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日々是遊戯:鈴木裕、完全復活! 「シェンムー街」にはガチャガチャ要素もアリ

サン電子およびセガ、YS NET、DeNAの4社は11月15日、「モバゲータウン」用ソーシャルゲーム「シェンムー街」の制作発表会を開催。鈴木裕氏や藤岡弘、氏もゲストに駆けつけ、熱いトークが繰り広げられました。

あの「シェンムー」がどうソーシャルゲームに?

「(今のは)10年も前の映像ですが、まちがいなく本人です(笑)」

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 ――そう笑いながら登場したのは、セガ時代「バーチャファイター」や「アウトラン」「シェンムー」など数々のヒット作品を生み出した、YS NET代表取締役の鈴木裕氏。本日都内にて行われた「モバゲータウン」用ソーシャルゲーム「シェンムー街」の制作発表会で、鈴木裕氏は久々にゲームメディアの前に姿を現しました。

「おかげさまで、ようやく発表にこぎつけられたことを嬉しく思います」(鈴木裕氏)

 「シェンムー街」はかつて鈴木氏がプロデュースした、「シェンムー」を題材とするソーシャルゲーム。鈴木氏は今回「シェンムー街」のプロデューサーという立場で登場し、スクリーンで実際のゲーム画面を見せながら、これまでタイトル以外そのほとんどが謎に包まれていた「シェンムー街」のゲーム内容について説明を行いました。

wk_101115hibikore02.jpgwk_101115hibikore03.jpg セガ時代の映像を見せながら、やや照れくさそうに語った鈴木裕氏(右写真)

 鈴木氏によれば、今回プレイヤーは主人公・葉月涼ではなく、涼の父親が営む道場の「門下生」としてストーリーに参加。物語は「シェンムー 一章 横須賀」がベースとなっており、涼とは所々で力を合わせつつ、別視点からドリームキャスト版のストーリーを追っていく形になります。

 キャラクターは拳士、機士、仙士の3種類から選択可能。拳士は素手による格闘、機士は武具による戦い、仙士は気や仙術による戦いにそれぞれ長けており、これらはグーチョキパーのように三すくみの関係にあるとのこと。またキャラクターはゲーム中でイベントをこなすたびに成長し、強くなっていきます。

 「1、2で描けなかったストーリーも、できれば、入れていきたい」と鈴木氏。現時点ではあくまで「横須賀」のみの収録ですが、今後の人気次第ではさらなるストーリーの追加もあり得るかもしれません。

wk_101115hibikore04.jpgwk_101115hibikore05.jpgwk_101115hibikore06.jpg 物語はドリームキャスト版に準拠。現時点では「一章 横須賀」までが収録範囲となっています

wk_101115hibikore07.jpgwk_101115hibikore08.jpgwk_101115hibikore09.jpgwk_101115hibikore10.jpg 左2つは携帯電話版のトップページ。最初に「闘士」と呼ばれるアバターを作成します。右2つはキャラクターのバリエーションは6種類。3種類の職業にそれぞれ男女のキャラクターが存在します

 基本的なゲームの流れとしては、「気力」を消費してイベントやバトルをこなし、いくつかのイベント達成率を100%にするとボス戦が発生。ここで勝利すれば物語が進展し、次のエリアへと進める仕組みとなっています。このあたりは「怪盗ロワイヤル」など他のソーシャルゲームと基本的には同じなので、遊んだことがある人ならイメージしやすいでしょう。

 ユニークなのが「探索」の要素で、プレイヤーは「体力」を消費することで、ドブ板のあちこちを歩いて回ることができます。街中ではイベントや不良とのバトルなど様々なイベントが発生するほか、町の人から新しい技などを教えてもらえることも。またガチャガチャや駄菓子屋など「シェンムー」らしい要素も随所にちりばめられており、このあたりは原作をプレイしているとより深く楽しめそうでした。鈴木氏によれば、PC版ではほかにも「ゲームセンター経営」や「昆虫捕獲」など様々な要素を盛り込んでいく予定があるとのことでした。

wk_101115hibikore11.jpgwk_101115hibikore12.jpg 広い街中を自由に探索する、「シェンムー」ならではの楽しさをうまく表現

wk_101115hibikore13.jpgwk_101115hibikore14.jpgwk_101115hibikore15.jpg 探索中には様々なイベントが発生。子猫に名前を付けたり、駄菓子屋を手伝ったり……

wk_101115hibikore16.jpgwk_101115hibikore17.jpgwk_101115hibikore18.jpg もちろんバトルが発生することもあります。福さん、福さんじゃないか!

