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2008年03月13日 17時24分 更新

ゲーム機用コントローラをPCで使う――その1:PS3、Xbox 360編 (1/3)

ゲーム機用のコントローラは、比較的簡単にPCで利用することが可能な場合が多い。そこで、Xbox 360およびPS3のコントローラをPCで利用する方法を紹介していこう。

 ゲーム機で利用されているコントローラは、どれも非常に扱いやすいことで定評がある。そのため、以前からPCでもゲーム機用コントローラを利用したいと考えている人も多いだろう。実際にPCでゲームをプレイするときに、プレイステーション 2用のコントローラを変換アダプタを利用してPCに接続し利用している人も多いのではないだろうか。

 それに対し、Wiiやプレイステーション 3(以下、PS3)、Xbox 360では、無線接続のワイヤレスコントローラが標準で採用されていることもあって、PCで利用することができないのではないか、と思っている人もいるかもしれない。しかし実際には、これら最新ゲーム機用コントローラもPCで利用できるのだ。そこで、WiiやPS3、Xbox 360用のコントローラをPCで利用する方法を紹介することにしよう。

Xbox 360用コントローラは簡単に利用可能

 Wii、PS3、Xbox 360の中で、最も簡単にPCで利用できるコントローラは、Xbox 360用のコントローラだ。

 Xbox 360用コントローラとしては、ほぼ標準添付となっている無線接続タイプの「Xbox 360 ワイヤレスコントローラー」と、コアシステムに添付されている、先端にUSB端子が付いた有線接続タイプの「Xbox 360 コントローラー」の2種類が存在している。このうち、有線接続タイプXbox 360 コントローラーは、当初よりPCに接続して利用することも考慮されており、専用のドライバを導入するだけで、すぐにPC用のコントローラとして利用可能となる。

 専用のドライバは、当初よりPC向けとして販売されている「Xbox 360 Controller for Windows」にCDで添付されている。また、マイクロソフトの「Microsoft Hardwareホームページ」からダウンロードすることも可能なので、コアシステムに同梱されているXbox 360 コントローラーも、そちらからドライバをダウンロードすれば利用可能となる。

 それに対しXbox 360 ワイヤレスコントローラーは、そのままではPCでは利用できない。Xbox 360 ワイヤレスコントローラーには、充電用のUSBケーブルを接続できるようになってはいるものの、そのケーブルでPCに接続したとしてもコントローラとして認識されないからだ。しかし、「Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプター」というUSB接続の無線レシーバーをPCに利用することで、Xbox 360 ワイヤレスコントローラーをPCで利用することが可能となる。しかも、このXbox 360 ワイヤレスゲームアダプターでは、Xbox 360 ワイヤレスコントローラーだけでなく、「Xbox 360 ワイヤレスヘッドセット」や「Xbox 360 ワイヤレスレーシングホイール」などのXbox 360用ワイヤレス機器もPCで利用できる。つまり、PCでもXbox 360とほぼ同等のゲームプレイ環境をワイヤレスで実現できるのである。

 Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプターは、2100円(税込)で販売されている。Xbox 360を利用している人にとっては、比較的少ない出費でPCでもコントローラを利用できるようになるため、Xbox 360とPC双方でゲームを楽しんでいるという人であれば十分元が取れる金額と言っていいだろう。

 ただし、Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプターを利用する場合には1つだけ注意すべき点がある。それは、Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプターを利用してXbox 360 ワイヤレスコントローラをPCで利用すると、Xbox 360とのペアリングが切れてしまうという点だ。

 Xbox 360 ワイヤレスコントローラーは、基本的にペアリングを行った親機との間でのみ利用可能となる。これは、他の親機との間での誤動作を防ぐためのもので、ワイヤレス機器には必要不可欠な機能だ。そのため、1つのXbox 360 ワイヤレスコントローラーを、Xbox 360とPCとで共有したいとしても、使うたびにそれぞれでペアリングを行わなければならないことになる。この点は少々面倒ではあるが、ワイヤレス機器の仕様上しかたがない。もちろん、ゲームプレイ時の快適度はこの問題を補って余りあるため、我慢して使うしかないのかもしれない。

画像 ケーブル接続タイプの「Xbox 360 コントローラ」は、PCのUSBコネクタに接続するだけですぐに利用可能となる
画像 「Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプター」を利用すれば、「Xbox 360 ワイヤレスコントローラー」や「Xbox 360 ワイヤレスレーシングホイール」、「Xbox 360 ワイヤレスヘッドセット」などもPCで利用可能となる

画像 Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプターを利用する場合、赤い丸印の位置にあるボタンを押してXbox 360 ワイヤレスコントローラーとPCをペアリングする必要があり、Xbox 360とのペアリングが切れてしまう。1つのコントローラをPCとXbox 360で共有する場合は少々面倒
画像 Xbox 360 コントローラ用のドライバは、マイクロソフトの「Microsoft Hardwareホームページ」で配布されており、ダウンロードして導入可能だ

非公認ドライバで快適に利用する

 マイクロソフトが配布している、Xbox 360 コントローラーのWindows用デバイスドライバは、十字キーがハットスイッチに割り当てられていたり、左右のトリガーが同じZ軸のコントロールに割り当てられていたり、振動機能が利用できないなど、登場当初から問題が指摘されていた。しかもこの問題は現在でも改善されておらず、せっかくのコントローラーも快適に利用するにはほど遠い状況となっている。

画像 標準ドライバでXbox 360 ワイヤレスコントローラーを認識させた様子。X軸/Y軸が左アナログスティック、X回転・Y回転が右アナログスティック、Z軸が左右のトリガーキー、ハットスイッチが十字キーとしてアサインされている
画像画像 標準ドライバでは、左右のトリガーボタンが同じZ軸にアサインされているため、Lトリガーにブレーキ、Rトリガーにアクセルというように、左右で異なる機能を割り当てることが不可能

 そこでおすすめしたいのが、有志が開発したデバイスドライバだ。このデバイスドライバはマイクロソフト非公認ではあるが、標準ドライバが抱える問題の多くが解決されているだけでなく、振動機能も利用可能となっており、非常に魅力的。公開されているのは、Xbox 360 コントローラー/ワイヤレスゲームアダプター用のドライバで、Windows XP/2000用だけでなくWindows Vista用、64bit用も用意されている。また、Xbox 360 ワイヤレスゲームアダプター用ドライバでは、Xbox 360 ワイヤレスコントローラーに加え、Xbox 360 ワイヤレスレーシングホイールも利用可能(フォースフィードバック機能には未対応)。Xbox 360 ワイヤレスヘッドセットは対応していないが、特に大きな問題ではないだろう。

 この非公認デバイスドライバは、当然マイクロソフト未サポートであり、利用は自己責任ということになる。しかし、実際に利用してみても問題が発生したことは全くなかった。非公認ではあるが、Xbox 360用コントローラをPCで利用する場合にはおすすめとなる。

画像 有志が開発した、マイクロソフト非公認のデバイスドライバを利用すれば、標準ドライバの問題が解消される
画像 非公認デバイスドライバでは振動機能も利用可能となる
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[平澤寿康,ITmedia]

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