ネットビレッジは12月5日、携帯向け美少女ゲームコンテンツを手がけるアリコシステムに資本参加し、“萌え系ゲーム市場”に本格参入すると発表した。同時に、萌え系携帯サイト「ラブゲッCHU」が来年テレビアニメ化されることも明かした。「モバイル発・原作のオリジナルアニメはこれが初めて」(同社)。
ラブゲッCHUは、3キャリア向けに提供される美少女コンテンツポータルサイト。月額315円で7つのコンテンツと11のミニゲームを遊べるほか、さらに追加料金で「妹系少女かのん」「僕の女子高生」などを提供している。
テレビアニメではコンテンツ「声優になりたい!」の中の苺原桃子(18歳)が主人公になる予定だが、「声優になりたい!を単品でアニメ化するというわけではなく、ラブゲッCHUのサイト全体をアニメ化するイメージ」(ネットビレッジ)。放送時間帯や、どの局で放送されるかは「決定しているが、現状で詳細は明らかにできない」という。
「従来の携帯とアニメの関係といえば、原作マンガがあってこれをアニメ化し、そのコンテンツがモバイルサイトに波及するという流れだった。しかしラブゲッCHUの場合は、携帯でいわゆるギャルゲーコンテンツがスタートして、そのキャラクターが“立っていた”ためアニメ化されるという流れ。通常と逆だ」
アリコシステムの前身は、1996年設立の有限会社アリコシステム。2005年11月に株式会社化していたが、今回ネットビレッジが第三者割当増資を引き受けるかたちで、アリコシステムの38%の株式を取得する。今後、アリコシステムが持つキャラクターを活かしたゲームのオンライン化も行う予定という。
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