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2008年07月07日 17時29分 更新

「ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜」今日から放映開始

セガの「ワールド・デストラクション」プロジェクト第1弾となるテレビアニメ「ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜」の放送が、本日深夜1時半から開始される。出演する宮野真守さん、坂本真綾さん、古谷徹さんにアフレコ後の感想を聞いてきた。
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 セガが発表した「ワールド・デストラクション」プロジェクトは、同じ世界観のストーリーをニンテンドーDS、アニメ、コミックという、それぞれの切り口で展開する一大プロジェクトだ(関連記事参照)。その第1弾としてテレビアニメ「ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜」が、本日7月7日深夜1時半からテレビ東京系(テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送にて放送予定)で放送される。全13話となっており、監督は多田俊介氏。TVアニメを制作するのはProduction I.G。

 先日、そのアフレコ収録が行われた現場におじゃまして、出演するキリエ・イルニス役の宮野真守さん、モルテ・アーシェラ役の坂本真綾さん、トッピー・トプラン役の古谷徹さんにお話を聞くことができたので紹介しよう。

画像 左から宮野真守さん、坂本真綾さん、古谷徹さん

――収録についてのご感想をお聞かせください。

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宮野真守さん(以下、敬称略) ゲームを先に収録していて、その中でキリエの役を作り上げていたこともあったのですが、今回アニメ版ということで、“動いているキリエ”を見た時には、アニメならではの絵になっていたこともあり、ゲームとはちょっと違うアプローチをしていますね。ゲームの時は“繊細さ”が出ていたんですが、アニメでは翌キャラクターが動いてくれる分、アクティブさだったり、その中にも“情けなさ”が数倍増していたりとか、そういうところが面白いなと思いながら演じています。

坂本真綾さん(以下、敬称略) わたしも同じようにゲームの収録が先でしたので、そのときのモルテのイメージを持ってアフレコに望んだんですが、アニメのバージョンはまた少し違う部分も見えてきて……。ゲームの時よりも、キリエは数割増しで情けないですけど、モルテは数割増しでりりしい……(笑)。戦っているシーンを見るとかなり強いので、すごくかっこよく描かれているなと思います。トッピーはさらにおちゃめで、強いんですけどかわいいクマですね。走ると足が短くて、ちょこまか動く姿とか。動いているところを見ると、トッピーがよりいっそうすてきに感じまして。ゲームも楽しみなんですが、アニメはアニメならではの楽しみ方があるな、と思って、毎回収録しています。

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古谷徹さん(以下、敬称略) ゲームで初めてトッピーと出会った時は、外見の印象が強くて、ぜひかわいく演じて、若い女の子に人気が出るようにと思っていたんですが(笑)。でもゲームのプロデューサーからは「渋くやってほしい」と言われまして……。ルックスと声のギャップを感じるくらいの、渋い、ハードボイルドな感じで演じさせていただきました。

 アニメになって、動いているトッピーを見たら、非常にかわいいんですね。アニメのプロデューサーや音響監督とも相談したら、「ゲームとは変えてもいい」という許可が出ました。なもんで、かわいらしさを意識して演じております(笑)。でも性格はやはり、獣人という獣と人間と、まったく区別しないで、目の前にいる困っている人を助ける、という、非常に男らしい、正義感あふれる勇者なんで、セリフやストーリーの中での、トッピーの立ち位置は非常にかっこいいです。さらに人気が出るんじゃないかと狙っております(笑)。楽しみにしてほしいと思います。

――「世界撲滅の六人」というタイトルを聞いた時にどう思われましたか?

宮野 「撲滅」というタイトルがすごくハードなので、どのようなストーリーが描かれるのかなと思いましたね。戦いというか、暗めの内容なのかなと勝手に想像していたんですが、アニメはそれを思わせない始まり方をしますので、いつ「撲滅」というものに向かっていくのか……。ほんとにそこに向かっていくの? と思わせるくらい“ほんわか”しているんですけどね。ただそういう中にもキーワードは隠されていますので……。それくらいの印象でしたので、これからどういう方向に、“撲滅”に向かっていくのか、自分が演じていても気になるところだし、楽しみなところでもありますね。

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坂本 わたしも“撲滅を目指す側”のキャラクターということで、アドベンチャー的な物語としては珍しい立ち位置のキャラクターだなと思いました。普通は敵キャラがそういうことをするんだけどな、と思いながら、インパクトある設定だなあと。今のところは、モルテ1人が「撲滅委員会」を背負っていて、撲滅を目的として、とにかくこの世界を終わらせた方がみんなのためだ、という、彼女としてはそれが正義だと思っているというところから物語は始まるんですが……。成り行き上、3人とも「撲滅委員会」になっちゃうんですが、ほかの2人は賛同してないと思うんですけど、モルテ1人で暗い過去を抱えているような伏線もあるので……。モルテは“凶暴“とか言われてますけど(笑)、心根は優しくて、結果的には人助けをしちゃうタイプなので、この2人と行動していく中で、“撲滅”とは違う解決方法もあるんじゃないかというところに考えが及んでいくと思うので、そこの変化も楽しみにしています。

