WiiやPlayStation Move、Kinectで遊ぶことは「運動」になる? それともならない?日々是遊戯

海外ニュースサイト「Standard-Examiner」に掲載された、「Wii not so hot for fitness――but works well for rehab」という記事を紹介します。果たして、WiiやKinectに「運動」の効果はあるのでしょうか?

» 2011年01月05日 19時58分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

運動強度は軽度〜中度

 PlayStation MoveやKinectの発売で、再び体感型ゲームへの関心が高まりつつある昨今。そんな中、海外ニュースサイト「Standard-Examiner」で、これらの体感型ゲームの”運動強度”についての記事が掲載されています。

 たとえばWiiやPlayStation Move、Kinectのようなゲームで遊んだ場合、それは「運動した」ことになるのでしょうか? ユタ州大学のDale Wagner教授は、Standard-Examinerの取材に対し次のように答えています。

「確かに体感型ゲームで遊んだ場合、座りきりのゲームに比べて心拍数およびエネルギー支出が増加するという実験結果があります。しかし、これらのゲームによる心拍数増加はあくまで軽度〜中度の範囲です」(Wagner氏)

 同氏によれば、体感ゲームを遊ぶことによって上昇する心拍数は平均40〜60パーセント程度。しかし一般的なトレーニングにおいては60パーセント以上の心拍数上昇が適切と言われており、体感型ゲームの運動量はこれに達していないということになります。もちろんあくまで「平均」であり一概には言えませんが、WiiやKinectが体育の授業の代わりになるかといえば、ちょっと難しいだろう――というのが結論のようですね。

 とは言えまったく効果がないわけではなく、例えば有酸素運動やピラティスなどの要素を取り入れたゲームにおいては、比較的実際の運動に近い効果が得られるとのこと。また楽しみながら長時間続けることができるため、リハビリテーションなどに用いたり、また健康な人でも「より健康的なライフスタイルへの動機付けには役立つだろう」と記事では指摘しています。

「私はこれらのゲームにもある程度は健康やフィットネスに役立つ側面があると考えます。体感ゲームは、それまで座りきりだった人を本当の運動へと移行させるのに役立つかもしれません」とWagner氏。うまく活用すれば、ゲームも十分に健康に役立てられる可能性はありそうです。

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