「すぐに激突」でますます対戦が快適に 一騎当千の三国志格闘アクション――「真・三國無双Online」(1/2 ページ)
CJインターネットジャパンとコーエーが共同で展開する「真・三國無双Online」に大型アップデート「Revolution 4」が導入された。メディア向け先行体験会を報告する。
CJインターネットジャパンとコーエーが共同で展開する「真・三國無双Online」は、ご存じプレイステーション 2などでおなじみの「真・三國無双」シリーズに属する、三国志モチーフの格闘アクションゲーム。プレイヤーは武将の一人となって、三国志に出てくる戦場を舞台に敵の雑兵達を爽快になぎ払い、ときに敵の武将(含、プレイヤーキャラクター)と死闘を演じつつ、マップを攻略したり守りきったりしていくというゲームだ。無双連撃や無双乱舞といった、無敵もしくはそれに近い強力な技をうまく使いつつ、プレイを重ねてより強力な武器や防具を手に入れていくという継続的なプレイの楽しみも用意されている。
基本プレイ無料/アイテム課金制という、コンソール版とは異なる運営方法が取られていることもあり、独自のファン層を持つ本作では、7月21日から大型アップデート「Revolution 4」の導入が開始された。「真・三國無双Online」のメインコンテンツともいうべき「激突」に、より参加しやすくするための改良を核として、数々の新規要素が用意されている。順に説明しよう。
オートマッチングの導入で釣り合う相手といきなり楽しめる
前述のように、「Revolution 4」の目玉となるのは「激突」関連のシステム改良だ。街には新たに「真・三國無双Online」初の女性NPCである「激突娘々」(ゲキトツニャンニャン)が配置され、彼女が新機能である「すぐに激突」を担う。「すぐに激突」では、制圧/撃破/対決/探索/全部の5種類の勝利条件/戦闘コンディションが、プレイヤーの選ぶべき「嗜好」としてあらかじめ用意され、これを選ぶだけで「激突」に参戦できるようになった。また、プレイヤー自身が戦闘ステージを立てるときも、誰かが立てたステージに参加するときも、これまでのプレイで手に入れた「武名」(ぶめい)を基準に、同じくらいの実力のプレイヤーが割り振られる「オートマッチング機能」が用意されたため、従来に比べてスピーディに「激突」が楽しめる。
継続的なプレイを楽しむための要素としては、新たに衣服/防具に「属性」を付加できるようになった。これまでも、武器には属性の付与が可能だったわけだが、いわばこれに対するカウンター要素として、属性ダメージを減殺する機能が追加されたのである。強化可能な衣服/防具は頭/胴/腕/脚に分類され、付与可能な属性は対炎/対氷/対雷/対風/対斬の5種類。いずれかの属性を選んで5段階まで強化できる。付与した属性については、武器と同様に戦闘を重ねることで「属性耐久度」が減少していくため、随時修理していく必要がある。また、アイテムを消費すれば一度付与した属性をキャンセルして新しい属性を付与しなおすことも可能だ。これらにより、彼我の武器と防具でそれぞれ相性が生じるため、戦いの行方を左右する要素が一段深まり、自分のキャラクターを強化する楽しみが増えたことになるだろう。
敵を倒すだけでなない新ルール「宝物搬入」
格闘アクションで敵を倒していくのが「真・三國無双Online」の身上ではあるものの、Revolution 4では「宝物搬入」という新しい勝利条件が加わった。これは、敵の兵士を倒したり、フィールド内に置かれた木箱を壊したり、実名武将を倒したりすることで出現する「宝物」を、自陣営に持ち帰るというもの。FPSの「Unreal」シリーズにおける「ボミングラン」 などと同じく、宝物を持ったキャラクターは移動が遅くなるため、いかに敵を避けるか、周囲の味方がいかにそのキャラクターを守るかが勝負の分かれ目となる。財宝は1キャラクターで3つまで保持可能だが、1個で移動速度低下、2個でさらにジャンプ不可、3個になると無双乱舞が発動できなくなるというふうに、次第に制約が厳しくなる。宝物を見つけてしまったら仕方ないにしても、あまり欲張りすぎると危険、というわけだ。基本的に相手をどんどん倒していけばよいといういつものルールとは、一味違った駆け引きが楽しめる、新しい遊び方となっている。
そのほか、プレイに新しい展開を加えるというわけではないが、追加される/された要素は多々ある。例えば新しい動物副将の「狐」などがそうだ。位置づけは従来の「狼」とほぼ同じで、配下に加わればときどき支援スキルなどでプレイヤーキャラクターを助けてくれる。また、狐ならではの要素として、街に連れ出したとき武将の姿に変身できるといった特技も持つ。変身は移動すると解けてしまうので、そのままの姿で一緒に戦ったりはできないものの、ユーモラスなスクリーンショットを撮るなど、遊びの要素として使えるキャラクターでもある。
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