インタビュー
2008年04月07日 15時54分 更新

「ナルニア国物語」プロデューサーインタビュー:

ナルニア国、第2章もゲーム化――よりアクション増した大人な作品

5月21日より全国ロードショーされる「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」がWiiとニンテンドーDSでゲーム化される。プロデューサーのマーク氏に、映画とゲームについて聞いてみた。

カスピアン王子はとにかくかっこいい

wk_080407naru01.jpg 「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」プロデューサーのマーク・ジョンソン氏

 「ナルニア国物語」はシリーズ全7巻、世界29カ国で出版され、累計発行部数約8500万部を誇るベストセラーで、2008年5月21日より第2章「カスピアン王子の角笛」が全国劇場公開される。前作の「ライオンと魔女」と同様、本作でもWiiとニンテンドーDSでゲーム化されることになっている。今回、映画のプロデューサーでもあるマーク・ジョンソン氏に、ゲーム化についてうかがった。

 前作「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」に比べると、よりダークでアクション性が増しているのが「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の特徴とマーク氏(映画は5月21日より全国超拡大公開)。インタビュー前日に新宿のバルト9で開催された特別フッテージ上映会では、十数分の未完成映像が公開されたが、それを裏付けるかのように迫力あるアクションシーンを確認することができた。なお、上映会にはカスピアン王子役のベン・バーンズ氏も登場した。

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 フッテージでは、王位継承をめぐる陰謀に巻き込まれたカスピアン王子が、暗殺者から逃れる冒頭シーンや、第3章でも活躍する誇り高きネズミの騎士、リーピ・チープなども登場。角笛の音に導かれるように、ペベンシー兄妹も再びナルニア国へと舞い戻るシーンも確認できた。

伝説の角笛が鳴り響く時、絶望の淵から、ナルニアの運命がひとりの王子に託された

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 ペベンシー兄妹が治めた黄金時代から1300年の歳月が流れたナルニア国。戦闘国家テルマール人に征服されたこの国に、もう魔法は存在しなかった。人間たちに迫害されて生き残ったナルニアの民は、森に逃れ、歴史に葬られながら、この暗黒の闇の世界に光をもたらす者の出現を待ち続けていた。一方、テルマールの王宮では、亡き王の弟ミラースが、正統な王位継承者カスピアン王子の暗殺を企てる。

 “伝説の4人の王”を呼び戻すと言われる魔法の角笛だけを手に、城から逃亡した美しき王子は、テルマール人が決して足を踏み入れない森の奥深くで、ナルニアの民と出会う……。その時、すべての運命がカスピアンの手に委ねられた。


 Wii版の「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」は、Wiiリモコンを剣や斧や弓矢に置き換えて敵をなぎはらう爽快(そうかい)アクションがウリ。グラフィックも映画を忠実に再現しており、主人公のカスピアン王子はもちろん、ペベンシー兄妹やもの言う獣など総勢16人ものキャラクターでプレイすることが可能となっている。さらに、グリフォンやケンタウルス、巨人などのサブキャラクターも登場し、チームプレイでイベントクリアを目指すパズル的なミッションなど、60以上のステージが収録されている。特にWii版では2人でのプレイを推奨しており、協力しながら進めていくこともできる。

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 次にDS版だが、Wii版同様16人のプレイヤーキャラクターでゲームを進めていくのは変わらないが、タッチペンでの攻撃アクションやストーリーの縦向き表示など、よりDSを意識した作りになっているのが特徴だ。オリジナルイベントも豊富で、複数のキャラクターによるコンビネーションプレイも可能だ。また、キャラクターの組み合わせに応じた必殺技も出すことができる。タッチペンでの戦闘は、画面に表示される剣の動きをなぞったり、引っ張った矢で的を射抜くなど、武器の特徴に合わせた緊張感あるシーンを実現している。

wk_080407naru19.jpg ドワーフのいる地ひびき森の鍛冶場。アイテムを持っていくと、武器をアップグレードしてくれる
wk_080407naru20.jpg ミラース(カスピアン王子の叔父で、カスピアン王子暗殺を企てる)の城。そこに見えるのは一見普通のペット(犬)だが……?
wk_080407naru21.jpg ケア・パラベルの跡地近く。後ろから人喰い鬼が迫っている

wk_080407naru02.jpg 当初、ゲームを3Dで作ろうという話もあったと明かすマーク・ジョンソン氏。残念ながら本作では見送られた

 マーク・ジョンソン氏は、前作の「ライオンと魔女」に比べても、「よくできている」と太鼓判を押す。まだ開発途中ではあるが、映画のようなストーリー性がありながらも、オプションも多く、個人的にも本作のほうが自分の好みだと明かす。

 マーク氏は今までさまざまな映画のプロデュースを行ってきたが、ゲームになった作品は前作がはじめてだったのだそうだ。「レインマン」や「グッドモーニング・ベトナム」などの映画を手がけてきたが、ことゲームに関しては初めての経験が多く、学べることも多かったとのこと。

 「スケールの大きな映画を作る際、特にフランチャイズの場合、一歩下がって客観的に作品を見ることが大事で、ヒットしたから作るというわけでなく、ちゃんとゲームとして成立して、(それ単体で)面白くなくちゃいけない」(マーク氏)

 本作のゲーム化にあたっては、監督のアンドリュー・アダムソン氏が熱心に関わってアドバイスしていたとか。アンドリュー氏自身もそれほどゲームをする人ではなかったが、ゲームそのものが楽しくなることを考え、映画にのっとったものではなく、ゲームとして面白くなるように考えていたとのこと。


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 本作では16人ものプレイヤーキャラクターが登場するが、あくまでもメインはカスピアン王子とペベンシー兄妹の5人とマーク氏。それぞれのファンも納得の内容になっているし、人気のリーピ・チープも活躍する自信の作品となっている。

 「1作目よりずっとエキサイティングになりドラマティックになっています。1作目が女性にウケる要素が多かったが、今作はアクションも多く、どちらかというと男性が喜ぶ要素が多く、より大人向けになっていると思います。ぜひ映画もゲームもどちらも楽しんでください」(マーク氏)

「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」
対応機種Wii/ニンテンドーDS
ジャンルアクションRPG
発売予定日2008年6月
価格(税込)6090円(Wii)、5040円(DS)

関連キーワード

Wii | ニンテンドーDS | アクションRPG


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[加藤亘,ITmedia]

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