アイテムの“使い方”を見つけるのがカギなのです!「宝島Z バルバロスの秘宝」プレビュー(2/2 ページ)

» 2007年10月24日 00時00分 公開
[板橋舟人,ITmedia]
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待ち受ける多彩なトラップの数々!!

ステージ全体の構成を見ることも可能。じっくり調べて、どのように攻略するかを考えるのだ

 続いてプレイしたのは、ジャングル遺跡の“ガオガブリンズの笛”というステージだ。お目当ての宝箱は、ステージ中央の遺跡の上にあるが、その遺跡の周囲を、ガオガブリンズ族が祈りつつ守っている。彼らをどうにかして無力化し、宝箱を手に取らなくてはならない。

 ざっと周囲を見回してみたところ、大きな岩の横にキノコを発見した。どうやらこれは、眠りキノコらしい。大きな岩は、つかんで放り投げてみると、その下から穴を発見した。

 とりあえず、この穴にキノコを落としてみると……、穴の中に居たヘビにキノコを食べられてしまった。キノコを食べたヘビは、当然ながらスヤスヤと眠ってしまう。ううむ、とりあえず話は進展なし。他の部分に注目してみることにする。

 もう一度マップを見渡してみる。北側に宝箱にたどり着けるようなゴンドラが設置されているのだが、よく見ると、宝箱のさらに先にまで行けるようだ。ひとまず行ってみよう……と、ゴンドラに乗って操作をする。

 ん、操作ってどうやるんだ!? どうやらここでも、Wiiリモコンを使うようだ。なんかハンドルっぽいモノがあるので、Wiiリモコンを“ハンドルに見立てて”クルクル回すと、予想通りゴンドラが動いたではないか! ただし、派手に動くとガオガブリンズに見つかってしまうため、ガオガブリンズがお祈りで頭を下げているときを狙って移動。無事、向こう岸にたどり着けた。

Wiiリモコンでゴンドラを操作し、向こう岸へと渡るのだ。ちなみに操作のタイミングを誤ると……
ガオガブリンズ族に見つかってしまい、ゲームオーバーになってしまう。慎重に移動せよ

 たどり着いた東側の部分には、木がポツンとあるだけ。調べてみたところ、椰子の実がポロンと落ちてきた。入手できたのはコレだけで、もうここには用がなさそうだ。とりあえず元の場所に戻り、再び考えてみる。

 ここで、先ほどの穴を思い出した。あの穴に落としてみたら、何か進展があるのかも……!? 思い立ったら即実行、というわけで穴に椰子の実を落としたら、ヘビにぶつかり、ヘビが怒って穴の奥に行ってしまった!

 奥に進んだヘビは、ガオガブリンズの、食事担当の付近から出てきた。突如現れたヘビに驚き、逃げてしまう食事担当。これで、ガオガブリンズに見つかることなく、彼らの食事に近づけそうだ。

 さて、目の前にはガオガブリンズの食事。そして、使用方法がわからない眠りキノコもある。もう何をすればいいのか、筆者も“ヒラメキ”! 鍋に眠りキノコを入れてまぜまぜすれば、見事眠くなる食事の完成である。あとはこれを、なんとかして彼らに食べさせれば……!?

 本ステージはこの後もまだ続くが、これ以降は実際にゲームをプレイして楽しんで確かめてみてほしい。「そんなの待てないよー!」って人は、本作の公式サイトの「つぎは実践!」コーナーにて、本ステージが紹介されているので、そちらを見ていただくのもアリだ。

これがガオガブリンズ族の食事。ツタがあるので、いつでも降りられるのだが……
調理師をなんとかしないと、見つかって自分が料理にされてしまう。恐ろしや
続いて登場するトラップのひとつ。何やら操作方法のヒントになりそうな模様が……?

実は多人数プレイもオッケー

 さて、本作は基本的に1人用なのだが、実は複数人でも遊べる。マルチプレイ用のモードがあるわけではなく、シナリオモードを複数人でプレイする、というスタイルだ。このとき、2〜4プレーヤーが行えるのは、アイコンで画面をタッチすることと、画面上に線を描くこと。かなり変わったスタイルではある。

 というのも、理由がある。本作は、基本的にはパズルゲームに近く、あれこれ知恵を繰り出してトラップを解決していくゲームだ。過去に、1人用のゲームをみんなで遊び、「ここはアレを使えばいいんじゃね?」、「いや違うって、きっとさっきのアレを持ってきて……」なんて会話しつつ楽しんだ経験がないだろうか。本作の複数人プレイは、このスタイルをちょっと手助けするタイプのもののようだ。

多人数プレイはこんな感じ。2〜4プレイヤーは線を描いて、トラップ解決に協力するのだ

 みんなで遊びつつ、何かを発見したら、そこをクリックしてお知らせ。方角を教えたかったら、線で矢印を書いてもいい。描いた線は時間が経つと消えていくので、邪魔になることもない。すぐに線が消えていくので、あえて画面にお絵かきしてプレーヤーを一時的に邪魔するなんてこともできなくはない。こんな感じで、みんなで知恵を出しより、トラップを解決していく楽しさが味わえるのだ。

アレコレ悩むのが最高に楽しい!

 さて、つらつらと「宝島Z」のプレビューをお届けしてきたが、いかがだっただろうか。基本的にはアイテムを活用してトラップを突破するパズルゲームだが、Wiiリモコンを使う点と、そのリモコンの操作方法を自分で見つけ出す、という点がかなり斬新だ。

 初見はかなり低年齢向けに思えるが、実はそんなことはない。トラップの難易度が結構高いため、社会人のユーザーでも普通に楽しめるだろう。重要なのは、発想力というか“ヒラメキ”というか、頭の柔らかさだ。このあたりは、逆に子供の方が得意そうなため、どの年齢層のプレーヤーでも楽しめるソフトといえそうだ。

本作のステージ数はかなり多く、長時間楽しめそう。各島のラストには、ボスも登場するとのことだ

「宝島Z バルバロスの秘宝」
対応機種Wii
ジャンル発想力開放アドベンチャー
発売日2007年10月25日
価格(税込)6090円

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