インタビュー
2007年10月01日 18時48分 更新

華麗に暗殺するために――美人プロデューサーに教わる「アサシン クリード」

ユービーアイソフトから11月29日に発売予定の「アサシン クリード」。今回はTGS2007に合わせて来日していたプロデューサーのジェイド・レイモンド氏に、本作のキモとなる“暗殺”シーンを見せてもらった。

 ユービーアイソフトから11月29日に発売予定の「アサシン クリード」は、ミッションクリア型のアクションゲームだ。1191年の第3回十字軍遠征時代を舞台としており、プレーヤーは暗殺者「アルタイル」となって、エルサレム、ダマスカス、アッカなどの歴史的な都市で、十字軍およびイスラム勢力要人暗殺というミッションをこなしていく。

 今回は東京ゲームショウ2007に合わせて来日していたユービーアイソフトのプロデューサー、ジェイド・レイモンド氏に本作のキモとなる“暗殺”シーンの説明を受けることができた。ジェイド氏に見せてもらったのは、東京ゲームショウ2007で初公開したミッション。リチャード王の名代としてアッカの街を治めるモンフェラート候が標的で、アルタイルはリチャードから権力を奪い、十字軍を酷い状況に追い込もうとたくらむモンフェラート候の暗殺を試みることになるという。

photo ジェイド・レイモンド氏。業界内では美人プロデューサーとして名高い

 本作には“調査”“暗殺”“逃亡”という3つの大きな流れがあるとジェイド氏。「都市に来たときはまず調査を行います。場合によっては住民を助けるサブミッションが用意されており、彼らを助けることで味方になってくれることもあります。情報を集める方法は『人の会話を盗み聞きする』『スリのように有用な情報(文書)を盗み出す』『人を殴って情報を聞き出す』などさまざまです。暗殺という任務を実行するため、またそれをスムーズに行うためにやれることはたくさんあります」

 デモプレイでは時間の都合上、第2段階の暗殺を実行する場面からとなっていたが、寄り道要素は豊富に用意されているようだ。

 暗殺実行時には警備兵に発見されないよう、群衆に紛れながら街に侵入する必要がある。標的がどこにいるかは、画面右下にあるGPSを見れば確認可能だ。ただし、中には人や障害物によりふさがれている道もある。「無理に通ろうとするとケンカになり、その騒ぎを聞きつけた警備兵に見つかってしまいます。このような場合、別の侵入方法を模索する必要があるんです」(ジェイド氏)

 荷物を持っている人にも気をつけなければならない。例えば木箱を持っている人がいた場合、ぶつかると落としてしまい警備兵の注目を引いてしまう。地上から標的に近づくのが難しい時は、アクロバットのスキルを活かして壁をよじ登るという方法もある。本作では壁の作り込みに格段のこだわりを見せているとジェイド氏。「これまでのゲームではテクスチャの色が変わっていれば登れる壁となっていましたが、本作では掴めそうなところを登るいう直感性を重視しています。具体的には建物に2インチほど突き出ている部分があればよじ登れるようになっているんです」

photophotophoto (写真左)街を見下ろすアルタイル。(写真中央)移動中は人を押しのけることもできるが、騒ぎになると警備兵に見つかってしまう。(写真右)壁をよじ登り屋根づたいに標的に近づくというルートもある。ただし、屋根の上にも警備兵はいるので注意が必要だ

 屋根づたいをしばらく進むとモンフェラート候を発見。暗殺が成功すれば、アルタイルとモンフェラート候のちょっとしたやり取りを見ることができる。この後、アサシンは美しく影とともに消えた……といきたいところだが、怒りに満ちた警備兵がアルタイルを取り囲んでいるのが現実。ここからは死にものぐるいの脱出を試みることになる。ミッションの終了は本部に成功を報告してからだ。

 いかにアルタイルが優れたアサシンと言えども、全員倒して進むのは無理がある。このため、行く手をふさぐ警備兵のみ倒して出口へ進む。街には民衆がおり、彼らをタックルで押しのければ障害物となってくれる。ただし、AIが非常に優秀なのか、簡単には逃がしてくれない。この時に注目したいのが画面左上にあるアイコンとなる。

 アイコンの色が白であれば匿名状態、つまり街中にアサシンがいるとは気付かれていないことを示す。赤は警備兵などに見つかった危険な状態で、黄色は警備兵の視野から逃れられたことを意味するという。「(アイコンが黄色の時に)隠れ家を探します。隠れている状態だとアイコンは水色となり、徐々に白に戻っていきます。本作には『ソーシャルステルス』という新しい概念を取り入れており、状況に溶け込みながら敵の目を欺いていく必要があるんです」(ジェイド氏)

 デモでは高い建物の屋上からワラの詰まった荷車にダイブし、見事にその姿を隠していた。ちなみに高さによってはダメージを負うこともあるそうだ。落下地点にクッションとなるものがあれば問題ないが、アルタイルは決して万能ではないことを覚えていたほうがいいだろう。

 アイコンの色が白になり、姿を現すアルタイル。群衆に紛れ込みながら再度脱出を試みるも、すぐに警備兵に見つかってしまった。暗殺後に鳴り続ける鐘がポイントだとジェイド氏。「鐘が鳴っている間は警戒中で、街の警備兵全員が犯人である主人公を探しています。群衆に紛れ込もうとも顔はすでにバレてしまっているので、この場合は『祈る』を選択して顔を伏せて行動する必要があるんです」

photophotophoto 暗殺後はひたすら街からの脱出を目指す。屋根づたいに移動すると隠れポイントを見つけやすいが、視野から逃れないと、警備兵はどこまでも賢く追いかけてくる

 残念ながらここで時間がきてしまい、アルタイルの脱出を見届けることはできなかった。最後には日本のファンに向け「(アサシン クリードを)東京ゲームショウ2007に出展できたことをうれしく思います。非常に細かいディテールに注目しながら本作を楽しんでください」と話してくれたジェイド氏。暗殺のすべてを網羅する本作がプレイできる日まで約2カ月。もう少しの辛抱だ。

アサシン クリード
対応機種Xbox 360、PS3
メーカーユービーアイソフト
ジャンルアクション
発売日Xbox 360版:11月29日予定
PS3版:今冬予定
価格Xbox 360版:7329円(税込)
PS3版:未定
CEROXbox 360版:Z(18歳以上対象)
PS3版:審査中
(C)2007 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.


[遠藤学,ITmedia]

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