インディーズゲーム業界を題材としたドキュメンタリー映画、ただいま出資者募集中日々是遊戯

異色のアクションゲーム「Super Meat Boy」で注目を浴びた、カナダのインディーズゲームディベロッカー「Team Meat」が、同社を題材としたインディーズ映画の製作資金をネットで募集しています。

» 2010年07月16日 12時06分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

すでに目標金額を大幅に超える出資が集まっているそう

 誰でも最低1ドルからプロジェクトに出資できる、海外のクラウドファンドサイト「Kickstarter」において、インディーズゲームを題材としたドキュメンタリー映画「Indie Game: The Movie」の出資者募集が行われています。

 映画は2011年春公開予定で、内容はカナダのインディーズゲームディベロッパーである「Team Meat」の活動にスポットを当てたもの。Team Meatといえば、血まみれの肉片が主人公の超異色アクションゲーム「Super Meat Boy」(海外ではWiiウェア/Xbox LIVEアーケードで今夏配信予定)で注目を集めた気鋭のディベロッパー。映画では「Super Meat Boy」の開発過程とともに、インディーズゲーム業界の動きをリポートしていくとのこと。もっと詳しく知りたいという方は、公式サイトに詳細が載っていますのでチェックしてみてください。

映画では「Team Meat」のひとり、Edmund Mcmillen氏が中心となって描かれる予定
Wiiウェア/Xbox LIVEアーケードにて配信予定(海外)の「Super Meat Boy」

 「Kickstarter」での出資者募集は7月20日まで行われていますが、7月15日時点ですでに281人が出資を行っており、目標出資額である1万5000ドル(約132万円)を大幅に上回る、約2万2000ドル(約194万円)もの資金が集まっている模様。日本でも近年注目を集めているインディーズゲームですが、海外においてもインディーズゲーム市場やクリエイターに対する注目度が高まってきていることがうかがえます。

 なお出資者には金額に応じて様々な特典があり、10ドルなら公式サイトのクレジットに名前が刻まれ、30ドルなら後日映画のDVDがプレゼントされるといった具合。現時点の内訳は、1ドル以上が10人、10ドル以上が141人、30ドル以上が141人、50ドル以上が35人、100ドル以上が24人、300ドル以上が14人となっており、30ドル以上がもっとも人気となっているようです。

こちらは「Super Meat Boy」の元となったFlashゲーム「Meat Boy」

 また今のところ日本での配信は未定となっている「Super Meat Boy」ですが、同作品の元となったFlashゲーム「Meat Boy」はこちらのサイトでプレイすることができます。真っ赤な肉片がステージを縦横無尽に飛び跳ねまくる様子はかなりシュールですが、家庭用へ移植されるだけあって内容の面白さはお墨付き。激ムズなアクションゲームが好きな方はぜひ遊んでみてください。


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