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ゲーマーのプレイ頻度は両極化の傾向に──TGS来場者調査(1/2 ページ)

» 2004年11月25日 21時17分 公開
[ITmedia]

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は11月25日、「東京ゲームショウ 2004 来場者調査報告書」を発表した。

 9月26日に東京ゲームショウ 2004(以下TGS2004)に来場した10歳〜49歳の男女を対象に、会場内ブースにおける自記式アンケート調査で、有効回答数は1107(入場者数は16096人)。回答者の平均年齢は23.6歳、男性76.2%、女性23.8%で男性が約4分の3を占め、前回とほぼ同じ結果となった。

 ゲームプレイ頻度は、週に平均3.6日で、ほとんど毎日プレイするヘビーユーザーと週1日以下しかプレイしないライトユーザーの比率がそれぞれ増え、プレイ頻度の両極端化が見られる。

グラフ ゲーム頻度(クリックで拡大表示)

 1日の平均プレイ時間は、平日は「41〜60分」と「91〜120分」が、休日は「91〜120分」と「181分以上」が多く、平均時間は平日は86.0分、休日が145.9分。

 保有ハードウェア(複数回答)は、前年に引き続き「プレイステーション2」が最も多く82.4%で、「ゲームボーイアドバンス(SP含む)」(62.9%)、「スーパーファミコン」(56.8%)、「プレイステーション(PSone、COMBO含む)」(55.7%)、「ゲームボーイ(カラー含む)」(53.9%)が過半数を占めている。

 また、購入希望のハードウェア(複数回答)は、新製品の「PSP」が54.1%、「ニンテンドーDS」が33.9%が人気。買いたいハードウェアが1つもない、という回答は8.9%で、昨年の15.9%を大きく下回った。また、既存ハードウェアの購入意向は、女性が男性を上回っている。

 好きなゲームジャンル(複数回答)は、ロールプレイングが72%と圧倒的で、13歳〜24歳の女性では9割前後の支持があった。次いで「アクション」(42.1%)、「アドベンチャー」(30.6%)。男女別では、男性では「アクション」「対戦格闘」「戦略シミュレーション」などが、女性では「アドベンチャー」「育成・目標達成シミュレーション」「恋愛シミュレーション」などの人気が高い。

 好きなゲームのタイプ(複数回答)は、「冒険・ファンタジー系」が55.6%と過半数の支持を得ており、男性より女性のほうが、またゲーム頻度が高いほど好む人の割合が高い。次いで「戦国・歴史系」(34%)、「キャラクター系」(24.6%)で、前者は男性の、後者は女性の支持が多い。また、趣味で「漫画・アニメ」と回答した人は「キャラクター系」のゲームを好むという相関関係が見られた。

 1年間のソフトウェア購入本数は平均7.4本で、中古ソフトの比率は34.3%。年齢・性別で見ると男性の16〜18歳の購入本数が10.8本と最も多い。

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