レビュー
2008年04月02日 12時00分 更新

「ぷちえう゛ぁ」レビュー:

サクサクプレイで、シンジやアスカや綾波と学園生活を! (1/2)

「新世紀エヴァンゲリオン」のデフォルメシリーズ“ぷちえう゛ぁ”がゲームになった。かわいくデフォルメされたシンジやアスカや綾波にいつでもどこでも会えちゃうゲームが、ニンテンドーDSで登場だ。気軽にプレイできるけど、なかなか歯応えのある、珠玉のゲームをどうぞっ!

エヴァのもうひとつの物語? かわいい“ぷちえう゛ぁ”の世界

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 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(通称エヴァ)のキャラクターたちをスーパーデフォルメしたシリーズ「ぷちえう゛ぁ」。その世界観を再現したゲームがニンテンドーDSで登場した。その名も「ぷちえう゛ぁ」。ぷちえう゛ぁのキャラたちが総登場するミニゲームをプレイしながら、オリジナルのぷちえう゛ぁストーリーを楽しめる作品だ。

 「新世紀エヴァンゲリオン」と言えば、1995年のテレビ放送以来、そのキャラ、物語、世界観が永く愛され続けているアニメシリーズ。物議をかもしたテレビ版のラストから2作品に分けて上映された劇場版に至るまで、社会現象を巻き起こしたロボットアニメとして、あまりにも有名だ。また、昨年には「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」と題して新たなエヴァンゲリオンの劇場版が公開された。

 今後は“序”に続く“破”、“急”、そしてサブタイトル未定の4作目までの劇場版連作が予定されており、従来のストーリーとは違う展開が描かれる模様。昨年“序”が公開された際、昔からのファンや若いファンまで巻き込んで大いに盛り上がったのは、記憶に新しいところだ(かくいう筆者も映画館まで観に行って、最後の予告編に「オオォ」と身震いした1人だったりする)。

画像 こんなかわいいシンジに会えますよ!

 その「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の公開前に発表されたのが、ぷちえう゛ぁという公式デフォルメシリーズ。エヴァンゲリオン熱がふつふつと再燃する中、本編とは一味違う新たなキャラクター展開として、スーパーデフォルメされたかわいい各キャラと本編のセルフパロディとも言える内容が、ファンの間でも人気を博している。少年エース・ケロケロエースでのマンガ連載、バンダイチャンネルでのアニメ配信、フィギュアや食玩などのグッズ販売など、さまざまな媒体でぷちえう゛ぁが展開する中、バンダイナムコゲームスからリリースされたのが本作だ。なお、「新世紀エヴァンゲリオン」のゲームは、今までにNINTNDO64、プレイステーション 2、PSPなどでいくつも発売されているが、ぷちえう゛ぁのゲームは本作が初である。

ねるふ学園でスクールライフを満喫する、エヴァな人たち

 まずは本作の世界観について触れておこう。本作は、本編“エヴァンゲリオン”の世界とは全く別物と思ってもらっていい。舞台が第3新東京市である点は同じだが、ぷちえう゛ぁの世界では碇ゲンドウが学園長を務める“ねるふ学園”が存在し、登場人物たちは学園生活を楽しく送っている、という設定だ。とにかくほのぼの、とにかくかわいい、そんな愛すべき世界が、そこにはある。

 主人公の碇シンジは、ねるふ学園中等部2年生。アスカや綾波3姉妹に囲まれ、いじられ、ふりまわされる、被害者かつツッコミ役だ。アスカが天才帰国子女というあたりは本編と同じだが、綾波レイにいたっては3姉妹になっている。無口で大人しい長女“綾波”、元気でスポーツ万能の次女“スポ根”(綾波と双子の設定)、毒舌家の三女“チビ波”の3人がいて、いずれもなかなかのクセモノだ。

 その他に本編ではシンジたちが乗り込むエヴァンゲリオンが、なぜかシンジたちとともに学園に通う生徒になっており、エヴァンチョーという名で学園の番長をはっていたりする。渚カヲルは生徒会長だし、ミサトは国語の先生だし、とにかく徹底的に学園モードな彼らなのだ。

画像画像 本編のシリアスなテイストもいいが、真逆にあるぷちえう゛ぁの世界も味わい深い。みんながみんな、かわいくなって総登場だ

シンジたちとともに過ごす、ねるふ学園でのハチャメチャな生活

画像 おはなしを進めておたからをゲットだ

 本作には「おはなし」「おたから」「オプション」という3つのモードがある。メインモードは「おはなし」だ。

 メインモードのおはなしは、ねるふ学園でのシンジの生活を中心に展開する。学園生活のスタートである4月から始まり、1ヵ月ごとに新しいおはなしが登場するのだ。テストや夏休み、体育祭やバレンタインデーなど、季節ごとにイベントは変化する。各おはなしで発生する事件をミニゲームをクリアして解決することで、次のおはなしに進める、という流れだ。事件といってもほのぼのしたもので、ギャグやドタバタな会話を交えながら、楽しくもハチャメチャな学園生活が描かれている。


画像画像 おはなしでは、まず会話デモがある。会話を送るには下画面をタッチ。なお、スタートボタンでスキップもできる
画像 会話が終わると「もくてき」と「そうさ」が表示される

画像 おたからコンプを目指してミニゲームをクリアしていこう

 各ゲームは基本的にタッチペンのみでプレイ可能。短いものは1、2分で終わるが、パズル系のゲームで詰まると何分も考えてプレイすることもあるだろう。全体的な難易度はそう高くなく、スラスラさくさくとクリアできた。だが、「こりゃ楽勝だな〜」なんて調子に乗っていると、たまに1度のプレイではクリアできない面や難易度がグッと高くて「これどうやってクリアするの?」と思えるような面にブチあたることもある。

 では、ゲームに詰まってしまったら先に進めないかというと、さにあらず。3回失敗したら、ちゃんと次のおはなしに進めるようになるのだ。あまりにスラスラとクリアできては歯応えがないし、かといって意地悪な難しさでとうせんぼされるのもストレスがたまるというもの。その点、本作では難易度とプレイの進行のバランスが、かなりしっかり調整されているように感じた。

 なお、おたからモードでは、おはなしのミニゲームをクリアすることで手に入るおたからの数々を確認することができる。

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[仗桐安,ITmedia]

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