「THE EYE OF JUDGMENT BIOLITH REBELLION 〜機神の叛乱〜 SET.1」第1回メディア対抗大会参戦記(2/3 ページ)
第2戦 vsジーパラドットコム〜調子に乗って泥仕合
初戦を落としたことにより、いきなり9位以下が確定してしまった。トーナメント戦である宿命である。だが、こうなったからには下位グループのトップ(9位)を目指すのがスターターデッキ使いの矜持というもの! ――なのかどうかわからないが、気持ちを入れ替え、第2戦に挑むことにした。
今度の相手はジーパラドットコムのりょうたさん。デュエル前から互いにヒートアップ。なお筆者は、この時点で勝利を確信していたことを告げておこう。なにしろりょうたさんは、初戦の最後で「緑のライカンスロープ(土)」が変身すれば勝ちにつなげられる、という状態に陥ったところで、見事に変身を失敗していたのだ! そう、我が天敵、ギャンブルカードに見放されている! ゆえに勝機は我にあり! と、勝手に思いこむことでモチベーションを高めつつ、いざ、デュエルへ(本人も運に見放されていることには触れない)。
筆者 ピキーン! こ、これは!?
第3ターン、筆者はあるスペルカードをドローした。その瞬間、筆者は勝利の確信をさらに固めつつ、スターターデッキ使いの基本というべきコンボを発動させる。
筆者 スペルカード「パルマス教の聖宴(スペル)」を発動! このカードは手札のクリーチャー1枚を生け贄にすることで、2点のマナを獲得する。これで合計マナは5点。このうち4点を使い、左中の土フィールドに「セ・ホーリンの不敗砦(土)」を召喚!
個人的に“即席砦”と呼んでいるコンボだ。というか、コンボとさえ言えない、基本テクニックである。
「セ・ホーリンの不敗砦(土)」は4マナで召喚できる「体力4/攻撃1」のクリーチャー。反撃しかできないなどの欠点もあるが、隣接する味方クリーチャーに物理攻撃に対する2点の護りを与えるという「防衛」なる特殊能力を持っている。この護り2点が、デュエル序盤ではかなり有効的だ。それこそ、「防衛」の範囲にそこそこ体力のある低コスト・クリーチャーを次々と3体召喚できれば、そのままデュエルが決着してしまうことすらあるのだ。
つまり即席砦をやる場合には、できるだけ「セ・ホーリンの不敗砦(土)」自身にも体力にボーナスが加えられる左中の土フィールドに呼び、左上、中央、左下という3カ所を「防衛」できる状態にしておくことが理想的だと言える。逆にやられた側からいえば、「防衛」の範囲にわざとクリーチャーを召喚させることで、護られるクリーチャーの数を制限するのが基本的な対策となる……。
実際、ジーパラドットコムさんも左上の水フィールドに「アルージアの修道女(水)」を召喚。「防衛」マスを潰しつつ、魔道攻撃で少しずつ削るという作戦に出てきた。だが筆者は体力を3点回復させる「癒しの慈雨(スペル)」で補強。焦ったりょうたさんは中央に「灼熱の顎(火)」を召喚。「セ・ホーリンの不敗砦(土)」にダメージを与える作戦かと思いきや……。
りょうたさん やばっ! 攻撃、正面だけだと勘違いしてた!
ズルッ――とずっこけつつも、有頂天回路がオンになった筆者は中央に「石羽のドワーフ(土)」を召喚。さらに手札には「大斧のドワーフ(土)」もあり、もうウハウハ状態がとまらないこと、とまらないこと。
そんなところに2枚目の「セ・ホーリンの不敗砦(土)」をドロー。調子こきまくった筆者は、さらに左下の「灼熱の顎(火)」と中央に「石羽のドワーフ(土)」を補強しようと、中下に2枚目の砦を召喚!
筆者 おーし、2枚目! ………………あれ?
砦、速攻で消滅。直後、ハッと我に返った筆者は己のミスに気が付く。
筆者 し、しまったぁ! そこ(中下)は木属性だったぁ!
「セ・ホーリンの不敗砦(土)」には「消滅」というマイナス方向の特殊能力がある。“木フィールドに置かれたとき、死亡となる”というものだ。つまり筆者もまた、凡ミスをやらかしてしまったというわけだ。
こうなると、もう場は荒れるしかない。ボカスカとノーガードの殴り合いが始まり、ついには互いに召喚できるクリーチャーが手札にない状態にまで陥りつつ、27ターン目、どうにか筆者が5体目のクリーチャーを召喚。愉快な泥仕合は、ギリギリのところで筆者の勝利で決着がつくことになった。
EOJ基本テクニック「即席砦」
1枚カードの制限がかかっている「パルマス教の聖宴(スペル)」は、デュエル序盤において防御的な中型クリーチャー(マナコストが3〜4)を召喚するのに適している。特に軽量級クリーチャー(マナコストが1〜2)が多く入っているデッキの場合、最初のターンで4マナの「セ・ホーリンの不敗砦(土)」を召喚できれば、かなり優位にデュエルを進められるため、おすすめだ。逆に機巧などの重量級クリーチャー(マナコストが5以上)が中心のデッキであれば、「機巧の後継者 ウォマック(機巧)」との組み合わせも考えておきたい。ウルトラレアの「機巧の後継者 ウォマック(機巧)」を持っているなら、の話になるが……。
第3戦 vs GAME JAPAN〜世界の浅原の挑戦!……の前に修道女が
意気揚々と迎えた第3戦(でも下位決定戦)。相手はGAME JAPANの湯原さん……んっ? 浅原さん?
