誰とともに脱出を試みるか――謎と疑心あふれる密室での人間模様を描く「極限脱出 9時間9人9の扉」(1/2 ページ)

スパイクとチュンソフトが仕掛けるサスペンスアドベンチャーゲーム「極限脱出 9時間9人9の扉」を紹介する。ノナリーゲームとはいったいなんだ?

» 2009年07月07日 16時50分 公開
[ITmedia]

 謎に包まれた見知らぬ場所からの脱出をテーマに、密室に張り巡らされた謎を解き、そこから脱出する方法についてプレイヤー自身が模索する思考型パズルゲームがスパイクから2009年秋に発売される。犯人によって仕掛けられた“ノナリーゲーム”とは? 閉じこめられた9人は無事に脱出することができるのか? そして、彼らをあざ笑うかのように登場するガスマスクの人物とは? その謎だらけの扉が開こうとしている――。それが、ノベルパートと脱出パート、ミニゲームから成り立つニンテンドーDS向けサスペンスアドベンチャーゲーム「極限脱出 9時間9人9の扉」だ。

 脱出までの制限時間は9時間。9の扉を持つ謎の場所から、9人の登場人物の極限状態での脱出劇が幕を開ける。密室に張りめぐらされた謎を解き、そこから脱出する方法をあなたは見つけることができるのか? 


開発はチュンソフトが、キャラクターデザインはデザイナーの西村キヌさん、シナリオ・ディレクションは「Ever17」などを手がける打越鋼太郎さんが務める

プロローグ

 主人公は大学に通う青年、名前は淳平。平凡な毎日を過ごしていた彼だったが、本人すら予期しない大いなる陰謀に巻き込まれることになった。

 ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋。辺りを見回しても、見慣れた光景は何処にもない。そして、もっとも気になったのは、扉に真っ赤な塗料で描かれた「5」の文字だった。閉じこめられた密室で呆然としながらも、頭の中では、この場所から脱出するための手段について、思考が始まっていた。

 目覚める前の最後の記憶を辿ると、そこにガスマスクを付けた謎の男の顔が浮かび上がった。自宅に戻った淳平を襲い、この場所まで連れてきたであろう人物だ。記憶をなくす前、その人物はこう言った。

これからおまえにはゲームをしてもらう。

「ノナリーゲーム」――。

生死をかけた運命の……ゲームだ。



ノナリーゲームとは?

 物語冒頭、姿なき犯人によって示される、生死をかけたゲームがノナリーゲーム。9人の手首には鋼鉄製の「バングル」がはめられており、主人公の淳平ならば「5」というように、各人が数字に当てはめられている。このゲームは、いくつかの前提となるルールがある。

  • ゲームをクリアするためには、各所に存在する(数字が書かれた扉「ナンバリングドア」)を開け、その先へと進んでいかなければならない。
  • 数字扉を開くには、各バングルナンバーを足した数の「数字根」が、扉に書かれた数字と同じである必要がある。
  • 数字扉を開いた者のみが、その先へと進んでいけるが、「3人〜5人まで」という人数制限がある。
  • 扉の先には脱出パートとなる部屋が存在。思考パズルを駆使することで、その部屋を脱出し先へ進む。
  • 最後の数字扉に書かれているのは「9」である。そこがゴールだ。その扉を開けば完全脱出することができる。

 つまり、勝利条件は、3人〜5人で数字根が9となるパーティを組み、他のパーティよりも早くゴール「9の扉」にたどりつくことである。なお、ルールに違反すると、バングルの起爆装置が作動し、爆死する。


 数字根を分かりやすく説明すると、「5」の数字を持つ淳平とは別に、「6」の数字を持つ人間がいるとすると、2人で「5+6=11」→「1+1=2」となり、2の扉が開くといった具合だ。ただし、本作のノナリーゲームでは、ナンバリングドアをくぐり抜けるには3人〜5人でなければならないというルールがあるため、2人でドアの先に進むことはできない。誰と行動をともにするのかで、進行はまったく違った展開になることが理解できただろうか?



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