残暑はすでに撲滅されてました? 「ワールド・デストラクション」スペシャルトークショーに行ってきた
小雨降る8月23日。東京・秋葉原にてセガの下里陽一氏と声優の小林ゆうさんが出演する「ワールド・デストラクション『残暑撲滅委員会』」なるイベントが行われた。
ゲームソフト/TVアニメ/コミックで展開している「ワールド・デストラクション」のトークイベント「ワールド・デストラクション『残暑撲滅委員会』〜小林ゆう スペシャルトークショー〜」が、東京・秋葉原にあるAKIHABARAゲーマーズ本店で開催された。
本イベントには、9月25日に発売予定のニンテンドーDS用ソフト「ワールド・デストラクション 〜導かれし意思〜」のプロデューサーである下里陽一氏、TVアニメ「ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜」でリ・ア=ドラグネールを演じる声優の小林ゆうさんが登場し、白熱したトークを展開した。
「今回はゲーム以外にも、アニメとコミックが同時に展開しましたので、最初は本当にできるのかな? という気持ちがありました」と切り出した下里氏は、アニメのプロジェクトが立ち上がったのは1年以上前で、当時はストーリーもできていなかったと説明。「プロットはできていたんですが、そこからアニメとゲームを作り出さなければならなかったんです。それぞれのスタッフに頑張ってもらって、アニメは現在放映中ですし、ゲームも完成しました」と、すでにゲームが完成していることを明らかにした。
続けて、ゲームで注目してほしい部分を聞かれた下里氏は“2画面を使ったバトル”を挙げる。すでにゲームをプレイしている小林さんも同意見のようで、「(ゲームプレイ中は)声が枯れてしまうくらい燃えてしまいました。熱くならざるをえない、引き込まれるものになっています」と話してくれた。
アニメ版リ・アを演じる小林さんは、最初にリ・アを見た時の印象を「ゴスロリっぽい衣装を着ていて、かわいい少女だなぁ〜と思いました」と話す。言葉遣いも丁寧で、かわいい役をもらったと喜んだのだという。しかし、台本をもらってページをめくるごとに様子が変わっていったと小林さんは続ける。「普段は“○○ですのよ”といった感じで、女の子らしくて上品な言葉遣いなんですけど、すごくキレやすい。“このクソたわけが!”というセリフは生まれて初めて言いました(笑)」。
ここで下里氏から小林さんに“スイッチの切り替え方について”の質問が飛ぶ。小林さんはリ・アを演じると豹変するらしく、下里氏曰く「何かにつかれているんじゃないか」と心配になるほどだという。この質問に対する小林さんの答えは「よく分からないんですが、急に血圧が上がります(笑)」というもの。演じている時に迷いはないため、自分はドラゴン(リ・アは竜族)という気持ちで演じていると、自然と真っ白になってしまうとのことだった。
トークが一段落したところで、小林さんがワールド・デストラクション 〜導かれし意思〜を実際にプレイ。四獣聖と呼ばれるボス戦に挑戦した。戦闘を開始した直後こそ、「よ〜し、Xボタン(必殺技)。皆さん、Xボタンに注目ですよ!」「キリエさんはアニメでは戦っていませんが、ゲームではこのように強いです」と、コメントをはさみながらプレイしていた小林さんではあったが、パーティメンバーにリ・アがいたこともあってか、徐々に豹変していく。
「許さん!」「このクソたわけが!」といったコメントを発し、どんどんのめりこんで行く小林さんに対し、体力が減っているトッピーを回復したほうがいいとアドバイスする下里氏だったが、熱中する小林さんは“古谷さん(トッピーの声を演じているのは古谷徹氏)”を連呼するばかりで回復する様子はない。
「完全にスイッチが入ってしまったようです」と一時はお手上げ状態の下里氏だったが、やはり回復は必要と判断したのか、小林さんからニンテンドーDSを奪いとって回復を実行する。無事に回復を済ませ、再びニンテンドーDSを手渡された小林さんだが、コマンドがそのままだったのか、ここから回復を3連発。MCから「どれだけ健康にするんですか」という突っ込みを入れられてしまうほどの天然ぶりを披露した。
その後も、トッピーを回復したにも関わらず「古谷さんの仇をとってやる」など、会場を爆笑の渦に巻き込んだ小林さん。「古谷さんではなくトッピーですね」「トッピーはまだ倒れてませんよ」という下里氏の冷静な突っ込みを受けつつ、最後は図ったかのようにトッピーの攻撃で見事に敵を撃破した。
最後にあいさつを行った小林さんは、「残暑撲滅委員会でしたが、朝起きたら、もう撲滅されちゃっていたんですよ(笑)」とコメント。残暑が戻ってきたかのような熱気と笑いに包まれたままイベントは幕を閉じた。
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