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ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」:ゲイムマンデビュー20周年記念! 「じゃじゃ丸忍法帳」「じゃじゃ丸撃魔伝」 (1/3)

連載第91回は、「忍者じゃじゃ丸くん」シリーズのRPG「じゃじゃ丸忍法帳」と「じゃじゃ丸撃魔伝」(ジャレコ)です。実は、わたしが商業誌で初めて書いた記事が「じゃじゃ丸撃魔伝」のレビューだったのです。

ゆめりあがあってメイドトレインが通る街

 私事で恐縮だが、去る10月20日でデビュー20周年を迎えた。「ウォーロック」という月刊誌で、「辛口レビュー」の連載が始まったのが、1990年10月20日発売の11月号のこと。

 20周年が、2010年10月20日、つまり20・10・10・20という覚えやすい数字になることは、10周年の頃から既に意識していた。「20周年を迎えたら、ANAインターコンチネンタルホテルあたりで関係者を招いてパーティーでも開けるんじゃないか」と、2、3年くらい前までは思っていたんだけど……。

 ところで、わたしが「辛口レビュー」で初めてレビューしたゲームが、「じゃじゃ丸撃魔伝」だった。そこで今回は、「じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城」と、その前作にあたる「じゃじゃ丸忍法帳」を取り上げてみたい。

 というわけで、当時「ウォーロック」の編集部があった、大泉学園に行ってきた。12月にメイドトレインが運行されるという西武池袋線の、大泉学園駅で下車(メイドトレインはこの駅を通過するけど)。駅前は近年再開発され、「ゆめりあ」と名づけられた2棟のビルが目立つ。

 大泉には、東映東京撮影所がある。「世界忍者戦ジライヤ」や「忍者戦隊カクレンジャー」「忍風戦隊ハリケンジャー」などの忍者系ヒーローを世に送り出した撮影所だ。だからじゃじゃ丸くんにも一応関係があるんじゃないかと(「影の軍団」「仮面の忍者 赤影」などの時代ものは、京都の太秦(うずまさ)にある撮影所で撮られたようだが)。

wk_101213gameman01.jpg 「ゆめりあ」といっても、ナムコが出したゲームとは関係がない。もねもね
wk_101213gameman02.jpg 東映東京撮影所の敷地の一部には、新たにデパートやシネマコンプレックスが建っている
wk_101213gameman03.jpg 西武鉄道の最新鋭車両30000系。スマイルトレインという愛称がある

名作アクションゲーム「忍者じゃじゃ丸くん」

 UPLが1984年に開発したアーケードゲーム「忍者くん 魔城の冒険」は、翌1985年5月10日、ジャレコによってファミコンに移植され、ヒットした。赤い装束の忍者くんが、敵を体当たりで気絶させ、手裏剣で倒すアクションゲームだった。

 その忍者くんの弟として登場したのが、じゃじゃ丸くんである。1985年11月15日、「忍者じゃじゃ丸くん」発売。なまず太夫にさらわれた、さくら姫を救い出すのが目的だ。体当たりと手裏剣での攻撃など、「忍者くん」から受け継いだ部分も多いが、ゲームをプレイしたときの感覚は、「忍者くん」とはかなり異なる。

 「忍者くん」のフィールドが縦にスクロールするのに対し、「忍者じゃじゃ丸くん」では横にスクロールする。フィールドは4階層に分かれていて、天井を壊さないと上の階には行けない。壊せる天井にはさまざまなアイテムが隠されていて、それらを探すのも楽しい。

 特定のアイテムを3つ集めるか、じゃじゃ丸の残り人数(残機)が4人以上になると、忍法“ガマパックン”が発動。巨大カエルの「パックン」を呼び出して、敵を次々と食べさせることができるのだ。しかもその間、敵は金縛りにあって動けないので、逃げられたり反撃されたりしないのだ。強力すぎる。

 ちなみに「忍者じゃじゃ丸くん」と、「忍者くん 魔城の冒険」、さらにUPLが発売した忍者くんの続編「忍者くん 阿修羅ノ章」は、現在Wiiのバーチャルコンソールでプレイできる。

wk_101213gameman04.jpg ほかのアクションゲームと違って、自分から敵に体当たりで攻撃できるのがおもしろい
wk_101213gameman05.jpg さくら姫の投げる花びらを3枚集めると、ステージクリア後に、なまず太夫と直接対決できる
wk_101213gameman06.jpg 今回マニュアルを読み返して初めて気づいたけど、カエルの名前は「ガマパックン」じゃなかった

 翌1986年に発売された続編「じゃじゃ丸の大冒険」は、同じ横スクロールのアクションゲームながら、敵の全滅ではなく、フィールドの出口を目指す「スーパーマリオブラザーズ」タイプのゲームとなった。前作でじゃじゃ丸が助けたさくら姫が、実は偽物だったという、あ然とするストーリー。本物のさくら姫を救うため、再びじゃじゃ丸が旅立つ。

 前作にも出てきたトロッコや、透明になる薬などのアイテム、そしてカエルのパックンも再登場。雪女のおゆきや、ガイコツのヘドボンなど、前作の敵キャラも健在だ。1面クリアするごとにボスステージとなり、四天王と呼ばれるボスたち、そしてなまず太夫が攻撃してくる。ここでは負けても残り人数が減らない。なまず太夫のステージを越えると、次のボスステージからはボスが2体ずつ出てくる。

 「じゃじゃ丸の大冒険」から少し間が空いて、1989年に発売されたのが、じゃじゃ丸シリーズ第3弾「じゃじゃ丸忍法帳」である。

忍者外伝?

 各地で事件を起こす妖怪どもに、じゃじゃ丸くんが立ち向かう「じゃじゃ丸忍法帳」。アクションゲームだった前2作(もっと言うとその前の「忍者くん」も)から、アクション要素のないRPGに方向転換した。同じようなケースでは「がんばれゴエモン外伝」(コナミ)が有名だが、それより古い。

 ゴエモンはタイトルで「外伝」と明記され、それまでの作品とは異なることが強調されていた。じゃじゃ丸の方は明確に外伝とはされていないが、前作から3年も経っているので、もしかしたらそれに近い感覚で作られたのかもしれない。

 1章〜3章プラス最終章という構成になっており、1章〜3章はどの章からでも始められる。その代わり、1つの章をクリアするごとに、レベルとアイテムがリセットされる。

 第1章は、妖怪退治の秘術を記した“忍(しのび)の書”が忍の里から盗まれたので、それを取り返すのが目的。犯人はからす天狗と分かったが、からす天狗は強く今のじゃじゃ丸ではかなわないため、伝説の忍者“はっぽうさい”の助言を受けて、修行のために“3つの証”を捜し求めることになる。

 ゲーム序盤で、さくら姫が同行することになり、以後は2人で妖怪と戦う。過去2作品ではとらわれのお姫様だったさくら姫が、自ら戦うのはこれが初めて。スタートボタンで2人のステータスを見られるが、特にじゃじゃ丸のルックスが前2作と全然違っててびっくりする。フィールド画面でも赤い頭巾をかぶっておらず、髪の毛がむき出しになっていたのだが、ステータス画面だと一層、「え、誰?」感が強くなる。

wk_101213gameman07.jpg ご覧のとおり、いかにもRPGっぽいRPGになった。戦闘もコマンド式で、アクション要素はない
wk_101213gameman08.jpg 過去2作品のドット絵からは想像もつかないが、これがじゃじゃ丸くんである
wk_101213gameman09.jpg さくら姫も今回は自ら戦うので、活発そうなルックスになっている

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