編集 あぁ、世界ランカーですねぇ。ギャザの。
筆者 なんですとぉおおおおお!?
あの「Magic:The Gathering 」において日本屈指のデッキビルダーと称えられる世界の浅原先生!? そ、そんな御方と対戦するんですか!? というか、なんで下位決定戦にあなたが!? ……と、筆者の頭は大混乱。あまりにも混乱しすぎて、たいして記録を残せなかったのが非常に悔やまれる。
だが、それ以上に悔やまれたのが……自分の不運ぶり。
すでに語っている通り、筆者はギャンブルカードに嫌われている。筆者がEOJでギャンブルカードと呼んでのは、特殊能力に“50%の確率で〜”と書かれているものたちのことだ。ちなみに、「女エルフの狂戦士(木)」は「変身」すると「回避(50%の確率で物理攻撃をよける)」能力を獲得するのが、筆者は一度も、自分も狂戦士が攻撃をよけたところを見たことがない。対戦相手がよけるのは何度も見ているが……(涙)。
それと同じことが起きた。
今回の天敵は「アルージアの修道女(女)」。左上の水フィールドに召喚されたことで、“水のフィールドに置かれている間、回避を持つ”という「回避」能力が発動されたのだ。筆者は中上の火フィールドに定番というべき「灼熱の顎(火)」を召喚。ガリガリと削っておこうと思ったのだが。
よける。
また、よける。
よける、よける、よける、どこまでもよける。
途中から右上の木フィールドに「女エルフの狂戦士(木)」を召喚、弓で狙ったものの、それでもよける。これには浅原先生も苦笑い気味。なにしろ合計6回も避けられたのだから、もうこちらとしてはお手上げだ。その間に浅原先生は“祭壇島”コンボを鮮やかに決め、サクッと16ターン目で5マス目を支配してしまった。
先生。お目汚し、失礼しました。
EOJ基本テクニック「祭壇島」
アンコモンである「ゴーリの祭壇(スペル)」と「カデナの動く島(水)」を使った基本コンボ。「ゴーリの祭壇(スペル)」は“それぞれのプレーヤーが×点のマナを獲得する。×は、敵クリーチャーの数と等しい”という0マナのスペルカード。つまり自分のクリーチャーが2体、相手のクリーチャーが3体いる場合だと、自分に3マナ、向こうに2マナが入るというカードだ。一方、「カデナの動く島(水)」には“水ではないフィールドに召喚したとき、あなたは対戦相手から×点のマナを奪う。×は水フィールドの数と等しい”という「マナ奪い」なる能力を持った4マナのクリーチャーカード。そのためタイミング良く使うと、結果的に“相手のマナを0にしたまま、自分のマナを微量に増やしつつ「カデナの動く島(水)」を召喚した状態”でターンを終えられる。「カデナの動く島(水)」はもともと「体力4/攻撃1」の要塞系クリーチャーのため、序盤から中盤にかけて決めておくと、なかなか良い妨害になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
不二家の「プレミアムショートケーキ(国産苺)」が半額に! 3日間限定キャンペーン
-
中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
-
日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
-
動物病院の会計中、振り返って愛犬を見たら…… “柴らしい”もん絶級の光景に「天使かよ!」「帰れるもんねw」
-
「ハンガー・ゲーム」出演俳優、撮影中の性的暴行被害を告白 泣きながら撮った当時の写真添え「すごくつらかった」と胸中明かす
-
ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
-
上沼恵美子さん直伝「ホタテの一番おいしい食べ方」に絶賛の声続々! 「発想が主婦目線」「マネして作ってみます」
-
【今日の計算】「8×4−2+1」を計算せよ
-
1歳赤ちゃん、寝ぼけまなこの謎行動が150万再生突破 「仕事の疲れ、吹っ飛んだ」「少し出ちゃったの可愛すぎ」
-
「めざましテレビ」“新お天気キャスター”が「美しすぎる」と注目 ミス東京GP獲得から約4カ月で
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
- 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
- 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
- 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
- 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
- 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
- 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
- パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
- “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
- 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
- 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
- 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
- 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
- “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
- 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」