柏木 観戦機能ですが、正直言ってそれほど大きな機能ではありません。ただ、これまではプレイしている人しかルームに入れなかったのが、最大4人までユーザーが参加できるようになったので、判定を含めて試合をイベントとして実施するのが難しかったんですが、ようやく運営側としても実行しやすい機能が入った、という気がしています。ユーザーの方もほかの人のプレイを見られるので好評ですね。かなり利用されています。ランキングがあるおかげで、誰が上位のプレーヤーなのか分かりますので、その人がプレイしているルームに行って見ている人は多いようです。ほかにもレベルで見ている人もいるでしょうし。

 観戦モードは、ただ観戦しているだけでなく、プレーヤーに変わることもできるんですね。ですので、「1人足りないんだけど誰かやらない?」となったときには、観戦者がプレイすることもできます。

大木 観戦しているときはチャットで応援もできます。クラブの仲間がプレイしていたら「頑張れ!」といったように声をかけられるんです。

柏木 テニスゲームですので、プレイしている人は試合中にコミュニケーションを取るのが難しいです。その代わり、まわりで盛り上がりを作れたら、というところですね。

 また、観戦モードでは視点を切り替えることができますので、正面からだけでなく、上から見たり、横から見たり、ふかんで見たりと、これまでとは違った臨場感で「ファンタテニス」を楽しんでもらえると思います。

 それに先ほどお話ししたように観戦者がプレーヤーになれますが、その逆も可能です。なので友達同士でずっとプレイすることもできるんです。

画像画像画像画像 観戦モード。このように視点をさまざまに変えることができる

―― 観戦できる人数は増やす予定はあるのでしょうか。

柏木 それはもちろん増やしていきたいですね。また、試合が始まっていると、現状ではそれ以降の入出はできないんです。システム的な部分で難しいところはあるのですが、これができるようになれば「○○大会開催中」といったイベントにも、より参加しやすくなります。このあたりは開発側に要望を出しています。

大木 グラブシステムですが、レベル10以上であれば誰でも作成できます。作成する際には、レベル制限やキャラクター制限なども可能です。クラブレベル1では10人までのクラブが作成可能で、レベルが1上がるごとに5人ずつ、上限の人数が増えていきます。クラブレベルは、普通の試合をしていれば少しずつでも上がっていきます。

柏木 クラブのサブリーダーは3人まで設定できますが、機能としては普通のMMORPGと似たようなものとなっていますので分かりやすいでしょうね。女性キャラクターのクラブも作れますし、上級者を集めたい場合にはレベル制限を設ける、といった形です。

 サービスを開始してから9月たちますので、この機能がなかったときでも、ユーザーが自発的に作っていたこともあったようです。ですので、思った以上にユーザーには受け入れられているようです。1人でも作ることができるので数は多いですが、人数が多いクラブでは30人くらいの陣容になっているものもあります。

 なお、「クラブマッチ」を近々オープンしたいと思っています。ここはクラブでのバトルになりますが、ここでクラブメンバー同士が組んで試合をすると、クラブポイントが大幅に上がるといった仕組みも作りたいですね。またメンバーの数やクラブレベルに応じたイベントもトライしていきたいです。

―― 賞品で同じユニフォームアイテムがプレゼントされたりしたら、盛り上がりますよね。

柏木 そうですね。今回も、クラブレベルを2に上げた場合には、同じリストバンドを配るというイベントも実施しました。こういう統一感のあるアイテムをより増やしていきたいですね。GMのギルドもありますので、積極的に大会へ参加したいです。

―― ユーザーの方から思い切り挑戦されそうですね(笑)。

柏木 ええ。でもユーザーの方は強いので……(笑)。一度対戦イベントを実施したんですが、ほんとに勝てない……(笑)。何勝は絶対するように、という基準を与えましたが、クリアできませんでした。

画像画像画像 クラブ機能

大木 第2弾のアップデートでは、「ガーディアンバトル」を導入しました。これは、各コートに実装されている「ガーディアン」に、ほかのユーザーと協力して戦うモードです。これによって、ほかのユーザーとの対戦だけでなく、1人でもプレイが可能となりました。

柏木 ここでは“協力して戦う”というテーマを出したかったんです。最大4人まででプレイできますが、1人で勝つのはちょっと難しくなっています。“みんなで協力して勝つ”のがガーディアンバトルのテーマですね。

 ガーディアンはマップによっていろいろと種類があります。上位者しか入れないマップもあります。また、ガーディアンによって攻撃方法や呪文を唱える速さも違います。

大木 マップは全部で7つ用意されていまして、そのうち2つが高レベル者向けとなっています。

画像画像画像 ガーディアンバトル

大木 第3弾ですが、「シングルモード」が追加されます。これはクエストクリア型の1人用モードです。対戦するプレーヤーが見つかるまでの時間、練習してレベルを上げるために役に立つでしょうね。ストーリー仕立てになっていまして、1エリアに10レベルずつの設定がなされており、それをクリアすると次のステージに進むことになります。

―― コンシューマーゲームのような要素ですが、こちらも要望が多かったのですか?

柏木 そうですね。それに“いきなり対戦”というシステムしかないのは、どうしても入りにくさにつながっていました。このモードに関しては、日本からの要望によって実現されたものです。オンラインゲームが広がったとはいっても、これまでの「ファンタテニス」では対戦しないと始まらなかったですし。まず人と対戦、というのはハードルが高かい部分もありました。このモードを使えば練習にもなるし、レベルも上がるということで、使っていただければと思っています。

大木 このほか、10月のアップデートでは「バトルモン」というペット機能を実装します。バトルモンはダブルスのペアとして組んで戦うことで成長します。ペットはショップ内で販売することになる予定です。ペットの種類によって、能力的特徴は変化します。当初は2体もしくは3体のペットを導入する予定ですが、順次増やしていくことになるでしょうね。このあたりは今後にご期待ください。

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[聞き手:今藤弘一,ITmedia]

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