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日々是遊戯:ついに日本上陸、フランス生まれの「空飛ぶゲーム機」AR.Droneって何だ!?

フランスに本社を置くParrot社は9月9日、都内にて「空飛ぶゲーム機」AR.Droneの発表会を開催しました。見た目はちょっと大きめのラジコンヘリといった印象の「AR.Drone」ですが、果たして「空飛ぶゲーム機」の意味とは!?

今後のアプリの充実に期待

wk_100909hibikore01.jpg AR.Droneをアピールする、仏Parrotのアンリ・セドゥCEO

 キャッチコピーは「空を舞う、新ゲームプラットフォーム」。この秋、フランス生まれの「空飛ぶゲーム機」がいよいよ日本の地に降り立ちます。

 ぱっと見た感じは、ちょっと大きめのラジコンヘリといったところ。回転する4枚のプロペラを持ち、1回の充電で約12分間の飛行が可能。各種内蔵センサーの働きにより常に安定した飛行姿勢を保ってくれるため、初心者でも簡単に操縦できるのがAR.Droneの大きな特徴です。

wk_100909hibikore02.jpgwk_100909hibikore03.jpgwk_100909hibikore04.jpg 4基のプロペラを搭載した「クアッドリコプター」。操縦可能範囲は約50メートル、最高時速は18kmにも達します

 「それってただのラジコンヘリじゃん!」と思うかもしれません。いやいやちょっと待った、AR.Droneが「ゲーム機」なのはここからなんです。

 AR.Droneのもうひとつの特徴が、コントローラにiPhone(iPad/iPod touch)を使用している点。iPhoneとAR.Drone本体はWi-Fiで接続され、iPhoneを傾ければAR.Droneもその方向へスーッとなめらかに移動します。また本体には2基のカメラも内蔵されており、iPhone上に表示されるコックピット映像を見ながら操縦すれば、まるで自分がヘリのパイロットになったような感覚で遊ぶことも可能。以前、ラジコンカーにカメラを搭載して、レースゲームのような視点でラジコンを操縦している動画を紹介したことがありましたが(これは遊んでみたい! ラジコンカーと車載カメラで「リアル」レースゲーム)、それのラジコンヘリ版と言ったところでしょうか。フライトシミュレータの世界が、AR.Droneならリアルで楽しめてしまうわけです。

wk_100909hibikore05.jpgwk_100909hibikore06.jpgwk_100909hibikore07.jpg 操縦はiPhoneを使って行います(iPadやiPod touchも可)。画面には内蔵カメラの映像がリアルタイムで送られてくるため、まるで自分がパイロットになった気分

 操縦アプリ次第で様々な遊び方ができるのもAR.Droneの面白いところ。現時点で配信されているのは基本的な操縦が可能な「AR.FreeFlight」のみですが、近日配信予定の「AR.FlyingAce」では、2機のAR.DroneにARマーカーを貼り付けることで、画面上で激しい空中戦を行うことが可能になるそう。

 現時点ではあくまで「ただのラジコンヘリ」ですが、今後アプリが充実するにつれて、これ一台で多彩なゲームや遊び方が可能な、まさに「ゲームプラットフォーム」へと進化していくというわけです。

 AR.Drone用ゲームの開発キット(SDK)は公式コミュニティにて無料公開されており、現在800名ほどの開発者が開発プラットフォームに登録済みとのこと。AR.Droneの名前どおり、各種AR(拡張現実)機能もサポートしているため、アイデア次第ではかくれんぼやレースなど様々なゲームに応用できそう。このあたりは今後のアプリラインアップの充実に期待したいところです。

wk_100909hibikore08.jpg 「AR.FreeFlight」の画面イメージ。AR.Droneの操縦のみに特化したシンプルなアプリ
wk_100909hibikore09.jpg AR.Drone同士で激しい空中戦を行うことができる「AR.FlyingAce」(近日配信予定)

 発表会終了後には実際に操縦してみることもできたのですが、まず驚いたのがその「簡単さ」。ラジコンヘリと言えば相当な練習が必要なイメージがあったのですが、AR.Droneの場合、各種センサーの働きにより自動で安定した姿勢を保ってくれるため、多少の風にあおられたくらいではビクともしません。試しに指でつついてみたりもしたのですが、少しでも姿勢が崩れると、センサーがそれを感知して瞬時に正しい姿勢に復帰。よほどの衝撃を与えないかぎり、まず墜落するようなことはなさそうでした。

 目玉の「コックピット視点」での操縦については、思ったよりも映像がクリアでまずビックリ。フロントカメラの解像度は640×480と十分で、また93度の広角レンズを採用しているため、高度を上げればかなり「飛んでる」感たっぷりの映像が得られます。ただ個人的な感触ですが、フレームレートについてはやや低めで、また実際の操作よりiPhone側ではほんの少し遅れて表示されるため、完全にiPhoneの映像だけを見ながら操縦するには多少慣れが必要な印象。ある程度操縦に慣れるまでは、肉眼でAR.Droneを見ながら飛ばした方が操縦しやすいのではと感じました。

 AR.Droneの発売日は9月16日で、市場想定価格は4万3800円。9月16日より開催される「東京ゲームショウ2010」では一般にも公開されるとのことなので、興味がある方はぜひ会場で体験してみてはいかがでしょうか。また、こちらのページ(16日に日本発売 今そこにあるSF「AR.Drone」を編集部で飛ばしてみた/動画あり)ではITmedia編集部でいち早くAR.Droneを飛ばしてみた体験リポートも掲載していますので、こちらもぜひ併せてご確認ください。


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