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ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」:「ファンタビジョン」も発売から早10年経ちました (1/3)

連載第88回は「ファンタビジョン」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)。傷心旅行で熱海にやってきたゲイムマンさんは、カノジョとデート中の皆さんの姿を目にして「うらやましいなぁ」と感じ、さらに心を傷めるはめに。その傷を癒してくれたのは?

彼女がいないいつもの夏休み

wk_100813gameman01.jpg せっかく熱海まで来たのに、日帰りだったから温泉に入る暇がなかった……

 さて、前回の「ミシシッピー殺人事件」で書いたとおり、本当に告白して、ふられてしまったゲイムマンさんなのだが。

 心の傷を癒すため、旅に出ることにした。ロマンスカーに乗ろうと思ってたけど寝坊して乗れず、「つくづくロマンスに見放されているなあ」とひとり嘆きつつ、仕方なく急行電車に乗る。

 そして、熱海へやってきた。熱海といえばいまや「ラブプラス+」である。駅の観光案内所にはのぼりが立っているし(スタンプラリーシートの配布場所になっている)、ニンテンドーDSを持ったカレシさんの姿もよく見かける。

 とはいえ、夏休み期間中、しかも日曜日とあって、ほかにもあらゆる客層の観光客が集まっている。若いカップル、ご年配の方、家族連れ、外国人の方、女性同士のグループ……。

 ロープウェイで「あいじょう岬」の展望台へ行った。もともと有名なデートスポットだからか、ここにはARマーカーが3つもあった。ARマーカーは熱海のいろんな観光名所に設置されており、iPhone版「ラブプラスiM」「ラブプラスiR」「ラブプラスiN」で、これらを撮影することで、カノジョと記念写真が取れるのだ。

 お宮の松の前にもあったARマーカー。今回は、ARマーカーを「クォース」のブロックに見立てて、“熱海クォース現象(まつり)!”と題し、熱海にある全部のARマーカーを見て、どうブロックを打ち込めば四角くなるか検証しよう! と考えていたのだが――。

wk_100813gameman02.jpg あいじょう岬に掛けられた絵馬も、ここ最近で急に増えたことだろう。もみじ真魚先生の絵馬も目立つ所にある
wk_100813gameman03.jpg 熱海の主要な観光スポットの多くに、ARマーカーが設置されている。お宮の松と、貫一お宮の像
wk_100813gameman04.jpg 「L」の方は逆さに見たら、「クォース」によく出てくるブロックの形になるのだが……

 写真でお分かりのとおり、これに下からどうブロックを打ち込んでも四角くはならない。これを「クォース」のブロックに見立てるのは無理がある。第一、ついこないだまで高嶺愛花を「タカミネアイカ」と読んでたような人間が、ラブプラスに便乗しちゃダメだと思う。

 で、どうしようかと悩んでいるうちに、熱海サンビーチのレインボーデッキに着いた。野外ステージでライブが行なわれている。日が暮れるにつれて、人が増えてきた。

 実はわたしが訪れた7月25日は、熱海海上花火大会の開催日。熱海の花火は、サンビーチからさほど離れていない場所で打ち上げられるので、大きくて迫力がある。開催される日数も多く、今夏は7回も開催される。25日はその1回目だ。

 色とりどりの大きな花火の美しさに感嘆していたら、「ファンタビジョン(FANTAVISION)」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)のゲーム画面が思い浮かんだ。今回は、花火を題材にした、このアクションパズルゲームを取り上げることにしよう。

wk_100813gameman05.jpg ムーンテラスのARマーカーは、ややわかりにくい場所にある。サンビーチとムーンテラスは「恋人の聖地」に認定されている
wk_100813gameman06.jpg ヤシの木越しに花火を鑑賞。ヤシの向こうに有料観覧席もあるが、無料エリアからでも花火はよく見えた
wk_100813gameman07.jpg 締めはスターマイン。夜空が一気に明るくなる。光もさることながら音もすごい

マトリックス・売れーてっど

wk_100813gameman08.jpg プレイステーション 2の、比較的初期に出たモデル(SCPH-18000)。縦置きできて場所を取らないというのも新しかった

 2000年3月4日、プレイステーション 2が発売された。いわゆる“次世代ゲーム機戦争”を制したプレイステーションの後継機種であり、どんなマシンになるのか、発売前から大いに注目されていた。

 大きな特長が2つ。まず、DVDプレイヤーとして使えたこと。当時既にDVDプレイヤーはあったが、価格が高くてあまり普及していなかった。プレイステーション 2はDVDプレイヤーとしては破格の値段だったため、DVDの普及に大きく貢献した。

 初期の頃は、プレイステーション 2専用のゲームソフトが、比較的地味なラインアップだったこともあり、DVDプレイヤーとしての側面が、むしろ目立っていたほどだ。ちょうど「マトリックス」のDVDが発売された頃であり、相乗効果で「マトリックス」DVDもプレイステーション 2もよく売れた。「プレイステーション 2でいちばん売れてるソフトは『マトリックス』」とまで言われたものだ(わたし個人は、コーエーの「三国志VII」にドハマりしたのだが)。

 もう1つの特徴は、先代のプレイステーションのソフトも動かせること。今では上位互換性がないゲーム機の方が珍しいが、当時としては画期的なことだった。これによりプレイステーション 2は、プレイステーションで築いた優位を保つことができた。

 もちろん、マシン自体の性能の高さも圧倒的だった。初代プレイステーションでは1秒間に表示できるポリゴンが最大36万枚だったのに対し、プレイステーション 2では7500万枚。

 その高性能ぶりを示したゲームが、今回取り上げる「ファンタビジョン」だ。プレイステーション 2本体と同時発売ではなかったが、わずか5日の差だし、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された初のプレイステーション 2専用ソフトなので、ローンチタイトルと考えて差し支えないだろう。

 「ファンタビジョン」は、この連載で今までメインで取り上げたどのゲームよりも新しいが、それでも登場から10年以上経っている。プレイステーション 2の映像に驚いたあの頃からもう10年……時の流れは速い。

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