舞台化やゆかりの地を訪ねるツアーも発表された「バサラ祭2009〜春の陣〜」リポート

「戦国BASARA バトルヒーローズ」の発売を記念して、5月2日に日比谷公会堂で開催された。そこでは声優陣によるアフレコや舞台化の発表が行われた。

» 2009年05月07日 00時01分 公開
[ITmedia]

トラブル続出ながらそれすらも楽しむ

 4月9日に発売されたPSP用ソフト「戦国BASARA バトルヒーローズ」の発売を記念して5月2日、東京・日比谷公会堂にて「バサラ祭2009〜春の陣〜」が開催された。イベントでは、声優陣によるトークショウや「戦国BASARA」の舞台化、伊達政宗や片倉小十郎ゆかりの地を訪ねるツアーなどの新プロジェクト発表も行われた。

 オープニングアクトとなる「chanbaraプロジェクト」による演舞で場を盛り上げたあとは、イベントの出演者たちが登場し、さらに客席はヒートアップさせる。今回、「戦国BASARA バトルヒーローズ」の声優陣から中井和哉氏(伊達政宗役)、森田成一氏(前田慶次役)、森川智之氏(片倉小十郎役)、石野竜三氏(長曾我部元親役)、中原茂氏(毛利元就役)、大川透氏(徳川家康役)、藤原啓治氏(松永久秀役)、そしてシリーズプロデューサーである小林裕幸氏が登壇。それぞれが登場する度に、来場者の9割以上が女性だけあって黄色い歓声が上がる。


アニキのかけ声に「いい波だぜ」とコメントする石野さんをはじめ、「捨て駒どもよ、よく来た」と挑発する中原さんなど、自身が担当するキャラクターを生かしたひと言で盛り上げる

 それぞれが自身のストーリーモードをオススメするフリートークでは、「政宗が駅前留学して英語を覚える話では?」とチャチャをいれる森田氏をよそに、「ストーリーモードないし……」とたそがれる藤原氏が会場を笑わせると、小林氏はオープニングムービーを振り返り、信長と秀吉が巨大化し目からビームを出していることから、そのうち本当にビーム出すようになるかもしれませんとリップサービスも飛び出した。

 その後、楽屋でも練習を重ねたという「戦国BASARA バトルヒーローズ」のトーナメントゲーム大会が行われることに。豪華ご当地グルメ争奪戦というだけあって、気合いを入れて臨んだものの、途中で通信接続トラブルが起きてしまい、なぜか最終的にはジャンケンで勝者を決めることに。これには皆が「毛利の呪いか?」と苦笑い。結局、藤原氏と小林氏がさくっと勝ち抜き、藤原氏は迷った末にコシヒカリを、小林氏は牛タンをゲットした。



 中盤にはお約束となったアニメ「戦国BASARA」のワンシーンをその場でアフレコするコーナーに突入。幸村と伊達の対決シーンを持ち回りでアフレコするのだが、思わず中井氏が危機感を覚えるほどの本気あり、最初からウケ狙いのおふざけありの、盛り上がりを見せる。とりあえず出演者全員の総意としては、あまりのテンションの高さから「幸村役だけはやりたくないよね」とのこと。保志総一朗さん、頑張ってください……。


 後半戦はよむやまトークショウ(カプセルトーク)をすることになったのだが、用意された質問が入ったガチャガチャがうまく作動せず、なかなかお題の入ったカプセルが出てこない事態に。相変わらずのトラブル続きながら、出演者も堂々としたもので、「おばちゃーん、出てこないんだけどー」と、即席の駄菓子屋コントで場をつなぐ場面も。ガチャガチャを回すのに500円玉か100円玉が必要だったために、次々と投入せざるをえず、「公開詐欺か?」と一同が愚痴るほど、何度も投入しないと出てこない。

 ちなみに、引き当てた質問を紹介しよう。藤原氏には「今後のBASARAシリーズについて」。これには「当然、ストーリーモードに自分のキャラ(松永久秀)を出してほしい」とのこと。中原氏は「自分のキャラになりきってBASARAの思い出話を?」と聞かれるが、「ない!」とこれまた毛利らしい回答。森川氏は「片倉家の家紋を書け」という難問だが、やはりできなかった。大川氏への「驚いたシーンやセリフは?」との質問には、「すべてが驚きの連続のシリーズだが、特に天下人になった家康のはずなのに、ドラマCDでは殺されてしまったのには驚いた」と泣きそうだった。「戦国時代にタイムスリップしたら?」との石野氏への質問には、「酒を飲み倒す」とアニキらしい答えで笑わせる。なお、中井さんにカプセルにはプレゼント抽選会が、森田さんにカプセルには保志氏の熱いビデオレターへの前振りが忍ばせてあった。

新プロジェクト発表

小林プロデューサー

 エンディングでは、小林氏から今後展開する新プロジェクトの発表が行われた。ひとつ目は「戦国BASARA」の舞台化だ。伊達政宗役には久保田悠来さんが、真田幸村役には片岡信和さんが決定している。他キャストについては後日公開となる。場所は東京ドームに新設された「シアターGロッソ」、公演日時は7月3日〜7月12日。脚本・演出はAND ENDLESSの西田大輔氏。

 また、2つ目として「戦国BASARA 伊達軍ツアー」の開催も発表された。これは、6月20日〜6月21日の2日間、小林プロデューサーが同行する伊達政宗や片倉小十郎ゆかりの地を訪ねるツアー。みちのく伊達政宗記念館や瑞巌寺、仙台城址、瑞鳳殿、片倉家廟所、白石城、傑山寺といったスポットを巡る。募集は5月7日より開始。価格は4万9200円(税込)となる。

 コーナーの合間には主題歌を務めるabingdon boys school(アビングドンボーイズスクール)や、挿入歌を歌うOLIVIAさんのビデオレターのコーナーもあったイベントは、昼夜2部構成が開催された。日比谷公会堂前にはPSPを持って遊ぶ姿も多く見られ、ますますシリーズの多様性を期待させる内容ではなかっただろうか。

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