人気ゲーム「Grand Theft Auto: San Andreas」にわいせつシーンが隠されていた問題で、米ロサンゼルス市は1月26日、同ゲーム開発元のTake-Two EntertainmentとRockstar Gamesを提訴したと発表した。
同社が「M」指定を受けたゲームにポルノ素材を隠していたのは不公正なビジネス慣行に当たると同市は指摘。ポルノコンテンツの存在を公開しなかったのは州法に違反すると主張している。
問題の発覚を受けて、このゲームのレーティングは昨年7月に「AO」(アダルトオンリー)に改定されたが、それまでの間に1200万本が売れ、小売り売り上げは約6億ドルに上った。カリフォルニア州内での販売は20万本を超え、売り上げは1000万ドル強になると推定している。
ロサンゼルス市検察のロッキー・デルガディロ氏は「Grand Theft Auto: San Andreasは強欲と詐欺行為のストーリーだが、この点でパブリッシャーも、このストーリーの登場人物とさして変わりはない」と非難している。
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