 さらに鈴木氏は、「ある程度ゲームが進むと、プレイヤーは自分の道場を持てるようになります」と説明。道場を持つことで、他のプレイヤーとチームを組み、プレイヤー同士で「試合」を行うことが可能になります。試合は5体5で行われ、キャラクターの種類やレベル、戦わせる順番などによって勝敗が決定。何度も勝てばランクがあがる一方、逆にまったく試合をしないと格下げになってしまうこともあるそうです。

wk_101115hibikore22.jpg 他のプレイヤーと戦う「試合」。チームや戦略を練っての戦いは白熱しそうです

 その後の質疑応答で、「シェンムー街」の今後について聞かれると、鈴木氏は「『シェンムー』自体未完の作品ですが、2章以降のストーリーももちろん存在はしています。なかなかこの場でお約束しにくいのですが、みなさんに『シェンムー街』が愛されれば、バージョンアップなどでお届けできるかもしれません」と発言。また「シリーズを完結させる予定は?」との質問については、「中途半端な思いは、僕が一番強く感じています。やれる機会さえあれば、どんな形であれファンの方のために実現はしていきたい。今回、具体的に『シェンムー街』というタイトルが出てきましたので、今後運営を継続できるなら、いずれ何らかの形でお伝えできるかもしれません」と、続編制作を確約する内容でこそないものの、かなり前向きな回答が得られました。いまだに続編の希望が多い「シェンムー」シリーズですが、「シェンムー街」がヒットすれば、続編の可能性もなくはない……のかもしれません。


wk_101115hibikore19.jpgwk_101115hibikore20.jpgwk_101115hibikore21.jpg 様々なセガグッズが当たる「ガチャゴン」。シリーズをコンプリートするといいことが?

 また後半のトークショウには、「シェンムー 一章 横須賀」で涼の父・巌の声を演じた俳優の藤岡弘、氏も登場。藤岡氏は「シェンムー」制作時、アフレコだけでなくモーションキャプチャも担当していたそうで、「体中にボールを付けて動くと、キャラクターがまったく同じ動きをする。今はもう当たり前だけど、あの当時はすごいな、とドキドキした」と当時を振り返りました。

 鈴木氏によれば、そもそも藤岡氏を起用したのは、「ゲームにリアリティを持たせるため、本物の武道家を使いたかった」からだそう。もともと武道にも造詣が深く、自宅に武道場も持つ藤岡氏は、その点まさにぴったりの人材でした。「写真っだと一方向からしか見られないから、本当の武道の形はわからない。モーションキャプチャーに参加してもらったことで、見たい方向がいつでも観察できるようになったのは大きかったです」と鈴木氏。

 また今回発表された「シェンムー街」について聞かれると、藤岡氏は「今、世界中で日本の武道が見直されている。日本は古くから、武道が持つ精神的側面を深く掘り下げてきており、これは本当にすばらしい財産となっている。人間とはなんぞや、人間とは何のために存在しているのか、そいったことを、多くの子供がゲームを通じて知ることができれば、これは本当にとてつもないツールになる」と熱弁。最後は「私も求道者のひとりとして、人間としての犠牲的精神を持って、人間の心を伝えていきたいです」と鈴木氏に握手を求め、トークショウを締めくくりました。

wk_101115hibikore23.jpgwk_101115hibikore24.jpg いやあ、生で見る藤岡氏は、テレビの画面越しに見る以上の熱さでした……

 「シェンムー街」は、YS NETおよびサン電子、セガの三社共同によりサービス予定。「モバゲータウン」版は本日15時より一部制限付きでスタートしており、また「Yahoo! モバゲー」版も近日スタート予定とのことです。


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