レビュー
2007年11月27日 13時26分 更新

「ょすみん。DS」レビュー:

見た目はファンシー。ルールは簡単。だけど中身はかなりの本格派 (1/2)

四角形を作っていくだけのとってもシンプルなパズルゲーム。懇切ていねいなチュートリアルをプレイすれば、ものの数分でルールを覚えてしまえるはず。だが、ナメてはいけない。最初はともかく、ちょっとステージが進めば眉間にシワが寄ってくること疑いなし。こいつは手強いよ。

どこまでも純粋に、ひたすらパズルに挑戦

 パズルゲームは、短時間で遊べて、頭も使えて、まさにちょっとした空き時間にプレイするのに最適のジャンル。ただ、出される問題を繰り返し解いているだけだといつかは飽きてしまう恐れが強く、ストーリーを付けたり、イベントシーンを挿入したり、それぞれに工夫が凝らされているのが一般的だ。

 ところが、この「ょすみん。DS」は、そんな要素はまったくない。純度100%、混ざりっけなしのパズルゲーム。とにかくひたすら、どこまでも純粋に問題を解いていくだけ。ストーリーも、イベントシーンも、ご褒美的なグラフィックも、一切ない。ここまで特化すると、よほどのパズル好きならともかく、気晴らし程度にプレイしようと思っている人にはキビしいのでは、と心配になってくるが、そんな一般的な考えはここではあてはまらない。問題を解くだけ、というシンプルなプレイにも関わらず、十分な楽しさを味わえるのだ。それだけ取っても、このゲームがよくできていることが分かるだろう。

 ルールはとても簡単だ。ゲーム画面には、縦9個、横9個、合計81個のブロックが並んでいる。このブロックを「ょすみん。」と呼び、丸、菱形、ホームベース型、水滴型などの6種類がある。丸ならオレンジ、水滴型は水色など、それぞれに色が固定されているので、形と色の両方から見分けることが可能だ。ゲームはこれらの「ょすみん。」を四角形を作って消していくことで進む。四角形の四隅が同色になっている箇所を見つけ、対角線上にある2箇所をタッチペンでタッチするか、スライドして線で囲めばいい。正方形だけでなく、長方形でもOKだ。

 基本のルールはこれだけである。同じ色で四角形が出来ている場所を探し、タッチする。これだけ覚えておけばもうプレイできる。ルールだけなら、パズルゲームの中でも、かなり簡単な部類に入るだろう。

wk_071127yo01.jpg これがゲーム画面。9×9に並んだ「ょすみん。」の中から同色で四角形を作っている場所を探す
wk_071127yo02.jpg 見つけたら、対角線上の位置にある2カ所をタッチするか、線をスライドして四角形を描く
wk_071127yo03.jpg これで四角形の中にあった「ょすみん。」が消滅。空いた場所には新しい「ょすみん。」がセットされる

限られた時間の中でノルマを満たそう

 もう少しルールの話を続けよう。ゲームにはノルマと制限時間がある。ノルマは「赤、青、緑の「ょすみん。」をそれぞれ10個消せ」とか「どれでもいいので300個消せ」など、そのステージで消さなければならない「ょすみん。」の数と種類を指定している。このノルマを制限時間内に満たせばステージクリアとなるわけだ。

 制限時間は原則として減っていく一方だが、大量の「ょすみん。」をまとめて消すことで多少回復させられる。四角形を作った時、その数に応じて4段階のランクが設けられていて、少しの場合は「ちょい消し。」、そこそこ多いと「やや消し!」、かなりの数を消せば「スゴ消し!!」、画面を全部消すと「ょすみん!」。ここで注意すべきは、制限時間が回復するのは「スゴ消し!!」以上だということ。「ょすみん!」は滅多にできることではないので、「やや消し!」か、「スゴ消し!!」を狙っていくことが基本になってくる。

wk_071127yo04.jpg ノルマはステージが始まる前に表示される。ステージ中も上画面に表示されているので、いつでも確認できる
wk_071127yo05.jpg 制限時間は画面右端にあるバーで示されている。ステージが進むと減るスピードが速くなっていく
wk_071127yo06.jpg 何個消すとスゴ消し!!になるのかを把握し、作ろうとしている四角形が何個でできているかを判断することが攻略の第一歩となる

wk_071127yo07.jpg ひみつボックスを満たすには、ある程度狙う必要がある。画面全体をよく見て、あらかじめ消し方を考えておかないと、なかなか成功しない

 次に制限時間を示すバーの反対方向、画面左端を見て戴きたい。4つのマスが縦に並んでいるが、これは「ひみつボックス」と呼ばれる。同じ色の「ょすみん。」を連続して消していくと溜まっていき、4つに達すると、同色の「ょすみん。」が画面からすべて消えてしまうのだ。同じ色で四角形を作るゲームだから、「ょすみん。」の種類は少ないほうがやりやすい。制限時間のことを考えると、ちょい消し。には大した意味がないが、ひみつボックスを満たすためなら、細かく同色を消していくほうが早い。

 最後に特殊な「ょすみん。」について。通常の「ょすみん。」は前述の通り6種類だが、それ以外に6種類の「ょすみん。」が存在する。


wk_071127yo08.jpg 「かみょすみん。」や「はねょすみん。」は非常に便利だが、四角形を作っている時に巻き込むと消えてしまう。もったいないので消し方には注意したい

 まずは「かみょすみん。」金色に輝く正方形の「ょすみん。」で、すべての色の代わりとして使用できる。そのうえ、消すと時間が回復する。いたでり尽くせりのありがたい「ょすみん。」だ。続いて「はねょすみん。」。これは色は固定ながら、好きな場所に移動させられるという「ょすみん。」だ。あと1つ足りないために四角形にならない場所に動かせば、たちまち消すことが可能になる。「スゴ消し!!」や「ょすみん!」を狙う時にはとても重宝する。また、移動すると元の場所にあった「ょすみん。」は、「はねょすみん。」がいた場所に移動になる。この入れ換えという性質を利用して、欲しい色を持ってくることもできる。

wk_071127yo09.jpg 「でかょすみん。」は一定の面積を特定の色にしてしまう。4倍タイプの場合、占有率は4X4の16マスで全体の約2割にも及ぶ。同色の「ょすみん。」が少ない時に出てこられると対策が大変

 ここまではプレイの助けとなるタイプだが、残る4種類は障害物系だ。「でかょすみん。」はその名の通り、普通よりも大きい「ょすみん。」。縦横が2倍のものと4倍のものがあり、いずれも消すためには四隅のどこかに使わなければならない。四角形の作り方がその分難しくなるという厄介なヤツだ。「ワルょすみん。」は消した瞬間に画面をシャッフルしてしまう。攻略のメドが立っているステージに出現するとイタい。このタイプにはより面倒な「ボスょすみん。」があって、これは出現した瞬間に画面を強制シャッフルしてしまう。最後に「からょすみん。」。卵状の殻に入っていて、これを含む形で四角形を作ると殻が割れ、初めて普通の「ょすみん。」になる。消すのに2倍の手間がいるというわけだ。

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[水野隆志,ITmedia]

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