欧米で人気を博した「ドッグズライフ」が日本で発売――犬になってみませんか?

犬の気持ちがわかっている人にも、わかっていない人にもプレイしてもらいたいタイトルが登場。何を考えているのかわからなくても、犬の視点で走り回れば、犬になればすべてが解決?

» 2005年03月11日 13時11分 公開
[ITmedia]

 海外で人気を得ている「ドッグズライフ」というゲームがある。ゲームコンベンション2003において、イノベーションアワード(最も革新的なゲーム)を受賞しているタイトルだ。その「ドッグズライフ」が日本で、サクセスよりプレイステーション2にて発売される。

 本作の特徴をひとつ挙げるならば、「犬を育成する」のではなく「犬になる」ということが出てくる。プレイヤーは犬である主人公「ジェイク」となり、各マップに点在する匂いを集めて他の犬と勝負をしたり、「○○を探してきてくれ」「郵便配達できないから、あの犬をどけてくれ」などのさまざまなクエストをこなしていくことになるのだ。

 その結果によっては骨を手に入れることができ、これを一定以上集めることで、次のマップへと進めるようになる。なお、ジェイクの目的(=ゲームの目的)は「デイジー」という誘拐されたメス犬を助けること。

photo プレイヤーの分身となる「ジェイク」。自信家で、生意気で、世慣れた皮肉屋で匂いを嗅ぐのが大好きだ

photo 最初にさらわれてしまうジェイクの想い犬「デイジー」。とは言え、ジェイクの振る舞いのせいで最初の時点ではジェイクのことが好きではない

photo デイジーを連れて行った男たち。左が、犬アレルギーでいつも鼻をつまらせている「ウエイン」。右が、ウエインの部下であり、犬好きながら犬の誘拐を手伝ってしまっている「ドゥエイン」

 先ほど「匂いを集めて」と簡単に説明したが、これも本作の特徴のひとつだ。ジェイクは犬ということで、匂いに敏感。匂いは通常視点では見ることができないが、1人称視点モード「匂いビジョン」に変更することで、見えるようになっている。

 匂いにはさまざまな種類がある。「青い匂い」は制限時間が表示され、他にも青い匂いが見えるようになり、これらをすべて集めることで骨がもらえるというもの。「赤い匂い」は4つ集めることで「モノマネ」、「緑の匂い」は8つ集めることで「ドッグレース」などのように、他の犬と対決するミニゲームをプレイすることができるようになっている。

photo 「匂いビジョン」の視点はこのような感じ。左下にはミニゲームに必要な匂いの数と、現在の数が表示される

 また、骨の在り処にも匂いがあり、こちらは他とは違う特別な柱が立つようになっている。そのままの姿で落ちていることや、埋まっていることもあるが、骨自体はそこにはなく、関係したイベントが発生する場合もあるとのこと。

 匂いに関しては、ここに紹介した以外にも多数存在するということなので、未知なる匂いの元を探す、といった楽しみも存在するだろう。

 では、豊富に用意されているミニゲームについても触れよう。「ドッグズライフ」には現在までに「ものまねゲーム」「ドッグレース」「マーキングゲーム」「穴掘りレース」「綱引きゲーム」「追いかけっこゲーム」「チェックポイントチャレンジ」「制限時間チャレンジ」といった8つのミニゲームが確認されている。

 ミニゲームのどれを選んでも、他の犬との対決となる。例えば「マーキングゲーム」の場合、これはマーキング(匂い付け)による陣取りゲームになっており、指定された数値以上の陣を相手より早く取るというもの。ちなみに相手に先にマーキングされても、上書きすることが可能となっている。

photo 勝負以外の時でもマーキングは可能。縄張りを広げていく気分が味わえるかも

 他にも、「追いかけっこゲーム」は逃げている犬を捕まえる。「綱引きゲーム」は○ボタンを連打して綱を引っ張り、力比べをする、といったものになっている。なお、勝負は骨を多く持っているほうが有利となるため、自分より骨の所持数が少ない相手を選び闘っていくことが堅実な道となる。

photo 骨は他の犬との勝負以外にも手に入れることができる。もしかするとスロットでも……

 ミニゲームに勝つと、1回目には対戦相手の犬を操ることができるようになる。ジェイクでは行けない場所でも、他の犬なら行けることもあるので、もし行けない場所があれば、メモを取っておこう。ちなみに1度勝った後は、その犬に近づくと操作の切り替えが好きなときに出来るようになるとのこと。

 2回目以降は骨を貰うこともできるそうなので、どうしても勝てない犬がいた場合は、1度勝った犬に挑戦して骨を稼ぐこともできる(ミニゲームによっては1回目から骨の場合もあり)。

 また、ジェイクは広大なフィールドをほぼ無制限で走り回ることができるが、調子にのり走り回ってばかりいると痛い目にあう。というのも、ジェイクには体力=空腹ゲージが設定されており、あまり食事を取らずにいると、著しく運動能力が低下してしまうのだ。

 食事には、他の犬のエサを食べるといった方法とは別に、落ちているものを食べることも可能となっているが、中には腐っているものが存在する。こちらはコマンド入力で「出すものを出せば」すぐに回復するが、こういった点もゲームで楽しめるのも本作の特徴だろう。

photo 体当たりで箱を倒すと骨付き肉が。他にもフィールドのさまざまな場所に食べ物はある

 他にも食事関係の話では、海外版にはペディグリーのドッグフードがゲーム中に登場していた。これに関しては日本版でも再現されるとのことだ。回復アイテムとして登場することはもちろん、街の至るところにペディグリーの広告が貼ってあるらしいので、プレイした際にはぜひ探してみてほしい。

ドッグズライフ
対応機種PlayStation 2
メーカーサクセス
ジャンル犬の生活体験アドベンチャー
発売日2005年5月下旬発売予定
価格6279円(税込)
(c)2004 Sony Computer Entertainment Europe.Developed by Frontier Developments Ltd.Published by SUCCESS.


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