恒例の夏ライブが今年も開幕! 橋本みゆき「Summer Live 2010 〜Voila!〜」

毎年恒例、人気アーティスト橋本みゆきの夏ライブ「Miyuki Hashimoto Summer Live 2010 〜Voila!〜」が開催された。

» 2010年08月27日 07時49分 公開
[ふじたけ,ITmedia]
橋本みゆき

 アニメ「咲-Saki-」や「祝福のカンパネラ」などの主題歌を歌う橋本みゆきのライブ、「Miyuki Hashimoto Summer Live 2010 〜Voila!〜」が8月7日、Shibuya O-EASTで開催された。毎年恒例、夏のワンマンライブも今年で4回目。今年も橋本独自の歌声&ツンツントークを味わうべく、1000人以上のファンが駆けつけた。

 開演時間を迎えて桜色のライトがステージを照らす中、「シンフォニック・ラブ」のイントロスタートと同時にステージ前面を覆う幕が上がると、夏らしい色鮮やかなドレスに身を包んだ橋本がステージに登場! 待ちかねた観客も大歓声を上げながら青いサイリウムを掲げ、プリンセス橋本を迎える。

OPトークから“ツン”でバッサリ

 2曲目も「以心伝心 〜いつかきっと、だからきっと〜」とビーチが似合うさわやかなナンバーが続き、精いっぱいの合いの手を叫び続ける観客は早くも汗だく。歌い終えた橋本に「大好きー!」、「俺の方が大好きー!!」なんて思いのたけをぶちまけるファンたちを、「毎年のことですけど、みんな勝手にしゃべりすぎ!」と伝家の宝刀、はにかみながらのツンツントークでバッサリ一刀両断する橋本。

 満員御礼の感謝を伝えて再開したライブは「L」、「セ・キララ」と徐々に盛り上げていったところでの「Glossy:MMM」で最初の沸点を迎える。もはや自身を代表するナンバーといっても過言ではない名曲だ。ステージと客席が煌々と輝きを放つオレンジ一色に染まり、幻想的な光景が広がる。


 橋本も満面の笑みを浮かべながら高々と拳を振り上げてフロアーをあおり、観客は「飛びすぎだろ!」と突っ込みたくなるようなフルジャンプで応える。広がる未来へと突き進む強い意志を込めたメッセージを歌詞に乗せ、確かな歌声で伝えきった。

事務所も移籍し、新たな決意を胸に臨んだライブ

 2010年7月より、影山ヒロノブが代表を務める事務所、SOLID VOXへと移籍した橋本。「今までよりもさらに活動の幅を広げられればと思います。応援してもらえると嬉しいです」と橋本が真摯に述べると、会場からは「もちろん!」という答えの代わりに温かな声援と拍手が贈られた。

 自身のリスタートに対する思いを込め、ステージ中央に佇みしっとりと熱唱した「Sky Sanctuary」ではめぐり合いや運命に対する歓びが伝わったのだろう、どこからか橋本を祝福するような空気が会場に流れ、そこに居るだけで幸せな気分になれるような時間となった。

 そこからは再び「アストレア」、「Princess Primp!」で白熱させつつ、8月11日リリースの新曲「未来回帰線」へ入る前に軽くMC。「買えなんて言ってないから。聴いてくれるだけで嬉しいから(笑)」と繰り返し強調しつつも外国人のようにおどけてみせたりして観客の笑いを誘う。ライブでは初というだけあって緊張しながらのお披露目だったが、そこはさすがのステージングでしっかりと歌いきった。

今年も始まるみゆきの部屋

 そして、昨年に引き続き今年も「みゆきの部屋」ことアコースティックコーナーが始まる。自身の部屋をイメージしたセット内に用意されたソファに橋本が座っていると、ピンポーンとチャイムが鳴り、バンドメンバーが橋本の部屋にお邪魔するという恒例の流れ。

 ゆったりとコーヒーを飲んでリラックスした橋本はアコギに合わせてカーペンターズの「Top of the World」をカバーするというサプライズを交えた後に、こちらもアコースティックアレンジの「TIME」、「Waltz!Waltz!Waltz!」、「VOICE」と大人の魅力を前面に押し出した、艶のある歌声でここまでのステージとはまた違った一面を見せつけた。

 アコースティックでほっこりした後はこの夏祭りライブをさらに熱くさせるべく、はっぴに衣装をチェンジ。橋本の名前を全員で呼ぶ、自身が生み出したコール&レスポンスから三三七拍子の手拍子も楽しい「Cheer Up!」で会場の一体感を強めていく。

 応援ソングを歌い上げた後には「ここからは一気に駆け抜けていくよ!」と宣言し、はっぴを脱ぎ去ってこちらも自身の代表曲「Be Ambitious, Guys!」へ。サビで最高の笑顔を見せながらフロアーのみんなを一望する橋本が反則的に可愛らしい。

 ラストスパートは宣言通りに人気ナンバー連発でたたみかける。「Tomorrow's Way〜アツイナミダ〜」、「Faze to love」、「微熱S.O.S!!」と髪を振り乱しながらステージを縦横無尽に走り回って歌いきり、アンコールへ!

そして最後の“デレ”!

 「アンコールありがとう! 1年待っててくれた人、手挙げて!」 即座に挙がった圧倒的多数の手を見渡し、嬉しそうに目を細めながら「また来年もライブができるように1年、一所懸命頑張りたいと思います」と心意気を伝える橋本。観客から挙がる「愛してるー!」という声には「私もみんなを愛してるよ!」と、ここに来て最高のデレで返す。秋にはアルバムをリリース予定であることも発表し、また来年の再会を約束してバラード「innocence」をしっとりと熱唱。最後は一人ひとりへ丁寧に感謝を伝え、SOLID VOXでの記念すべき最初のステップを最高の形で踏み切った。

Miyuki Hashimoto Summer Live 2010 〜Voila!〜
1シンフォニック・ラブ
2以心伝心 〜いつかきっと、だからきっと〜
3L
4セ・キララ
5prism celebration
6Glossy:MMM
7Sky Sanctuary
8アストレア
9Princess Primp!
10未来回帰線
11幸せノ方程式
12メモリア ED
13TIME
14Waltz!Waltz!Waltz!
15Voice
16Cheer Up!
17Be Ambitious, Guys!
18Tomorrow's Way〜アツイナミダ〜
19Faze to love
20微熱S.O.S!!
En1恋のローラーコースター
En2innocence

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