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松下、デジタル家電向け共通LSIの製品実装を開始

» 2005年10月14日 00時55分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は10月13日、デジタル家電統合プラットフォーム用システムLSI「Uniphier」(ユニフィエ)の量産を始め、今月発売するSDカードムービー機への搭載を始めた。携帯電話や車載機器などへの搭載も進め、将来は外販も計画。2010年に1000億円規模の事業展開を目指す。

photo パーソナルAV向けUniphierを搭載したSDカードムービー「SDR-S100」

 AV機器や携帯電話、カーナビなどデジタル家電に幅広く対応する統合プラットフォーム(関連記事参照)。用途別に4種類をそろえ、SDカードムービー「SDR-S100」にはパーソナルAV用を搭載する。携帯電話用は、NTTドコモ向け地上デジタルテレビ放送対応端末「P901iTV」への搭載が決まっている。

photo パーソナルAV向けUniphierのブロック図

 UniPhierは、メディアプロセッサを核としたハードウェアプラットフォームと、共通化することで資産家と再利用が可能なソフトウェアプラットフォームなどで構成する。メーカーにとっては開発効率の向上などのメリットがある。

 デジタル家電向け共通プラットフォームでは、NECエレクトロニクスも「platformOViA」を展開している。松下は2007年にもUniphierの外販を開始する考えだ。

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