連載
2008年04月18日 17時36分 更新

ヴァナ・ディールをもう一度:

2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(最終回) (1/2)

少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。憧れのトゥー・リア地方への到達、そしてレベル75達成という大きな目標を成し遂げたこともあり、突然ですが今回でこの連載は最終回となります。ご愛読どうもありがとうございました。最後に僕のドタバタ道中をお楽しみください。

冒険者なら誰しもが憧れる空に浮かぶ島へ

wk_080418ffxi01.jpg 単体ダメージ技の「光輪剣」が強力だったが、それ以外は恐れることのない相手。やはりボス戦は専用のBGMが流れるのでテンションが上がる

 長きにわたりLSメンバーでこつこつと進めていた「ジラートの幻影」ミッションが、ひとつの大きなクライマックスを迎えるところまで到達した。ミッション名は「デルクフの塔再び」。クフィム島にそびえ立つデルクフの塔最上階にあるBF(バトルフィールド)で待ち構える敵、Kam'lanaut(カムラナート)を倒すことが目的だ。

 このカムラナートはジュノ大公国を治める大公で冒険者を手助けする立場でありながら、なぜ戦うことになるのか!? ほとんどのプレイヤーには周知の事実かと思うが、まだ真相を知らない人はぜひ自分の目で確認していただきたい。まあ、見た目からすでに悪人面だったので(失礼)、この筋書きはある程度予測していたが、いざ本当に戦うとなるとそれなりに緊張する。メンバーとともにデルクフの塔最上階へ続く長いらせん階段を登りBFへたどり着くと、初めて見た頃とは明らかに異なる姿へと変貌し、訪れた僕たちを待ち構えていた。

 僕以外のメンバー全員がほとんどレベル75ということもあり、バトルは危なげなく勝利。そして今後の物語の展開を大いに期待させるイベントを堪能しミッションをクリアすることに成功した。「ジラートの幻影」ミッションを進めると「トゥー・リア」と呼ばれる天空に浮かんだエリアに行けるようになる。カムラナートを倒した今、トゥー・リアへ到達するためには、あと4つのミッションをクリアする必要があり、そのうち3つはバトルがなく特定のNPCと会話するだけでクリアできる。残りの1つはマジックポット族のNMを倒すことになるのだが、カムラナートに比べると弱い敵なので臆することはない。早くトゥー・リアへ行きたい僕の心中を察したのか、LSのメンバーはその日のうちに4つのミッションをクリアする計画を事前に立ててくれていた。その甲斐あって僕たちは次々とミッションをこなしていき、ついに念願のトゥー・リアへと足を踏み入れることができたのである。

wk_080418ffxi02.jpgwk_080418ffxi03.jpg マジックポット族やイビルウェポン族が数多く生息しているエリア「ロ・メーヴ」を抜けるとトゥー・リアへ辿り着ける。入口の床はガラス張り(?)になっており、移動すると足跡が光輝くハイテク技術。その下には空が広がっている

 初めてトゥー・リアを訪れたとき、そこから見える壮大な景色に絶句した。そのとき、メンバーの誰かがアニメ作品「天空の城ラピュタ」に登場するキャラクターと同じ台詞「ラピュタは本当にあったんだ!」と叫ぶ。このアニメについてはもはや説明不要だと思うが、簡単に言うと国内外で名をとどろかせているアニメーション作家、宮崎駿氏が監督を務めており、「ラピュタ人」と呼ばれる古代人が住んでいた大空に浮かぶ城を探すアドベンチャー・ロマン満載な作品。数々の宮崎駿アニメのなかでも最高傑作とうたわれている(僕の中で)。トゥー・リアは天空に浮かんでいるため、冒険者からはこの作中に登場する「ラピュタ」と呼ばれることが多いらしい……という話は聞いていたのだが、実際に来てみるとそう叫びたくなる気持ちがものすごく分かる。大空に島が浮かんでいると想像しただけでも冒険心が掻き立てられるのに、本当に到達できたときの感動はたとえようもないくらいに大きい。どデカイ大仕事をやり遂げた満足感がある。

wk_080418ffxi04.jpgwk_080418ffxi05.jpg 言いたかった台詞をほかのメンバーに言われて少し悔しいかったが、トゥー・リアから一望できる景色は「見事」に尽きる。本当に天空に浮かんでいる島なのだ

 周囲をうろつき、ただ口をポカンと開けて風景に見入っていた僕に、リーダーが「記念撮影を撮ろう」と粋なイベントを提案した。ちなみに記念撮影とはスクリーンショットを撮ることと同義である。確かにこの場所での記念撮影はロケーションとしては最高だ。早速リーダーの近くに集まり、メンバー全員がベストショットに写れるように並ぶ。Lサイズのガルカ(=自分)は当然後列に配置だ。記念撮影で綺麗に整列したのは、ひょっとしたら修学旅行以来かもしれない。(そういえば、そのときも後ろに並んでいたよな……)などと思い出にふけりながらリーダーがシャッターを押すカウントを始める。せっかくなので僕もそのタイミングに合わせて撮影することにした。これまで個人的に数多くのスクリーンショットを撮ってきたが、この写真がもっとも感慨深い一枚になった。

wk_080418ffxi06.jpgwk_080418ffxi07.jpg 庭に生息する敵はノンアクティブで近づいても平気ということなので、ウロウロと辺りを散歩。意外に広くてビックリした

wk_080418ffxi08.jpg 格納庫に入っている「Groundskeeper」は視覚感知のアクティブの敵で近づくのは危険。格納庫にロボ型の敵が入っているというシチュエーションも「天空の城ラピュタ」ぽくてイイ!
wk_080418ffxi09.jpg クリスタルの中でも貴重な「光のクリスタル」を落とす「Light Elemental」。想像以上に硬くほとんどゼロダメージなのにビックリした

初めての印章BFで思わぬ金策チャンスが!

