これからのオンラインゲームは「ボイスチャット」で友情プレイっすよPlay! Xbox その2(2/2 ページ)

» 2005年06月17日 17時28分 公開
[松井悠,ITmedia]
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Xbox Liveを始めるために必要なもの

 Xbox Liveを始めるために必要なものは、1年分の利用料金が含まれている「Xbox Liveスターターキット(税込7140円)」と「クレジットカード」、そして「ADSL以上のネットワーク回線」のみ。現在、Halo 2とスターターキットがセットになった「Xbox Live スターターキット Halo 2同梱版(税込8190円)」が発売されているので、そちらを購入すればかなりお得になる。

 ここで注意してほしいのは、一部のタイトルに付属している「2カ月無料カード」を使用すれば、「オンラインへの接続だけ」は可能になるということ。ボイスチャットをするためには、ボイスコミュニケーター、ヘッドセットを別途購入する必要がある。数千円程度の出費となるうえ、「ボイスは別にいらないんじゃない?」という方も多く見受けられるが、筆者は「ボイスコミュニケーター」は必ず使ってゲームをするべきだと考えている。ボイスチャットのないXbox Liveでは、その魅力の半分どころか、一割も楽しめていないといっても過言ではないからだ。

 ゲームでのコミュニケーションで一番大事なのは「モニターの向こうにも人間がいるのを忘れない」こと。いくら顔が見えないからといって、歌を歌い続けたり、暴言を吐いたり、ゲーム中に嫌がらせばかりしていたら、一緒に遊んでくれるプレイヤーは誰もいなくなってしまうし、最悪アカウントを抹消されることもある。

 ただし、「人として当然のふるまい」をしていれば、友達も自然と増えてくるので、そんなに心配はいらないはず。

オンラインで対戦格闘ゲームをプレイできる時代がやってきた。

 実は筆者、対戦格闘ゲームが大好きな格闘ゲームっ子なのだが、今までにオンライン対戦格闘に何度も痛い目にあってきた。自分ではどうしようもないラグ、対戦相手とコミュニケーションがとれないが故に、延々とハメくさい攻撃を食らって(食らう自分が悪いのですが)切ない試合が展開されたりと、なんだかしょんぼりな出来のものが多かった。

 しかし、過日発売された「DEAD OR ALIVE ultimate」(以下、DOAU)は違う。格闘ゲームを相当やり込んだ筆者が「実際に対戦ができるくらいラグがほとんどない」と言い切れるからだ。もちろん、回線の相性が悪いプレイヤーであったり、海外のプレイヤーと対戦をしようとすると、コマ落ちが発生するのだが、それはあくまでも一握りのケース。国内の対戦相手とならば、ほとんどの場合快適にプレイすることができるのだ。

 DOAシリーズのキモとなるシステム「ホールド」(相手の上中下段攻撃にあわせたコマンド入力をすることで、一方的に打撃をつぶすことが出来る)も、オンラインで対戦しながらスムーズに出せるため、今までの通信対戦格闘ゲームにありがちなラグによるストレスがほとんどない。

 また、最大8人のルームを作成し、対戦中の2人以外も試合を見ながら会話ができるのも嬉しい仕様だ。たとえるならば「地元のゲーセンで仲間とわいわい対戦する」ような世界がXbox Liveに再現された、といったところか。

 DOAというと、とかく一部(主にバスト付近)がクローズアップされがちではあるが、ゲームの中身もしっかりと作り込まれている。シリーズのファンの方はもちろんのこと、「単なるキャラクターゲーム」と色眼鏡で見るのではなく、「良質な対戦格闘ゲーム」として楽しんで頂きたい。

格闘ゲームプレイヤーならば奥の深い三すくみシステムにどっぷりとはまりこめることだろう。唯一難点をあげるとすれば、キャラクターのバランスが……

全世界で最もプレイされているXbox Liveタイトル「Halo 2」

 前回もご紹介したHalo 2。その魅力はなんといってもオンライン対戦にある。最大16人までプレイが可能で、ゲームモードは「キャプチャーザフラッグ」、「スレイヤー」など6種類。さらにプレイヤー側で武器の出現ルールや体力、乗り物の有無などの細かい設定を決定できるため、プレイヤー側で「ハンドガンオンリーの個人戦、ライフ1つ」などのオリジナルルールを作ることもできる。ボイスチャットの魅力、オンライン対戦の楽しさを存分に味わえるので、(しつこいようだが)ぜひともプレイしてもらいたい。

 7月5日よりダウンロードが始まる予定の新マップ公開にあわせて、再び世界中のプレイヤーがオンラインに集まることが予想される。今のうちに練習を重ねて、世界デビューを目指そう。

 ここで、オンラインプレイ時のアドバイスを。オプションで設定できる視点感度は「10」でプレイすることをオススメする。なれるまでは視点調整が難しいが、回転速度が速いため、相手に背後をとられたときにも素早く対処が可能になる。また、マガジン系の武器を使用している場合、リロード中に新しいマガジンを投入した後「Y」ボタンを2回押せばリロードの隙をキャンセルできるので、実際の戦闘中はかなり重宝するはず。

殺伐とした対戦プレイの合間にいろいろな遊び方を模索するのも楽しい。ロケットランチャーを使ってこんなシーンを作り出すこともできる
  • Halo 2
  • メーカー:マイクロソフト
  • ジャンル:SFシューティングアドベンチャー
  • 価格:7140円(税込)

今後もまだまだ続くXboxの魅力紹介

 自分の肉声でやりとりするために、通常のテキストチャットよりもプレイヤー間の友情が(というとクサくなってしまうかもしれないが)芽生えやすい。実際に筆者もXbox Liveでクランを結成していて、メンバーたちとはゲームの世界を超えてオフで遊ぶことも多くある。マイクロソフトでは、こういったオンラインで知り合ったメンバーたちで開催するオフ会やイベントのサポートをしてくれる「Xbox 突撃隊プロジェクト」も行っているので、興味がある方はぜひ利用してみてほしい。

筆者が過去に「Xbox 突撃隊」の皆さんの協力を得て行ったイベント「Project FireWorks “Line of Contact”」の模様。Xbox、鉄騎大戦、モニターを10セット用意するという前代未聞のイベントもこのように開催することができた
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