写真で解説する「F903i」(1/2 ページ)

» 2006年10月12日 21時10分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 富士通製の「F903i」は、ディスプレイを左右に90度回転させて利用できる端末だ(10月12日の記事参照)。画面を回転させた場合でも、対応アプリであれば横長画面いっぱいに表示できる。また「F902iS」に引き続き、音楽配信サービス「Napster」にも対応。PCにダウンロード、またはリッピングしたWMAファイルを転送して、F903iで楽しめる。

 お家芸ともいえる指紋認証機能はもちろん搭載。F902iS同様、端末を閉じたままで指紋認証・ロック解除ができる。

 ボディカラーはネロ、ビアンコ、ロッソ、コバルトの4色で、10月後半以降販売を開始する見込みだ。

F903iは折りたたみ型の端末で、ボディカラーは4色。左からネロ、ロッソ、コバルト、ビアンコ
photo 真上から見たところ。背面液晶はなく、シンプルなデザインだ
photo カメラのレンズ、指紋センサー、FeliCaチップは本体の裏側に配置されている

photo 本体右側面。音符マークがついたボタンは、ミュージックプレーヤーの起動ボタン
photo 本体左側面。左からプッシュトークボタン、microSD端子、平型ヘッドフォン端子。microSD カードは2Gバイトまで対応、また標準で平型端子のリモコンが付属する
photo 充電用端子。発表会では展示されていなかったが、充電台は寝かせて置くタイプになるそうだ
photo 端末を閉じた状態でもスイングする

“スイング”でできること

 F903iの最大の特徴は、メインディスプレイを左右に90度スイングさせて使えることだ。フルブラウザや動画再生、GPSを使ったナビゲーション(ゼンリンデータコムのアプリがプリインストールされている)などを、横画面いっぱいに表示できる。また、スイングした状態で写真を撮れば、画面をいっぱいに使えるので、横長の写真も撮りやすい。

 左右のスイングに、それぞれ機能を割り当てられるのも面白い。待受画面、メール作成/文字入力画面でそれぞれ左右スイングする場合、計4種類の機能を割り当てできる。待受画面では、普段よく使う機能のほとんどを選択でき、メール作成/文字入力画面では顔文字や定型文、デコメピクチャなど、メール作成に関連した機能を呼び出すように設定できるようになっている。

 背面液晶がない代わりに備えたのが「ちょい見せ機能」。ちょっとだけスイングすると、時計やメール/電話着信の件数を確認できる。

photophotophoto 左右にスイングするだけで、割り当てておいた機能を起動できる。ここでは待ち受け画面から左スイングでiアプリを起動、右スイングでiモード問い合わせをしている

photo 待受画面表示中、メール作成/文字入力中それぞれに、スイング時に起動する機能を設定できる
photophoto 待受画面からのスイングで起動できる機能
photo メール作成時のスイングで起動できる機能

photo 横画面をいっぱいに使って写真を撮れる。富士通製端末では、VGAよりも高解像度な写真は横長に保存するため、従来の端末では縦長の画面の一部に横長の写真を表示して撮影・再生しなくてはいかなかった。F903iでは横長写真を横長の画面で撮れるのがうれしい
photo ちょっとスライドすると時間が確認できる「ちょい見せ機能」。時間のほか、不在着信の件数も表示される

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