「秋葉原クロスフィールド」、本日オープン(1/2 ページ)

» 2005年03月31日 18時29分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 「東京構想2000」および「秋葉原地区まちづくりガイドライン」に基づき展開されている秋葉原再開発地区施設「秋葉原クロスフィールド」。その中核施設となる「秋葉原ダイビル」が3月31日、オープンした。

photo 秋葉原ダイビル
photo 石原慎太郎都知事(右)、ダイビル代表取締役社長 広瀬忠邦氏(左)

 秋葉原ダイビルは、「秋葉原クロスフィールド」における中核施設で、高さ147.5メートル(地上31階、地下2階)のビル内に、コンベンションホール、カンファレンスフロア、オフィスフロア、産学連携フロアが集約される。敷地面積は4181平方メートル、延べ床面積は5万289平方メートル。

 フロア1〜2階は無線LAN対応カフェ、2階に随時イベントなども開催される展示スペースとコンベンションホール、5階に研究成果発表や情報交流の場として活用できる、会議や講義のためのカンファレンスルーム、5〜15階が産学連携フロア、16〜30階が一般テナント向けオフィスフロアとなっている。

 中でも5〜15階の中低層階に置かれる「産学連携フロア」には、東京大学、筑波大学、デジタルハリウッド大学などの情報科学系学部学科や研究施設が入り、名称通り、研究やベンチャー育成、先端教育といった産学の連携が期待されている。

2005年3月31日現在の産学連携フロア入居大学・機関・企業
公立はこだて未来大学、筑波大学、デジタルハリウッド大学、東京大学、東京電機大学、徳島大学、人間総合科学大学、明治大学、稚内北星学園大学、産業技術総合研究所、日本弁理士会、つくば市、鹿島建設、サイコムインターナショナル、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ、ぷらっとホーム
※ほか2機関含む計18機関(入居率は100%)

 2階コンベンションホールにて行われたオープニングセレモニーでは、東京都知事石原慎太郎氏も出席し、産学連携の有益性に加え、情報ネットワーク機能、(カンファレンスなどをはじめとする)集客機能、オフィス機能を集約したことによる、新たなIT拠点の中心となる秋葉原再開発地区の重要性を説いた。

photo 壇上では若干過激な発言も出た石原慎太郎氏
photo 5階に「産学交流ゾーン」なる産・学が共同で利用できる共用スペースが設けられる。

そして、直近のアキバはどうなる

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