アオイシロ――神秘的な伝奇物語と少女たちの恋愛に感じる妖しい魅力に悶えるべし!「アオイシロ」レビュー(3/3 ページ)

» 2008年05月20日 00時00分 公開
[雛見沢秀一,ITmedia]
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梢子や百子も合わせた7人の女の子を紹介!

 ここではメインキャラクター6人と、サブキャラクターながらメイン級の存在感を感じさせた百子をご紹介。筆者が彼女たちのここに萌える! というポイントを敏感に感じとり、独断と偏見で星5つからなる萌え度を使って評価しつつ紹介していく。

小山内梢子 (CV:日烽フり子)

萌え度:★★★☆☆

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 本編の主人公で、剣道部の部長を務める高校2年生の女の子。マジメで常に部員のことを考えているしっかり者。思いやりのある女の子なのだが、不器用ゆえにうまく言葉で表せず損をする。固いイメージを持たれるが、考えていることは意外と乙女ちっく。他の女の子にそこを突かれた時の赤面っぷりは必見!

相沢保美 (CV:山口立花子)

萌え度:★★★★☆

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 剣道部のマネージャーを務める女の子。体が弱いため激しく体を動かせないが、趣味の料理は達人レベル。梢子に一目ぼれし、その勢いで剣道部に入った。病弱、可憐、先輩に片思いと、百合キャラ検定があったらラクラク合格できるような要素を兼ね備えている。

喜屋武汀 (CV:藤村歩)

萌え度:★★★☆☆

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 咲森寺で寝泊まりする少女。気さくでサバサバした性格で、スタイルと運動神経がともに抜群。梢子は苦手と評したけど、不器用で無愛想な梢子とバランスとれて、いいパートナーになるんじゃないかと妄想してしまう。夜な夜な浜辺に出ては夜釣りをたしなんでいるが、なにかしら理由がある模様。

ナミ (CV:佐藤利奈)

萌え度:★★★★★

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 浜辺でうちあげられていた所を梢子や保美に助けられた少女。そのせいか、ひな鳥の刷り込みのように2人になついている。とろんとした目やぼーっとした性格、梢子たちにべったり甘えてくる様は鼻血ものです。食事中に鮭の小骨を必死に取ろうとする姿や、剣道部員の練習風景を見て竹刀を振るマネをする姿など、もうナミ、いやナミたんが、何をするにもかわいすぎて、彼女の一挙手一投足にもだえます。

カヤ (CV:清水香里)

萌え度:★★★★☆

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 20代前半の容貌をした謎の女性。古めかしい銅剣を携え、因縁の地である“卯良島”を目指している。クールでスタイルのいいお姉さん。ルートによっては物語終盤でちょこっとしか登場しない場合もある。

コハク (CV:瑞沢渓)

萌え度:★★☆☆☆

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 平安時代の人が着る狩衣のような衣装を身につけた謎多き人物。幼く見える容姿だが、時代がかった言葉を使う。腰には刀を差しており、なぜか左目は常に閉じている。ミステリアスな雰囲気と、幼い外見に古い言葉遣いというギャップ要素が、またなんとも妄想に拍車をかけるではありませんか!

秋田百子 (CV:大久保藍子)

萌え度:★★★☆☆

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 保美とともに剣道部に入部した期待の新人。常に元気いっぱいで、ムードメーカーでありトラブルメーカーでもある。学校の寮に住んでおり、保美とはルームメイト。マンガ版の「アオイシロ -青い城の円舞曲(ワルツ)-」では、保美に対する百子の熱い想いが描かれているため、本作をプレイする前に読んでおくと、2人の見方も変わって面白い。

百合も楽しめる本格的な伝奇アドベンチャー

 本作は、百合を楽しめる作品ではあるが、基本は伝奇物。代々受け継がれる伝承の謎や、昔話にでてくるような鬼や妖怪の登場など、死の危険を伴いながらも、少女たちが共に立ち向かうサスペンスストーリーが楽しめる。そして、ひとつのシナリオを見たからといってそれで物語は万事解決というわけでなく、複数のエンディングを見ることで全体の謎がはっきりするため、遊び応えもある。長編の小説を読むように、時間をかけて遊べる作品なのだ。

 ちょっと気になるという人は公式サイトの方で、吸血シーンと戦闘シーンが楽しめる体験版がダウンロード可能。ゲームを購入する前に、どんなものか遊んでみるのも手だ。

 クセのあるジャンルなので楽しめる人が分かれてしまうが、百合好きにはたまらない本作。新たに萌えジャンルを開拓したい人も、本作の百合世界に浸ってみてはいかがだろうか。

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