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タイトー純益半減 家庭用ゲーム不振で

» 2005年04月26日 20時19分 公開
[ITmedia]

 タイトーが4月26日発表した2005年3月期決算(単体)は、家庭用ゲームソフトの不振が響き、大幅な減益となった。売上高は前期比1.9%増の845億6000万円と増収だったが、営業利益は同50.1%減の29億700万円、経常利益は同49.9%減の28億7500万円、純利益は同51.1%減の17億1800万円にとどまった。

 業務用ゲーム機販売などが堅調だったほか、携帯電話向けの3Dコンテンツや、音楽データ外販が好調で増収を確保。しかし独自タイトルが減った家庭用ゲームソフトが不振で、ソフトの売上高は同24.6%減の67億4000万円に落ち込んだ。ゲームセンターの新規出店やリニューアルコスト増も利益を圧迫した。

 今期は、業務用ゲームとコンテンツサービスに経営資源を集中。家庭用ゲームソフト事業の開発コストを削減するなどし、業績回復をはかる。売上高920億円(前期比10%増)、経常利益47億円(同63.5%増)、純利益23億円(同33.9%増)を見込む。

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