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2008年05月14日 18時01分 更新

未来のサッカー日本代表誕生のきっかけとなりたい――「イナズマイレブン」クロスメディアプロジェクト発表会

レベルファイブは、ニンテンドーDS用超次元サッカーRPG「イナズマイレブン」を8月22日に発売するに伴い、マンガ、アニメ、トレーディングカードゲームなどのクロスメディア展開を実施する。発表会では、据え置き機での展開も公表された。

未来へのキックオフ!

wk_080514inazuma01.jpg 左よりキャラクターの円堂くん、三井物産の森内氏、オー・エル・エムの奥野氏、レベルファイブの日野氏、JFAアンバサダーの小倉氏、小学館の久保氏と佐上氏、そしてキャラクターの豪炎寺くん

 レベルファイブは、ニンテンドーDS用超次元サッカーRPG「イナズマイレブン」を8月22日に発売する。「イナズマイレブン」は、ゲームを中核として、マンガ、テレビアニメ、カードゲームといったマルチ展開を実施する予定で、本日秋葉原のUDXにおいて、“未来へのキックオフ!”と題したイナズマイレブン クロスメディア プロジェクト発表会を催した。

 「イナズマイレブン」は、雷門中学校弱小サッカー部のキャプテン、円堂守(えんどうまもる)が仲間と成長していく熱血青春ストーリーで、「プレイヤーの手によってゲーム内のキャラクターを収集・育成・交換・対戦」できる新感覚のサッカーRPG。1000人以上の魅力ある個性的なキャラクターをどう育てるかが鍵となる。昨年8月に開催された「LEVEL5 VISION 2007」でタイトルが発表され、同年の東京ゲームショウでは体験版が無料配布されている。

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 発表会では、今回のクロスメディアプロジェクトに参加する各社代表者が集結。レベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏をはじめ、小学館 キャラクター事業センター センター長の久保雅一氏、同じく小学館 コロコロコミック編集部 編集長 佐上靖之氏、オー・エル・エム代表取締役社長の奥野敏聡氏、三井物産 メディア事業部 映像コンテンツ事業室 室長 森内譲氏のほか、ゲストとして元日本代表でJFAアンバサダーの小倉隆史氏も駆けつけた。


wk_080514inazuma02.jpg 「イナズマイレブン」の早期購入者特典として「秘伝の書」を同梱すると日野氏。「秘伝の書」には、ここでしか入手できない情報が収録されている

 オープニングPV上演後日野氏は、本作がいまだ完成していない段階での今回の発表会について説明した。それによると、ゲームを根幹とした「イナズマイレブン」クロスメディアプロジェクトの第1弾として、明日5月15日に月刊コロコロコミックにおいて連載マンガがスタート。以後、さまざまなメディアがからんでひとつのコンテンツを打ち出すその晴れの日を記念してとのこと。ソフトの完成を待っての発表会ではなく、プロジェクトのはじまりを契機にこういうイベントを催すに至ったと、タイトルとしての盛り上げとその可能性を示した。

 日野氏は本作について、これはサッカーではないと言う人もいると思うが、あくまでも超次元サッカーだと紹介する。現実不可能と思える技だとしても、楽しければ何でもありだし、その荒唐無稽な世界こそが、ターゲットとしている子供たちの世界なのだと、子供たちに遊んでほしいと希望を述べた。某サッカーマンガがかつて一世を風靡し、数多くのサッカー選手を生んだきっかけとなったように、これを遊んだ子供たちの中から、未来の日本代表選手が生まれることを願うと挨拶した。

 「最高のコンテンツとは、人生に影響を与えるものだと思います。『イナズマイレブン』は、そういうものに育てていきたい。レベルファイブとして純然とした子供向けタイトルとなります。子供は純粋でかつシビアな目を持っていると思うので、そんな子供たちを唸らせるようなものを作るという気概で開発しており、実際いいものになっています。ぜひ子供たちに広げて、人気タイトルに育てていき、『レイトン教授』シリーズにつぐ新たな大ヒット作としたい」(日野氏)

