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新型ロマンスカーにLED照明

» 2005年02月25日 21時06分 公開
[ITmedia]

 東芝ライテックは2月25日、新宿駅と箱根を結ぶ特急列車「小田急ロマンスカー」の新型車両にLED照明を納入したと発表した。省スペースで高輝度なLEDで室内の居住性とデザイン性を高める。LEDを鉄道車両の室内照明に大規模導入するのは国内初だという。

 直線形状のLEDモジュールと専用電源を開発し、車両の座席上部(荷物棚下)、展望室天井、乗降口上部、運転席天井などに搭載した。1編成(10両)あたりLEDモジュール約1900本、電源は100台設置。2編成分を納入した。車両デザインを担当した建築家・岡部憲明氏の提案・監修で導入した。

 同照明は、3月1日から開催される「ライティング・フェア2005」(東京ビッグサイト)の同社ブースに展示する。

LEDモジュール(上)と電源

 ロマンスカーは、小田急電鉄の特急列車。新型車両は3月19日から運行する。連続窓や高いドーム型天井を採用し、展望席やコンパートメント形式のサルーンを設置するなど居住性を高めたのが特徴。

新型車両の「50000形 VSE」

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