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スクエニ、経常益47%減の下方修正

» 2006年04月18日 21時46分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスは4月18日、2006年3月期連結業績予想を下方修正し、経常利益が前回予想から47.4%減(135億円減)となる150億円にとどまる見通しだと発表した。主力の家庭用ゲーム事業やオンラインゲーム事業が計画未達だった。

 修正後予想は売上高が1250億円(前回予想は1360億円)、純利益は100億円(同175億円)。

 ゲーム事業では下期に投入した「キングダムハーツII」「ファイナルファンタジーXII」などの大型タイトルが好調だったが、上期の不振を挽回できずに計画未達。オンラインゲーム事業は「ファイナルファンタジーXI」が堅調で増収増益だが、新規投入タイトルの伸び悩みで計画未達となった。モバイルコンテンツ事業も海外展開などの遅れで計画を達成できなかった。

 下期から連結対象となったタイトーは、業務用カードゲーム機の苦戦やゲーム施設運営が不振で営業赤字になる見通し。

 出版事業は雑誌・コミックスが好調で計画を上回る見込み。その他事業は映像作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」のヒットで大幅な増収増益となり、計画も上回る見通しとしている。

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