栄光あるジオンの名の下に、わたしは生き延びることができるか?「ガンダムタクティクスオンライン」リポート(3/4 ページ)

» 2008年01月31日 00時00分 公開
[内田志乃,ITmedia]

MSの性能差が戦力の絶対的な差ではない……のは本当かも

画像 ジオン軍初期配置の編制。「わたしの手際を見せてやる」なんて、この時は意気込んでたのだけど……

 編制を終えたら、まずは試験運用してみよう。メニューの「演習」から、コンピュータ相手の模擬戦闘を行うことができる。オンラインで実戦に入る前の練習にもいいだろう。

 なお筆者は、ここで何を思ったか、ゲームの初期状態で設定されている編制のまま、最初の演習を行ってみた。旧ザクことザクIが2体にザクIIが1体、そしてザクタンクというオーソドックスな編制である。アイテムや戦術ユニットについても、そういじらなくても良さそうに思えたからだ。

 いざ演習開始。敵は陸戦型ガンダムにジムが2体、ガンタンクという編制である。量産型とはいえ腐ってもガンダム、そこへ果敢に突っ込んでいく我が隊長機ザクI。ヒートホークを振り回し果敢に奮戦するも……しかし、陸戦型とはいえ腐ってもガンダム、あっという間に葬られると、3番機、副官機と次々に落とされ、最後はひたすら逃げまくっていた4番機ザクタンクも……全滅? たった3分と40秒で4機のMSがかっ!?

画像 見よ、ヒートホークで果敢にも殴りかからんとする我がザクIの勇姿を! ガンダム? なにそれおいしいの?
画像 初戦(演習)の結果。無様なワンサイドゲームになってしまった。認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを

 やはりMSの性能差が絶対的な差なのか? などと思い、ひとまずザクIを全て排除し、隊長機には「プロトタイプ・グフ」(以下、Pグフ)、副官以下にもザクIIを2体とザクタンクを配し、パイロットや戦術も少し入れ替えて再戦。結果、辛くも勝利を収めることができた!

 ただ、それでもまだ“辛くも”勝利なのである。演習でこの程度では、とても対戦になど参戦できないではないか。そして、ここから懊悩する時間が始まり、結果思い至ったのは“被害担当機”、つまり盾役を作ることだ。

 盾役にするMSは防御力が高いに越したことはないが、しかし「当たらなければどうということはない」という某少佐(当時)の言葉に従い、パイロットには回避能力が高い人材からチョイス、結果スキルも「30秒間回避率が15%上昇」という「ジオン兵010」さんを起用した。戦術も「格闘」に特化したスタイルである。

画像 編制を何度か練り直した後の演習戦闘結果。初期に比べ、隊長機の生存時間が格段に伸びている。撃墜されたとはいえ、目論見は成功していると言えよう

 これを隊長機に据え、副官機、3番機はミドルレンジからの射撃を中心とした戦術、そして4番機はアウトレンジからの支援攻撃を指示した。つまり、隊長機だけが敵と近接戦闘を行い、同時に火線も集める被害担当をこなすというわけである。

 この方針の下に演習を重ね、副官機以下のパイロットやMSの組み合わせの試行錯誤を繰り返し、なんとかそこそこ戦える部隊編制に辿り着くことができた。よしよし、それではいよいよ、戦場へ繰り出そうじゃないか。

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