 友人と先日「印章BF」なるものに行ってきた。印章BFとは敵を倒すとまれに入手できる「獣人印章」や「獣神印章」をジュノ大公国にいるNPCに規定枚数渡して該当するオーブと交換してもらい、それを各地にあるBFにトレードするとバトルが楽しめるというもの。バトルに勝つと戦利品として貴重なアイテムがもらえることもあり、熟練した冒険者に人気の高いコンテンツらしい。その日、僕が参加した印章BFは獣人印章を60枚渡すともらえるムーンオーブを怨念洞のエリア内にある「生贄の間」のBFへ入る扉にトレードすると発生するバトル「特命介錯人」。召喚士、シーフ、忍者、黒魔道士とそれぞれジョブが異なる4体のトンベリ族を倒すことが目的だ。友人はなぜ、この印章BFを主催したのかと言うと、戦利品にある首装備の「インフィブルトルク」と「エレメンタルトルク」が競売で比較的高値で取引きされているからで、運が良ければ金策にはもってこいだからとのこと。確実に目当ての戦利品が入手できるわけではないが、普段金策に苦しんでいる僕にとってはありがたいこのチャンスを断る理由はない。ムーンオーブが必要な印章BFはレベルが60に制限されるとのことなので、装備を整えたのち早速友人を含むLSメンバー5人と合流した。

wk_080418ffxi10.jpg ムーンオーブのBF戦はすべてレベル60の制限がかかる。ちなみに生贄の間にムーンオーブをトレードすると「特命介錯人」と「先行特務隊」の2種類のBF戦が選択可能

 生贄の間へは怨念洞とウガレピ寺院の2エリアを抜ける必要があるのだが、僕はどちらのエリアもあまり訪れたことがないので地理的な知識がないに等しい。しかも急な飛び込み参加であるため、エリアの仕掛けを解くために必要なアイテムも持っていないとなると、友人のLSに「おんぶにだっこ」状態で移動するほか方法がない。そんな自分がもどかしくもあったものの、リーダーのナイスナビゲーションで迷うことなく目的地へ到着し、誰が最初にムーンオーブをトレードするかを「/random」で数字が大きい順に決めることになった。もっとも大きい数字を叩き出したのは僕。いささか緊張しながらリーダーが提示する作戦に聞き入る。トンベリ族を4体も相手にするので入念な作戦会議は必須だ。リーダーが言うには、倒す順番は黒魔道士→シーフ→忍者→召喚士がベストらしい。それぞれの敵名の頭文字を教えてもらい、どの敵に挑発(戦士のアビリティで対象した敵の敵対心を自分に向ける)するかを話し合う。ひととおり作戦会議が終わって、ついに初の印章BF戦がスタートした。

 僕らのパーティ編成は忍者2人、戦士、白魔道士、黒魔道士、赤魔道士の6人。各々が食事や強化魔法で準備を終えたのを確認すると、まずは黒魔道士が効果範囲内の敵全員に睡眠効果を与えるスリプガIIを発動する。敵が全員眠りについた直後、忍者であるリーダーが最初に倒すべき敵にターゲットを合わせ挑発を開始。それを合図にもう1人の忍者と僕は攻撃を開始しながら残りの敵に挑発を入れる。これは眠りから覚めた敵が黒魔道士を襲わないようにするためで、そのあいだに黒魔道士は目覚めた敵に再びスリプガIIを詠唱。複数の敵を相手にするときは、「寝かせているあいだに1体ずつ確実に倒す」戦術が主流になっている。このときも順調に敵を倒していたのだが、3体目に倒す敵にトンベリ族の特殊技である急所突き(瀕死ダメージ+敵対心減少の効果)が僕に命中。1000以上のダメージを受けまさしく瀕死になった僕に残りの敵が追い打ちをかけ、あえなく戦闘不能になってしまった。ケタ違いのダメージ値にあっけにとられていたが、残りのメンバーの活躍ですべての敵を撃沈することに成功。勝利したことも嬉しかったが、被害者が僕1人だけですんだのでホッと胸をなでおろした。飛び入り参加で真っ先に戦闘不能になり、挙句敗北となると申し訳なくて泣いていたかもしれない。

wk_080418ffxi11.jpgwk_080418ffxi12.jpg 考えもなしにWS(ウェポンスキル)を発動したのがいけなかったようだ。敵の攻撃が僕に向けられ、そのまま急所突きで瀕死状態に。恐るべき一刺し……

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[山本博幸(ねこひげLLC),ITmedia]

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