レビュー
2008年01月10日 00時00分 更新

「アサシン クリード」レビュー:

バシュっと倒すと、気分は暗殺者 (3/3)

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暗殺者は注目されてはいけません!

 何度も言うようだけど、アルタイルは暗殺者。常に、人目につかないよう行動することが大切である。自分が今、どれだけ敵の兵士から注目されているのかは、画面左上にある“ソーシャル・ステータス”マークで確認できる。

 うまく住民に溶け込んで行動することが理想ではあるが、そううまくはいかないモノ。走ったり壁をよじ登ったりすれば、周囲のNPCは「なにやってんのかしら?」とか「危ないわねえ」と、アルタイルを注目しはじめるのだ。現代社会でも繁華街の壁をよじ登ってる人がいたら、誰だって注目する。それと一緒であろう。この注目度が高くなればなるほど敵兵にも見つかりやすくなり、周囲の敵兵に襲われやすくなってしまうのだ。

 では、どのように気を使って行動すればいいか? 本作には、人目をごまかす多彩な方法が用意されている。「市民と一緒にベンチに座る」や、「お祈りしながら歩く」、「干草の中に隠れる」などの行動で、注目度を下げられる仕組みだ。まあ、どっかに隠れたり、市民に溶け込めばいいじゃん、という単純な話である。

画像 ソーシャル・ステータスが赤くなると、敵から追われている状態。とりあえず逃げよう
画像 写真では分かりにくいが、この干草のなかにアルタイルが隠れている。こうして敵の追撃を振りほどくのだ

 でも、どうしても敵兵に見つかる場合もある。そんな場合は、注目度が急上昇するのを覚悟し、走って逃げ回るしかない。建物の屋根に飛び乗って、敵の視界から外れるくらい離れた場所に逃げ、建物に隠れる。そうすれば、再び安全な注目度に戻るのだ。

 実は筆者がゲームに慣れてないころは、注目度を下げる行動がヘタクソだった。干草に隠れても、すでに発見された後のため、干草から引っ張り出されて殴られたりと、結局逃げ回るしか良い方法が分からなかったのだ。

 だが、この“逃げる”という行為も非常に面白いのが、本作のいいところ。ダッシュで逃げている最中は剣をしまっているため、“鬼ごっこ”気分をタップリ満喫できるのだ。3Dでリアルに作り込まれた街で“鬼ごっこ”が楽しめるゲームって、本作以外にはたぶん存在しないのではないでしょうか?

暗殺者になりきれる、新基軸の箱庭系ゲーム

 本作はやりこみ要素もいろいろ用意されている。例えば、マップ内に隠れるように設置されてある“旗”を集める、というものだ。集めれば実績が解除されるという、Xbox 360タイトルに多いおなじみの仕組みなので、飽きている人も多いだろう。でも、実際に見つけられたときはやっぱり嬉しくなってしまうのは、ゲーマーの性であろうか。ゲームのストーリーとは一切関係ないので、興味があるプレイヤーだけ挑戦すればいいのだし。

 また、イベントも同じだ。いくつかのイベントはストーリーを進めるために行なう必要があるが、それ以外は放っておいても問題ない。「やってもいいけど、やらなくてもいい」という、この自由度の高さは好感が持てた。

画像 大部分の旗は屋根の上やベランダなど、分かりにくい場所にある。なかなか見つからない
画像 目的もなく街をブラブラと散策。箱庭系のゲームが好きな人ならば、これだけで幸せかも

画像

 まとめると、本作はプレイヤーがひとりの暗殺者になりきって、与えられたフィールドで気ままに行動するゲームといえる。敵兵は殺しきれないほどたくさんいるので、街から悪党が消えて、やることがなくなるという心配はない。なにかイヤなことがあった日、ブシュッと何人かを暗殺してから寝れば、多少は気が晴れるんじゃないかな〜。そんなストレス発散にも役立つ作品だ。日々ストレスがたまっているオトナのみなさん、ちょっと本作を試してみてはいかがでしょ?

アサシン クリード
対応機種 Xbox 360、PS3
メーカー ユービーアイソフト
ジャンル アクション
発売日 Xbox 360版:発売中、PS3版:1月31日
価格(税込) Xbox 360版、PS3版:7329円
CERO Z区分(18歳以上対象)
(C)2007 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.


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