意外に死なない!? 「みんなでスペランカー」を触ってきた日々是遊戯

「TGS 2008」のアイレムブースで、初公開となるプレイアブルバージョンが出展されていた、PS3専用ソフト「みんなでスペランカー」。ちょっと今さらですが、会場で実際に触ってみた感想をお届けします。

» 2008年10月20日 20時08分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

先生は相変わらずですが、ちょっと親切になってる印象

 10月9日から12日にかけ、幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2008」。その会場で、PLAYSTATION Store専用ソフトとして25年ぶりに蘇ることが決定したPS3「みんなでスペランカー」を触ってきた。

 今回出展されていたのは、ステージ1のみプレイ可能なお試しバージョン。グラフィックは昔ながらの「クラシックモード」と、よりリアルに進化した「リニューアルモード」の2種類から選択することができ、最初はとりあえず見慣れた「クラシックモード」を選んでみた。

 そしていざ、洞窟探検へ! 開始直後、お約束とは思いつつも、つい衝動を抑えきれずゴンドラから一歩足を踏み出してみる。次の瞬間、耳慣れたジングルとともにさっそく1人目死亡。ああっ、やっぱり死んだ! それでこそスペランカー先生!

 相変わらずの虚弱体質ぶりに安心(?)したところで、2人目からは真面目にプレイすることに。ゴンドラ、ロープ、トロッコ、コウモリ、ガス……見慣れたトラップに注意しながら、今度は慎重に洞窟内を進んでいく。幽霊は距離を取ってマシンガンで撃破。コウモリには途中で拾ったフラッシュ弾をお見舞いする。そして最後はお約束、後ろから転がってくる大岩から逃げつつゴールへ向かってまっしぐら! ――って、慎重に進みすぎて普通にクリアしてしまった!! とりあえずステージ1では最後の大岩以外に新しい仕掛けはく、またトラップの配置もファミコン版ほどいやらしくはないため、かつてほど「すぐ死ぬ」ゲームではなくなっている印象。ちょっと意外かもしれないが、「案外死なない」というのが今回体験してみての正直な感想だった。もっとも、全部で100面まであるらしいので、後半はどうなっているか分からないが……。

 その後リニューアルモードでも遊んでみたり、わざといろんな「死に方」を試してみたりして気付いた点としては――

  • 時折出現する巨大ゆうれいは、マシンガン1撃では倒せない
  • リニューアルモードでは、死に方によってやられモーションが変わる
  • 怪しげな行き止まりで爆弾を使うと、壁が崩れてダイヤモンド(取るとスコアアップ)が出てくることがある
  • オプションで「ロープアシスト」をONにすると、ロープ渡り中に左右を押してもロープから落ちなくなる

 ――といったところ。特にロープアシストの効果は絶大で、これひとつで難易度が一気に下がるので、アクションが苦手な人は活用してみてもよさそう。残念ながら今回のバージョンでは、本作の特徴のひとつである「マルチプレイ」は体験できなかったが、製品版ではしっかり4人プレイ可能とのことなので、こちらも期待したいところだ。

 ということで以上、ちょっと今さらですが「みんなでスペランカー」プレイリポートでした。日々是遊戯(というか筆者)では、これからもアイレムとスペランカー先生を応援していきたいと思います。

体験版をプレイするともらえた「みんなでスペランカー缶バッジ」。ついでに「絶体絶命都市3」バッジも
もともとはエイプリルフールのネタとして発表されたのが最初。まさか本当に作ってしまうとは……
ブース内で配布されていた情報誌「アイレムぶるるん」にも「みんなでスペランカー」の情報が!

(C)Tim Martin
(C)2008 IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.


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