ヒーローに出会うから、ヒーローになるゲームへ――リニューアルした「北斗の拳ONLINE HEROES」プレイリポート(1/2 ページ)
先日、「北斗の拳ONLINE HEROES」へとタイトル変更をリリースした本タイトルをテストプレイするために、ガンホーにお邪魔してみました。動画でも紹介。
「北斗の拳ONLINE」から「北斗の拳ONLINE HEROES」にタイトルを変え、3月下旬から順次大幅なリニューアルアップデートが実施されている本タイトル。4月23日にはその大型アップデート第3弾として、北斗の拳ONLINE最大の特徴でもあった戦闘システム「激烈マウスバトル」にも、大きな変化が予定されている。今回編集部では、次期アップデート直前にテストサーバー上で新システムをはじめとする、いくつかのリニューアル内容をテストプレイさせてもらった。
激烈マウスバトルからシンプルにリニューアルされた戦闘システム
2007年12月に行った北斗の拳ONLINEインタビューでは、誰でも“ガチャプレイ”の要領で奥義が繰り出せる戦闘システムとして紹介された「直感マウスバトル」。しかし実際には、複雑なマウスの動き、時にはその繰り返しが必要な技もあり、ちょっとしたミスで奥義入力は失敗してしまう。一部のプレイヤーには造作も無いが、コツがつかめないといつまでも、ごく初歩的な奥義しか使えず「もう少し簡単にしてほしい」という要望は以前からあったようだ。
4月23日の大規模アップデートに実装される新たな戦闘システムは、既存のMMORPG同様に、習得したスキルのアイコンを画面下部のショートカットに設定。奥義を修得し必要な気力がたまっていれば、戦闘中にショートカットキーを押すだけで発動できるようになる。しかしマウスバトルの部分を完全に無くしてしまうのではなく、奥義のキャスト中に□や△といったごく簡単な形をマウスで描くことで、与ダメージアップなどの追加効果が得られるのだ。マウスバトルシステムは北斗の拳ONLINEに他に無い特徴を与えていたが、やはりいささかユニークすぎるきらいはあった。それを違う形で残しつつも、誰でも奥義を使いこなせるシンプルな操作性へリニューアルした点は高く評価したい。
1日1回の幸運は運次第、誰にもチャンスはある「ヒーローシステム」
北斗の拳ONLINE HEROESから新たに実装されるシステムの1つ「ヒーローシステム」は、その名の通りプレイヤー自身がケンシロウやトキ、ジャギなど原作に登場した有名キャラクターになれる、というものだ。見た目が変わるだけでなく体力と気力もヒーローにふさわしい数値になり、その回復力も通常キャラクターと比較して圧倒的に早い。現時点で降臨可能なヒーローは、ケンシロウ、トキ、ジャギ、アミバ、シン、レイ、ユダ、マミヤ、ラオウの9人で、降臨の有効期限は午後8時から翌日の午後8時までの24時間。もちろんヒーロー専用の奥義も用意されており、丸一日、身も心もケンシロウになりきってのプレイ……なんてことができてしまう。
ではヒーローにはどうすればなれるのか? 基本的にはログインするだけで誰にでもそのチャンスがある。9人のヒーローはログインしたプレイヤーの中から毎日ランダムに選ばれ、プレイヤー側には拒否権はない。初心者から上級者まで、誰でもその日ログインするたびに「もしかしたら、今日ヒーローになれるかも?」と期待させてくれる、ちょっとユニークなシステムといえる。とはいえ、キャラクターを作っただけで長期間プレイしてないアカウントなどは候補から外せるように、前提クエストやレベルといった一定条件は設定される予定だ。
なお、ヒーロー降臨中は能力が大幅に向上する代わりに、通常のお使い系クエストなどは全て進行不能となる。まぁ、ケンシロウが村人に命令されて、細々とお使いをするというのは世界観とも合わないので当然かもしれない。
2つ目の新システムは「一指奥義」だ。これは有料アイテムを消費することで、原作のヒーロー達に助けを求め、その場に呼び出すことが出来る。プレイヤー自身がヒーローになるのとは異なり、あくまでその場限り。ピンチの時に駆けつけてくれる、まさにヒーローというわけだ。アイテムは30個1セットで300円だが、購入時にはいわゆるガチャを回すので、どのヒーローを召喚するアイテムがでてくるかは分からない。
3つ目は世紀末の世界たる本タイトルにぴったりの「クライムシステム」である。今まではただのオブジェクトだった樽や木箱を壊せるほか、NPCのバイクを盗んで移動も可能となる。バイクの移動速度はなかなか快適なのだが、そこはやっぱり“盗品”ということで、途中でエンストしたあげく爆発してしまう。村の中心地から主な狩場へ移動する程度は働いてくれるようだが、どのタイミングで爆発するかは運次第らしい。
その他、縫製工奥義の縫製方法も4月23日のアップデートで追加される。ミニゲーム風の生産工程は同じだが、装備の部位によって異なる型紙を、マウスでなぞってきれいに切り抜くという、よりゲーム性が強いものになっている。
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