DSオリジナル要素でいつもと違う戦いを――「三国志大戦・天」

セガは、業務用ゲーム「三国志大戦3」をベースにしたニンテンドーDS対応「三国志大戦・天」を発売する。新たに追加された「戦略ノ章」とはどんなものなのか？

[ITmedia]

　三国志をモチーフにしたアーケードゲーム「三国志大戦」シリーズは、武将のカードなどをデッキに組んで戦う多様な戦術を駆使して戦うゲーム性が受け、業務用のリアルタイムカードアクションを広める立役者となった。そのシリーズ最新作がニンテンドーDS対応として8月7日に発売される。価格は6090円（税込）

　今作では、DSオリジナルモードとして「戦略ノ章」が追加され、コンピューターのAIや既存モードの強化など、完成度の高い作品となっている。数量限定版には、EXカード3枚、オリジナル君主カードがセットになっているのも注目だ。

「鍛錬ノ章」について

　鍛錬の章は戦闘を行うだけでなく、騎馬兵や弓兵などの兵種ごとの訓練など行うことができ、戦うだけで「三国志大戦・天」のすべてが分かる、いわばチュートリアルの役目を果たす。もちろん、やりごたえのあるデッキも用意されており、そのデッキの数は80種類以上。戦闘終了後にはプレイ内容がS〜Cのランクで評価され、S評価の場合は特殊位が授与される。この特殊位はプレイヤーデータとして残る。

「戦略ノ章」について

ステージごとに主人公が入れ替わる

　「三国志大戦」の面白さのひとつであるデッキ構築の遊びと戦略シミュレーションの要素が合体したオリジナルモード。中国全土の覇権を争い、三国志の奸雄たちと凌ぎを削るシミュレーションゲームとなっている。

　プレイヤーは手持ちの武将カードをどの都市に、どう配分して侵攻／防衛するかを考えてプレイすることになる。マップは三国志の歴史上の有名なシーンを題材にしたものを豊富に用意しており、マップの時代設定に応じてさまざまなイベントが発生する。戦闘は、鍛錬ノ章と同じく合計8コストまでデッキを編成することができ、操作も同様に行う。

　基本的には自軍と敵軍が交互に行動を取り、その都度武将を移動させたり、雇用したりと自勢力の拡大を目指す。戦闘は、敵拠点に武将を移動させると発生し、勝利するとその拠点を奪うことができる。

ゲーム中には各時代にあわせたイベントが発生。発生条件はさまざまで、イベント発見そのものがゲームの楽しさのひとつといえる

上画面は現在の勢力分布を表示。自軍を含めて、各勢力の支配している都市の数や、配下の武将カードの数および、その合計コストが表示されている

「軍議ノ章」について

　前作でも好評だった軍議はさらに改良され、さまざまなプレイ情報が見られるようになった。「君主情報」では、称号や戦績の確認が、「カード図鑑」では獲得した武将カードの閲覧ができ、ボイスも聞くことができる。「イベント図鑑」では、戦略ノ章で見たイベントの閲覧ができ、「デッキ編成」では、デッキの閲覧や編集を行うことができる。なお、「君主設定」では、君主名などのプレイヤーデータを変更できるだけでなく、戦闘中に武将カードを同時に動かすことができるリンクシステムの操作方法を変えることができる。

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　本作ではニンテンドーWi-Fiコネクションを使用しての通信対戦を実現している。Wi-Fi対戦でしか入手できないカードもあったり、ネットワークマナーが順守されているかを見極めるマナーレベルなども確認できたりと、通信対戦での工夫が見て取れる。

　最後にDSだけのオリジナルカードを紹介しよう。

夏侯淵

孫尚香

黄月英

「三国志大戦・天」
対応機種	ニンテンドーDS
ジャンル	リアルタイムカードアクション／シミュレーション
発売予定日	2008年8月7日
価格（税込）	通常版：6090円／アーケード出陣パック同梱版：6615円
プレイ人数	1〜2人
対応	ワイヤレス通信対戦、Wi-Fi通信対戦対応、バックアップ機能つき

(C)SEGA