「ITmedia Gamez」は2011年3月31日をもって終了しました。今後のゲーム情報については、「ITmedia ガジェット」をご活用頂ければ幸いです。



news079.jpg

これだけ読めば大丈夫!?:「E3 2010」まとめてみました(後編) (1/3)

ロサンゼルスで開催された世界最大のゲームExpoを振り返る前後編。前編に引き続き、カンファレンスから今後の情勢を推測します。

 ロサンゼルスで6月15日〜17日に開催されたElectronic Entertainment Expo(E3 2010)を振り返る。前編では、会場の様子とマイクロソフトのプレスカンファレンスの模様をお送りしたが、後編では、任天堂とソニー・コンピュータエンタテインメントのプレスカンファレンスについての報告を交えて総括する。

任天堂

wk_100628e301.jpg

 E3の初日6月15日(火)午前9時から、E3会場すぐ近くのNokia Theaterにて「2010 Nintendo E3 Presentation」が行われた。おなじみ、任天堂アメリカのReggie Fils-Aime氏、宮本茂氏、岩田聡社長が登場。もちろん年末に向けての大型ラインアップも会場を沸かせていたが、やはり目玉はニンテンドー3DSであった。

1 ニンテンドー3DS

 2010年3月に存在だけを発表されていた「ニンテンドー3DS」であるが、ここで初めてのお目見えということになった。あらためてアピールされた「メガネがいらない」3Dハード。業界全体の期待感の中で、岩田社長はその待望のハードを携えて登場した。

 また、どうしてもこういったプレゼンテーションでは、3DSの特長である裸眼立体視などの質感を伝えられないとのことで、プレゼンテーション後に3DSの実機を掲げたデモンストレータ(100人以上いたと思われる)が、会場の後方で参加者に直接見せてくれるという粋な計らいもあった(3DS体験リポートについては「画面が飛び出した! 「ニンテンドー3DS」ファーストタッチ体験リポート」を参照)。

wk_100628e305.jpgwk_100628e303.jpg

スペックは?

wk_100628e302.jpg

 ニンテンドーDSの後継機であることから、もちろんダブルスクリーンを採用。3D(立体視)対応は上のスクリーン(ワイド3.53インチのLCD)のみで、タッチ対応は下スクリーンのみであることが発表された。当初、任天堂は下スクリーンも3D対応にしようと考えていたようだが、指紋等による立体視感覚の損失を懸念して、上スクリーンのみの対応にしたようだ。「立体視部分のタッチ」という画期的なゲーム性は実現できないようだ。

 グラフィックの精度も上がっていると言う。どのくらいの解像度なのかなど、詳細なスペックはその場では発表されなかった(後ほど発表になり、上画面3.53インチで800×240ピクセル、立体視のためにヨコは実質400ピクセルになる。詳細なのスペックは「ニンテンドー3DS初披露――「Nintendo Media Briefing」で分かったこと」」を参照のこと)が、これまでDSでは表現できなかった高解像度のものも、「ニンテンドー3DS」では実現できるのかもしれない。また、アナログ入力ができる「スライドパッド」、「モーションセンサー」、「ジャイロセンサー」なども含まれており、これらの機能を使用した様々なゲーム性が期待されるところだ。

 また3Dに関しては、3Dの度合いをユーザーが任意で変更できる「3Dボリューム」が搭載されており、必ずしも3Dで見る必要はなく、ボリュームをゼロにすれば2Dで見ることも可能となっている。そのようなユーザーフレンドリーなところも、任天堂らしさだなと記者は感心した。

 さらに、「すれちがい通信」機能に関して、DSでは電源が入っていること、ソフトが一致していること、ユーザーの意思があること、など一定の条件のもとでしか発動していなかった。しかし、「ニンテンドー3DS」では別のゲームを遊んでいたとしても、またはスリープ中だとしても、他の「ニンテンドー3DS」やWi-Fiアクセスポイントに自動的にアクセスして、複数ゲームの「すれちがい通信」が可能になるとのことだ。また、「ニンテンドー3DS」に電源が入っていなくても、Wi- Fiアクセスポイントに接続可能な場所にいれば、自動的にネットにアクセスされて、サービスが受けられるようになると言う。

 そして、特に魅力的に感じたスペックとして、本体の外側についている2個のカメラレンズが挙げられる。これは、ユーザーが「ニンテンドー3DS」で撮影した写真が、3Dフォトとして保存され、3Dで見ることができるということなのだ!

3D映画をニンテンドー3DSで!

 Disney、Warner Bros.、Dreamworksと提携して、「ニンテンドー3DS」で立体視映画が見られるようになるとの発表もあった。メガネをかけずに立体視で映画が見られるのは、しばらくの間、世の中で「ニンテンドー3DS」のみということになるのであろうか。今後の提携も気になるところだ。

ニンテンドー3DS向けラインアップ

任天堂タイトル

  • 「nintendogs + cats」
  • 「新・光神話 パルテナの鏡(Kid Icarus Uprising)」
etc...

3rdパーティタイトル

  • Activision:「DJ Hero」シリーズ
  • Ubisoft:「Assassin's Creed」シリーズ
  • EA:「Madden NFL」シリーズ、「FIFA」シリーズ
  • バンダイナムコゲームス: 「Ridge Racer」シリーズ
  • コナミ:「Metal Gear」シリーズ
  • レベルファイブ: 「レイトン教授」シリーズ
  • スクウェア・エニックス: 「キングダムハーツ」シリーズ、「Final Fantasy」シリーズ
  • カプコン:「Resident Evil(バイオハザード)Revelations」、「Super Street Fighter IV 3D Edition」
  • コーエーテクモ:「Dead or Alive 3D」
etc...

wk_100628e306.jpgwk_100628e307.jpg

 この他にも、Take2、セガ、マーベラスなどが「ニンテンドー3DS」向けのタイトルを鋭意制作中との紹介もあった。

ニンテンドー3DSの発売日と価格

 残念ながら、3月の発表同様に発売日と価格は発表されなかった。実物を見せられた参加者は、間違いなく価格と発売日が発表されると思っていただけに、任天堂の慎重さには驚きを隠せなかった。

 ニンテンドーDSもWiiも発売後しばらくの間、在庫不足でかなりの批判を受けた任天堂だけに、ある程度の台数を集めないとワールドワイドでの同時発売には踏み切れないのかもしれない。

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

-PR-Game Shopping