日本のレースゲームで育ったイギリス人がやってきた! バーンアウトシリーズ開発者が語る“激突”のススメ(1/3 ページ)
激突、爆破、焼き芋屋! 「国内でも人気の高い洋ゲー」の最前線を突っ走るクラッシュカーレース「バーンアウト」シリーズの開発者が最新作の開発秘話などを熱く語る。
「クライテリオンのスタッフは日本通なんですよ」(EA広報談)
それは約3カ月前に遡る。EA HOT SUMMER NIGHTを取材した際に耳にしたのが、バーンアウトリベンジのクリエイティブ・ディレクターが東京ゲームショウに来るという話だった。ブース出展の予定もないため、趣味で来るらしい。そしてその2カ月後……本当に来ちゃった。というわけで、今回はバーンアウトリベンジの遊びどころを開発者から直接語っていただいた。
ハイリスク・ハイリターン! やるかやられるか、一気にカタをつけろ! な、バーンアウトリベンジの爆突ポイント
さて、バーンアウトを知らない人もいると思うので、簡単にゲーム内容を説明しよう。このゲームはアーケードスタイルのレースゲームで、危険な走行を行うことでブーストゲージがたまり、さらに高速走行が可能になる。危険走行の一例としては、反対車線走行(基本的には本作は右側通行)や一般車とのニアミス、ドリフトなど。操作を誤ってクラッシュするとインスタントリプレイが流れてしまう。ここが危険と快感の紙一重・リスク&リターンというところだ。
本作は今まで3作品が発売され、日本では2と3がリリースされている。日本における本シリーズの知名度を高めたのはやはり、昨年エレクトロニック・アーツから発売された「バーンアウト3:テイクダウン」だろう。この作品では、ライバルカーに接触しても大丈夫な仕様に変わり、ライバルカーに激突して壁や一般車にぶつけることで撃破(テイクダウン)させることができる。しかもテイクダウンすると、ブーストゲージの上限が最大4倍に上がるというおまけ付きだった。
そして、本作。「バーンアウトリベンジ」はバーンアウト3の過激さ、そして激突・破壊の爽快感をさらにパワーアップさせ、進化させたタイトルなのだ。
いきなり大破壊! 大渋滞をぶっ壊せ! トラフィックアタック
バーンアウトリベンジで最初にプレイすることになるモードが、新モードとなるこの「トラフィックアタック」だ。本作とバーンアウト3との大きなシステムの違いの1つが「先行している車にぶつかってもミスにならない」ということ。このフィーチャーを利用して、ガンガン先行車を破壊するのがこのモード。
一定時間内に何台破壊してどれだけの被害額を稼げるかを競うモードで、敵車を破壊するごとに制限時間は追加される。いかに多くの車を玉突き衝突に巻き込んで破壊するかがポイントとなる。
対向車はぶつかるとその場でクラッシュ。またバスやトラックなどの重量級車両も直接ぶつかるとクラッシュとなる。それらは先行車などに突っ込むと、さらに被害は拡大するようになっている。なお、このモードではクラッシュ時の「インパクトタイム」は発動しない。インパクトタイムについては後で説明する。
多彩なショートカットを見つけ、相手を出し抜け!
今までのバーンアウトシリーズはコースは基本的に1本道(一応は若干の分岐もあった)だったが、今回のバーンアウトリベンジではわき道による多数のコース分岐が取り入れられた。なお、わき道には判別を容易にするために青いランプが目印になっている。SSXでショートカットがSSX看板の先にあるのと非常に似ている。ちなみに、このランプは「目印がないと誰も気づいてくれなかったから入れた」とのこと。
「今回のコースデザインはジャンプして建物などを突っ切るといった要素を多く盛り込んだ3次元的な構成にもなっている」とワード氏は語る。ジャンプでビルに突っ込みショートカットをするなど、バーンアウトらしい破壊的なギミックが用意された。さらに、3次元的なデザインの追加により、上からライバルカーを押しつぶすことでテイクダウンができるようになったのも特徴のひとつだろう。
なお、バーンアウト3ではレースに勝ち抜いたり、一定数のテイクダウンを獲得することでゲームが進行するが、今回のバーンアウトリベンジではこれにレーティング(走行評価)が加わった。画面右下のゲージがそれで、危険な走行を繰り返すとゲージが上がっていく。最終目標はこのゲージをフルの状態にしてゴールすることとなる。ちなみに、「レーティングがリアルタイムで表示されるのはDDRから考え付いた」とのこと。
やられたらやり返せ! リベンジテイクダウンとクラッシュブレイカー
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