 続いて、今回のクロスメディア展開について「レイトン教授」シリーズでもなじみのある久保氏が登壇した。久保氏は、毎日ワクワクして過ごしていると、期待度の高さをうかがわせた。こうしたクロスメディア展開の手法を取る過去の事例と異なり、どう各メディアとの連携を保つかが成功の第一歩と久保氏は、責任者たちのモチベーションをキープすることが重要との見識を示す。「このメンバーと一緒にやって外したことがない」と豪語するように、モチベーションの高いメンバーに恵まれたタイトルとなっていると自信をうかがわせた。


wk_080514inazuma03.jpg 久保氏は、これだけのメンバーで外すことはないと絶対の自信があると胸を張る
wk_080514inazuma04.jpgwk_080514inazuma05.jpg まずクロスメディアの初陣をかざることになったマンガについて佐上氏は、「昨今、熱血スポーツものに懐疑的な見方もあるが、いつの時代でも男の子が勝負を諦めないという普遍的なテーマが盛り込まれており、心に響くものとなった」と、5月15日月刊コロコロコミック6月号に連載開始のやぶのてんや氏のマンガを紹介する。しっかりとした手応えを感じており、初陣を勝利でかざることを約束した

wk_080514inazuma06.jpgwk_080514inazuma07.jpg ゲーム内のアニメの制作も担当しているオー・エル・エムからは奥野氏が登壇。オー・エル・エムは、劇場版&TVアニメ版ポケットモンスターの制作でも知られており、信頼できるスタッフで固めたと、本作の成功を確信していることをうかがわせる。作品的には2Dで制作されるが、サッカースタジアムを3Dで制作している。あくまでもゲームを踏襲しつつ、現在はさらなる作り込みを構築しているところだという。このTVアニメをきっかけに、劇場版やスピンオフなどの展開も狙っていきたいと語った
wk_080514inazuma08.jpg トレーディングカードゲームについて森内氏は、早くも海外展開の可能性を示唆する。国内のトレーディングカードゲーム市場は一時下がったものの、昨年は650億円にまで盛り返し、北米でも同様の市場があると意欲を見せる。代表作の「デュエルマスターズ」同様、力強い原作のパワーを借り、必ず成功してみせると気炎を吐いた。現在は試作を使って、ゲームバランスの調整をしているとのこと

応援ゲストとして小倉隆史氏登場

 ここでゲストとして、自身もイナズマイレブンのアンバサダーと紹介する小倉隆史氏が駆けつけた。小倉氏がサッカーを始めた頃、某サッカー漫画を通じてサッカーの面白さを学び、マネをすることで上達していったことを振り返り、本作もそうした未来のサッカー選手たちが持つ無限の可能性を引き出す作品となってほしいとエールを送った。

 その後は日野氏も加わり、小倉氏が開発途中の「イナズマイレブン」を持って、サッカー少年団のところに赴き、実際に体験してもらった直撃リポートの様子を上映した。少年たちは口々に面白かったとコメント。「操作が難しい」や「技がかっこいい」と子供らしい率直な意見を述べていた。こうした自然な反応が引き出せるタイトルだと小倉氏も太鼓判を押した。

 舞台はそのままトークセッションに移行。リポートの際に、大半の子供がすでに「イナズマイレブン」を知っていたことに触れ、日野氏は「これもクロスメディア展開のおかげ」と、すでに効果が出ていることに言及する。確かに難しいと思うところもあるかもしれないが、コツをつかめばスーパープレイも夢ではないと、本作は直感的に楽しめる簡単な内容であることを強調した。

wk_080514inazuma09.jpgwk_080514inazuma10.jpgwk_080514inazuma11.jpg 日野氏は昨年、東京ゲームショウで体験版をプレイする子供に、ある開発中のゲームについて聞いた際、「ゲームは面白いけど、キャラクターがかっこよくない」と、歯に衣着せない子供らしい意見を尊重し、その後すぐに改善を指示したと、小倉氏に語っていたのが印象的だった

wk_080514inazuma12.jpg 発表会後には開発途中の「イナズマイレブン」の試合パート、RPGパート、通信対戦パートに分かれての試遊会が催された

 小倉氏は、「サッカーをやっているからゲームに興味を持つ人もいるように、ゲームをやってサッカーに興味を持つ人もいると思う。サッカーを広めるきっかけとして、楽しさを感じられるゲームになっている」と、本作に期待していると挨拶した。

 発表会では、サプライズ発表として「イナズマイレブン」が、据え置き機での開発も行われていることに言及。さらに「イナズマイレブン」を広めていく準備をしていると報告した。どのハードになるのか、いつ頃になるのかについては発言を控えたが、さらなるメディアへの展開も予感させた。

「イナズマイレブン」
対応機種ニンテンドーDS
ジャンル収集・育成サッカーRPG
発売予定日2008年8月22日
価格(税込)4800円
(C)LEVEL-5 Inc.


[加藤亘,ITmedia]

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