 ただ、ゲームの方のキャッチフレーズには、「明るく楽しく世界を撲滅!」って書いてあったんですが、何かの間違いかなと(笑)。何度か台本を読み直して、「ああそういうことか」と思いましたので……。モルテ自身は快活な女の子ですし、特にアニメでは笑いありで“ほんわか”した世界となっていますので、タイトルとのインパクト、ギャップを楽しんでもらえると思います。

古谷 最初にタイトルを聞いた時には「あり得ない」と思いました(笑)。戦いたくない主人公という……かつて、30年近く前に演じたアニメ作品がありましたが(爆笑)、そのときと同じくらいの衝撃を受けました。実際にプロデューサーからお話を伺って「ああそういうことなのか」と、お2人が話されたことと同じで、納得したんですが。「六人」というサブタイトルが付いているんですが、あと3人はどうなってるのかなと……(笑)。これも楽しみですね。

――現状、5話まで収録されているとお聞きしましたが、見どころを教えていただけますか。

宮野 毎回、1話完結型でストーリーが進みますので、どこを切り取っても面白く見ることができると思います。ですので、1週見逃しても、そこであきらめずに見ていただけるとうれしいですね(笑)。流れとしての伏線は張ってあるんですが、分かりやすく楽しめますし。

坂本 今日初めてオープニングの映像を見たんですが、すごくかっこよくて盛り上がりました。でもどう考えてもキリエの行動がおかしくて……。モルテがかっこいいのは分かるんですが、オープニングでのキリエの行動を見て衝撃を受けました(笑)。みんなが戦っている時にずっと逃げているという……。キリエはモルテの相手役だし、キーパーソンなのは間違いないと思いますし、秘められた何かがあると思うんですが、5話までには全然におってなくて、ただ情けないという……(笑)。それに加えてオープニングでもすごく情けないのは衝撃的ですね。いろいろな意味で斬新だなと思いました(笑)。

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宮野 いいところゼロですからね(笑)。

坂本 タイトルの後ろにキリエのシルエットがあるんですけどね……。早くキリエのかっこいいところが見たいんですが、そこを楽しみにしています(笑)。

古谷 1話1話人情話があったりとか、エピソードにもいい話が多くて、それも楽しめると思います。あとは何といっても、トッピーの愛くるしさとかっこよさが見どころかと思っております(笑)。

宮野 「クマ」って必ず入るようになりましたからね(笑)。

古谷 セリフの語尾に「クマ」と必ず入ります(笑)。僕は影響されることはないですが、この2人はかなり影響されてますね。

宮野 なんか移るんですよね。「終わったクマ」とか(笑)。

古谷 「クマ」って付くのはコミカルになりがちなんですよね。でもトッピーはシビアというか、シリアスなキャラなんで、そこに芝居が影響されないように、普通のキャラ以上に集中しないといけないんです。「クマ」って言いながらもかっこいいと思われなければいけないので……。そこが演じるポイントになっていますね。「クマ」という言葉は、チビクマ族ならではの誇りなので。

――アニメを楽しみにしていらっしゃるファンへのメッセージをお願いします。

宮野 ものすごく絵がすばらしいなと思っていまして、魅力的なキャラクターが魅力的に動く姿が、愛らしかったり、かっこよかったりするんです。そういう環境でのびのびと情けないキャラクターを演じさせていただいています。また収録現場の雰囲気もすごくよくて、アニメの“珍道中な感じ”が、キャストの仲の良さそのままに出ている感じもします。このプロジェクトではアニメ版が最初に届きますので、とりあえずアニメを楽しんでいただければと思いますね。このアニメからプロジェクトを盛り上げられるように演じていきますので、ぜひ応援してください。

坂本 ゲーム発売目に放映されるアニメですので、これを見て、「ワールド・デストラクション」という世界観を味わって、気持ちを高めたところで、さらにゲームを楽しんでいただけるとうれしいですね。「ワールド・デストラクション」の世界は、人間ではなく獣人が仕切っている世界なので、毎回面白いキャラクターが登場します。ネコとか、ウシとか……(笑)。ほかの作品では見ないようなキャラクターが登場しますので、そこにも注目してほしいと思います。

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古谷 “謎”がもちろんありますので、そこがストーリーのキモになっているのかなと思いますね。3人が旅をしていくうちに、次第にそれぞれの過去も描かれてきて、謎がだんだんと明らかになるという……。そのストーリーを楽しんでいただきたいということと、坂本さんが言いましたけど、ゲストキャラの獣人には、すばらしいゲスト声優さんが登場しますので、楽しみにしてほしいと思います。

第1話「勇者には二通りある」あらすじ

砂海(さかい)とよばれる砂の海に囲まれた世界。

四季それぞれの大陸が浮かび、獣人とよばれる種族が人間を支配していた。

ある日の小さな港町、食堂で働く青年キリエの前に現れた人間の少女モルテ。

世界撲滅委員会のメンバーである彼女は追われる日々を送っていた。

衝撃的な出会いの後、行動をともにすることになったキリエとモルテ。

そこに、とある事件をきっかけにしてチビクマ族の獣人・勇者トッピーが加わり、3人の世界撲滅をかけた旅が始まる。

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(C) SEGA/WD製作委員会


[今藤弘一,ITmedia]

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