レビュー
2007年12月12日 17時54分 更新

「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」レビュー:

ひと足早いオリンピックで、2大アクションヒーローが夢の競演 (3/3)

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卓球

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 「Wii Sports」にはテニスが収録されていたが、こちらは卓球。「はじめてのWii」にも簡単な卓球ゲームが入っていたが、あちらと比べるとかなり本格的だ。Wiiリモコンをくいっと上に上げて球が落ちてきたところで振ってサーブ。その後のキャラの移動は自動的に行われるので、プレーヤーは打つことだけに集中すればいい。Aボタンを押しながら振るとカット(遅めの球)、Bボタンを押しながら振ればスマッシュ(速めの球)を繰り出すことができる。球に緩急をつけて相手を翻弄しよう。11点先取で勝利だ。


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 CPUとの対戦だと「わざと負けてるんじゃないの?」と思うほどに弱かったり「こんなの勝てっこない!」と思うほどに強かったりということがあって、難易度設定が微妙だなと思わされることがあった。しかしこれが、対人戦だと俄然面白くなる。“卓球をやっている”感はしっかりと再現されており、ラリーが続くと白熱すること請け合いだ。一緒にプレイした友人たちにも卓球とドリーム卓球(必殺ショットが組み込まれたゲームならではの卓球が収録されている)は大変好評だった。


 その他にもエペというフェンシング競技や、シングルスカルというボート競技、水泳やさまざまな陸上競技など、ツボをおさえた種目が収められている。また、実際のオリンピックにはないゲームならではの特別種目としてドリーム競技なるものもプレイすることができる。スポーツというよりはアクションゲームのノリに近い競技で、これはこれでゲームとしてよくできているので、わいわいと楽しんでプレイすることができるだろう。種目によって難易度やとっつきやすさに大いにバラつきがあるものの、いずれもWiiのインタフェースを生かしたWiiでしかプレイできないものに仕上がっている。

wk_071212pekin19.jpgwk_071212pekin20.jpg ボートをこぐシングルスカルは、実際にこいでいるかのような操作が楽しい

wk_071212pekin21.jpgwk_071212pekin22.jpg どことなくスマブラを思わせるドリームフェンシングは熱い一騎打ちだ。必殺技で相手を突き飛ばせ!

手堅く作られたスポーツゲームの良作 友人が集まれば熱く盛り上がる!

 メインであるスポーツゲームの数々の他にも、プレーヤーを楽しませる要素が色々と仕掛けられている。

 例えばギャラリーというモードではオリンピックに関する豆知識を得ることができる。ただ、普通に閲覧できるのではなく、ギャラリー内でミニゲームをクリアしなくては豆知識を読むことができないのだ。ミニゲームは5種類用意されており、いずれも単純ではあるがハマると延々やってしまいそうなものばかり。ミニゲームを進めるとギャラリー内でマリオワールドやソニックワールドのおなじみのBGMを入手できるのも熱い。お気に入りのBGMをかけながらハイスコア目指して本編そっちのけでやり込んでしまう人もいるかもしれない。

wk_071212pekin23.jpg オリンピック豆知識は、わりと知らない情報が満載でためになる
wk_071212pekin24.jpg 単純ではあるがレベルが上がるとけっこう厄介なミニゲームが5つ収録されている
wk_071212pekin25.jpg やっぱ名曲はいつ聴いても名曲ですな

wk_071212pekin26.jpg 己のベストを塗り替えるために、ひたすら自分との戦いをするのもアリかも

 マイレコードというモードでは、ワンマッチとサーキットの1人プレイ時の記録が閲覧できる他、Wi-Fiランキングで全国の強豪たちの記録を見ることもできるのが面白い。自分と成績が近い人たちのランキングを見ることもできるので、勝手に「この人ライバルだな!」と闘志を燃やして仮想敵を作るというのも一興。ただ残念だったのは、複数人でプレイしている時にいい記録を出してもマイレコードに保存されない点だ。レコードに挑戦したい時は1人プレイで、ということで割り切るしかなさそうだ。

 もう一点気になったのは、Wiiのタイトルにしては若干ロードが多い&長めであること。グラフィックにも力を入れているタイトルなのでしょうがないかとは思いつつも、もう少し短ければさらに快適になるのに、と残念に思った。

 全体的な印象としては、各競技、各種目がしっかり作られていて、Wiiならではのスポーツゲームの面白さがちゃんと感じられる作りになっている。欲を言えば、「走る」という操作が全部シャカシャカというのにワンパターンを感じたので、もっと違うアプローチの「走る」操作も欲しいと思ったり、「Wiiリモコンってこんな使い方があったんだ!」ともっと驚かせてほしいと思ったりもしたが、そういった冒険を求めるタイトルでもないかなという思いもある。なんせマリオとソニックという2大人気キャラが集合したわけだから、ドーンと王道に楽しませてくれているという点は大いに評価したいところだ。

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 やはり本作をプレイするにあたっては、周りに一緒に遊べる人がいるかどうかで全く面白さが違ってくるはず。多人数プレイができる環境があって、マリオ、ソニック、スポーツゲーム、このどれか1つでも好きなものがあるならば、買っておいて損はないだろう。北京オリンピックまでまだ半年以上あるというタイミングは早すぎる感もあるが、この年末年始の接待ゲー(親戚や友人が集まった時、にぎやかに遊べるゲーム)としては候補の筆頭にあげてもいい出来だと思う。一足早くオリンピック気分で過ごす年越しというのもなかなかオツなものなんじゃあないだろうか。

「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」
対応機種Wii
ジャンルスポーツ
発売日2007年11月22日
価格(税込)5800円
(C)TM IOC. Copyright (C) 2007 International Olympic Committee (“IOC”). All rightsreserved.
SUPER MARIO characters (C) NINTENDO. SONIC THE HEDGEHOGcharacters (C) SEGA.
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