ようやく動き出した「グランディア オンライン」6月上旬からテクニカルテストを開始(1/2 ページ)

ガンホー・オンライン・エンターテインメントは5月20日、「グランディア オンライン」のプレスカンファレンスを開催。本作の概要やサービス内容が語られた。

» 2009年05月21日 15時41分 公開
[麻生ちはや,ITmedia]

 ガンホー・オンライン・エンターテインメントは5月20日、「グランディア オンライン」のプレスカンファレンスを実施。これまであまり明らかにされてこなかったゲーム概要を始め、サービススケジュールやマーケティングプラン、一部キャラクターの声を担当する声優などが発表された。また、当日は会場に試遊台も用意されていた。2005年に「グランディア オンライン」の開発が同社より発表されてから、既に4年が経過。待ちくたびれてしまったグランディアファンもいることだろうが、ようやく本格的に動き出したということで、ぜひ注目して欲しい。

 詳しいゲーム内容を紹介する前に、まずは今後のスケジュールについてお伝えしよう。6月上旬〜中旬に4日間行なわれるのテクニカルテストだが、既に「グランディア オンライン」公式サイト上にてID登録がスタートしており、テスター募集は5月20日午後5時半〜5月27日午前10時までの期間で、募集人数は5000名。内容はキャラクター作成から戦闘、クエスト関連、負荷テストと限定されたものになっている。

 2009年7月にクローズドβテスト、2009年夏にオープンβテストの開始と正式サービスへの移行が予定されているが、テクニカルテストの結果次第で、大きくずれこむ可能性はありそうだ。


初代グランディアの世界観を残しつつ、オリジナルストーリーを展開

左から岩田容賢氏、岩垂徳行氏、伊瀬茉莉也さん、森下一喜氏、井上喜久子さん、辻本宜範氏

 まず最初に、ガンホー・オンライン・エンターテインメント代表取締役社長 森下一喜氏が登場。この日のプレスカンファレンスには一般ユーザーからの招待客も参加していたため、ごく簡単にグループ企業を含む会社説明を行った後、「グランディア オンライン」について「RPGファンのため、初代グランディアファンのための国産オンラインゲーム。ゲームアーツとしてのこだわりを見せた、妥協しない作品として開発中である」と述べた。続いて同社開発事業部の岩田容賢氏による、「グランディア オンライン」の概要とおもな特徴などが発表された。

 一定以上の年齢の読者であれば説明不要だろうが、「グランディア」は1997年にゲームアーツから、家庭用ゲーム機向けとして発売されたRPGである。「グランディア オンライン」は「エンジュール文明」「精霊石」「光翼人」など、この初代グランディアの世界を構築する要素は継承しつつ、ゲーム内の登場人物やプレイヤーが訪れる街などはオリジナル要素として追加していくとのこと。もちろん、メインシナリオもオンライン版オリジナルのものが用意される。

 プレイヤーは主人公ジャスティンでもフィーナでもない、名もなき一介の冒険者なわけだが、キャラクター作成時には「人間族」「コルタ族」「ラルガ続」の3種族から選ぶことができる。なお、種族と性別による初期能力差は存在しないが、同じ種族ごとの集合体になったときには、何らかの変化があるらしい。クラスやスキルなども気になるところだが、これについては今後徐々に新情報が発表される予定とのことだ。ちなみに初代グランディアでジャスティンを新大陸へ導いた人物「リエーテ」は、今回は案内役NPCとして登場する。

人間族

一番標準的な体型の種族。それゆえ着用可能な装備品は一番充実している。サービス開始当初は人間族が使用可能。アバター狙いでいくなら最適かも?


コルタ族

精霊にもっとも近い存在のコルタ族。人間の半分しかサイズがないので、一部着用できない装備もある。オープンβテストでの実装を予定。見た目は小さいがこれでも16歳なんだとか。


ラルガ族

大人になれば人間より大き目の体型だが、ここで選べるキャラクターはラルガ族の子供。ゲーム内ではNPCとしてまず当初し、実装時期は未定となっている。


 さらにキャラクターメイキング時には、「パートナー」と呼ばれるキャラの作成が可能だ。パートナーはゲームスタート時から冒険のお供として存在し、命令を与えて操作し、育成すればいずれは自発的にプレイヤーを支援する形に成長する。また、アイテムなどを販売する、いわゆる露店をパートナーに任せておくこともできるそうだ。装備品というか衣装のカスタマイズも、プレイヤーと同じように自由度が高いため、アレコレ着飾って楽しめるのもポイントだ。色々着替えて楽しみたいアバターアイテム好きには、ちょっと嬉しいシステムである。


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