GBA「真・三國無双アドバンス」成長システムについて

コーエーが3月24日に発売を予定しているゲームボーイアドバンス「真・三國無双アドバンス」の成長システムを紹介しよう

[ITmedia]

「真・三國無双アドバンス」とは

　国内外で700万本を売り上げた「真・三國無双」シリーズが、ゲームボーイアドバンス（以後、GBA）にも登場するのは既報のとおり。「真・三國無双アドバンス」は3月24日の発売に向けて製作も順調である。「真・三國無双アドバンス」はGBA初の「トップビューMEA」（複数の敵を一度に相手するマルチエネミーアクション）を実現し、「真・三國無双」シリーズならではの爽快感が味わえるようになっている。

　今回は武将の成長についてと、チャレンジモード、そして序盤のステージを紹介しよう。

成長は短期と長期の2段階

　武将が成長するには2つのパターンが用意されている。１ステージのみ有効な「能力装着システム」や武器装備などの短期システムと、地道にレベルを上げたり武器を集めるといった長期システムである。

短期システム

• 能力装着システム

　戦闘中に敵を倒すことでポイントを溜め、キャラクターが持つ6つの能力を戦いながら強化していくシステム。この成長は1ステージの間のみ有効。また、ステージクリア時の評価に影響し、評価が良ければ強力な武器が得られる。

• 武器装備

　新たな上位武器を装備するだけで、キャラクターの強化が図れる。武器は武器自体の攻撃力である武功だけでなく、様々な効果を持つ。効果は「武器効果」と「勇猛効果」に分けられる。「武器効果」は「体力」「攻撃力」「防御力」「属性」に直接影響。「勇猛効果」は戦闘中の「勇猛」能力のパワーアップ時に強化されるもので、「防御力の増加」や「攻撃力の増加」「ひるみ率が減る」「硬直時間が減る」「ガードを壊す」「体力吸収」など様々な効果の種類がある。

長期システム

• キャラクターレベルアップ

　敵を撃破した数によって、レベルが上がっていく。レベルアップすると5つの基本的なパラメータ（体力・防御力・攻撃力・移動力・無双乱舞の威力）が上昇する。レベルによってアップする数と内容が異なる。5つのパラメータの総合的な値として「強さ」が存在（無双モードではLv20まで、フリーモードではさらにレベルを上げることが可能）。

• 武器熟練度

　キャラクターにはそれぞれ使用できる武器の種類が3つずつある。ただし、武器を装備するにはその武器に見合った熟練度というパラメータが必要。熟練度はキャラクターのレベルアップ時に上昇するが、それまでに多く使用していた武器の種類ほど、熟練度は上昇する。

• 武器集め

　前述した通り、武器の装備自体がキャラクターの成長につながるので、武器の入手自体を収集することが長期的な成長と言える。武器の入手方法は「移動マップ上で得る」と、「ステージの終了後のご褒美として入手する」の2つ。

• チャージ攻撃使用頻度

　チャージ攻撃は同じ種のチャージ攻撃の頻度によって、チャージ攻撃の基本的なレベル（能力装着によるパワーアップ前の強さ）が上昇する場合がある。これにより、ユーザーのプレイ次第で、キャラクターのチャージ攻撃の得手不得手をある程度コントロールできる。チャージのパワーアップは攻撃アクションの回数や距離、威力などの特性が変化。例としては、「連撃」の連続攻撃の中に「範囲」技が加わったり、「突撃」の突進距離の延長と突撃中のヒット回数の増加など。

チャレンジモードについて

　チャレンジモードは戦闘パートのみで構成され、基本は戦闘マップを次々にクリアしていく。チャレンジモードで使用するキャラクターは無双モードやフリーモードで鍛えることができる。

　また、チャレンジモード専用のアイテムとして、「黄帝人法」「神農空論」がある。この2つのアイテムはステージクリア評価のご褒美としてのみ入手ができる。「黄帝人法」は体力の最大値を増加した状態でチャレンジを開始できるというアイテム。「神農空論」はクリアタイムを縮める効果を持つアイテムだ。

　チャレンジモードには3つのコース「斬合」「神速」「連覇」が用意されている。

「斬合」体力の続く限り、どれだけの敵を撃破できるかを競う。数戦闘毎に敵のレベルが上がっていく

「神速」100人の敵をどのくらい早いタイムで撃破できるか競う。1戦闘毎に敵のレベルが上がっていく

「連覇」戦闘マップ内の敵を全て倒すと宝箱が出現する。宝箱の中身が当たりなら次の戦闘マップに、はずれなら前の戦闘マップへ。全戦闘マップの最速タイムを競う。敵のレベルは1のまま

序盤のステージをちょっとだけ紹介

黄巾の乱・魏（魏・第一ステージ）

　永きに渡って続いた漢王朝は権力を巡る内部抗争によってすっかり腐敗しきっていた。そんな中、朝廷に不満を抱く者が決起。太平道の教祖・張角の指揮下、反乱を起こした。これが黄巾の乱である。事態を重くみた朝廷は、広く全国から義勇兵を募り、何進を総大将とする黄巾討伐隊を興す。その中に曹操がいた。後世に乱世の奸雄と称される大英傑の台頭の時である。

「張梁名乗り」……張角の弟・張梁が名乗りをあげる

「張梁の妖術」……張角の弟・張梁が妖術を繰り出す。戦闘中に落石が発生する

「張宝の妖術」……張角の弟・張宝が妖術を繰り出す。マップに間欠泉が噴出する

「張角登場」……一度は張角を撃破。しかし撃破したと思っていた張角が再び現れる

虎牢関の戦い・呉（呉・第一ステージ）

　黄巾の乱に伴う混乱に乗じ、董卓が朝廷を牛耳り、専横を極める。この行状を見かねた各地の群雄は、曹操の檄に呼応して反董卓連合を結成し、戦いを挑んだ。その先陣に任じられた漢こそ孫堅であった。江東の虎の異名を持つ英傑の飛翔の時である。

「劉備救出」……暴虐を尽くす董卓に対し怒る劉備。だが逆に董卓軍の追撃を受けてしまう。孫堅たちは劉備を助けに向かう

「呂布登場」……[シ巳]水関を突破した孫堅たちの下に、最強の漢・呂布が立ちふさがる

長坂の戦い・蜀（蜀・第二ステージ）

　連合軍は虎牢関で董卓を討ち果たした。諸侯は自国に帰り、各々天下を窺うべく力を蓄えていく。しかし、劉備は拠るべき地盤を持たず、各地を転々とする。一時は曹操の下にいたこともあったが、両雄並び立たず、立ち去って同族・劉表の拠る荊州に身を寄せていた。曹操は、劉備を討つべく荊州に軍を向ける。圧倒的大軍を前に劉備は、南方の一大勢力呉と同盟し、共同して曹操に対抗せんとする。劉備軍は呉に向け、一時撤退を開始した。

「逃亡戦開始」……呉に向けて、一時撤退を開始する劉備たち

「徐晃名乗り」……曹操軍の名だたる将たちが、劉備たちの行く手を阻む

「長坂橋仁王立ち」……たったひとりで長坂橋の前で一喝し、敵の大軍をおののかせる

「阿斗救出」……混乱の中、行方不明となった劉備の息子・阿斗を救う

三国の礎を築いた英雄のキャライメージ

曹操

孫権

劉備

真・三國無双アドバンス
対応機種	ゲームボーイアドバンス
メーカー	コーエー
ジャンル	タクティカルアクション
発売日	3月24日予定
価格	5040円(税込)

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