宮本恒靖選手をメインキャラクターに――選手視点のサッカーゲーム「Love FOOTBALL」発表(2/2 ページ)

» 2005年12月19日 19時21分 公開
[遠藤学,ITmedia]
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 発表会では製品内容のほかに、「Love FOOTBALL」のメインキャラクターなども発表された。登場したのは、メインキャラクターに起用されたガンバ大阪所属、日本代表DF陣のキーマンでもある宮本恒靖選手、ゲーム内の解説を務める宮澤ミシェル氏、実況を務める倉敷保雄氏の3名。

photo (左から)倉敷保雄氏、宮本恒靖選手、宮澤ミシェル氏

 発表会が始まる前にゲームに触れたという宮本選手は、その印象を次のように語る。「実際にピッチに出ている感覚に似ていますね。イメージ通りの動きができるので、現実のように正しいポジションを取ろうとしている自分がいました」。

 メインキャラクターということで、トーク中もスクリーンには何度かゲーム内の宮本選手が映し出されていたのだが、自分で見てどう思うかとの質問には、「特徴も出ていますし似ていると思います」(宮本選手)とコメントしてくれた。

photo

 宮澤氏と倉敷氏は「Love FOOTBALL」が選手視点であることに対して、「見渡すのではなく、グランド内の視点というのがすごくリアル。ボールのない時のプレーもしっかりしないといけないだろうし……僕は現役時代、ボールがない時はさぼっていたんだけどね(笑)」(宮澤氏)

 「実況席は高いところにあるので、(高いところから見れば)誰がどういう動きをしているかは把握できるんです。ただ、実際の選手視点になると、全体を見渡すのがいかに難しいかが分かると思います。僕も普段は勝手なことを言っているので、選手の皆さんには申し訳ない気持ちがありますが(笑)。この視点は難しいですね」(倉敷氏)と語る。

 これには宮本選手も同じ意見なようで、「(選手視点は)難しいですよ。スピードアップすれば、さらに視野が狭くなるような感覚もあるので。選手視点の場合、動きながら全体がどうなっているかを立体的に想像しなければならない」とプロの選手、DFリーダーとしてピッチ全体を見渡す選手ならではのコメントをしてくれた。

photo 開発中のゲームを使ってのデモンストレーションも行われた。倉敷氏から「2002年の日韓ワールド杯のフェイスガード着用時の宮本選手も再現されるかも」と言われ「それはちょっと……」と宮本選手が困惑する場面もあった
photo 身を乗り出しゲームを見つめる宮本選手。「ボールをもっていない時の動き。どうやったらパスがもらえるようになるかということを考えてプレイすれば、トータル的にサッカーのトレーニングにもなる」と絶賛していた

 最後には、「これまでのサッカーゲームとは明らかに違うので、新しい楽しみというものを皆さんに感じてもらいたいです。そしてこれをきっかけに、またたくさんの人がサッカーの魅力を感じてもらえればと思います。ゲームが出たら、まず自分でプレイして良い結果を出し、ワールド杯にのぞみたいと思います」(宮本選手)

 「息子が良くゲームをしていますが、『LoveFOOTBALL』の話をしたところ“ゲームはもらえないのか?”と言われました(笑)。解説として、サッカーの楽しさを少しでも伝えることができればと考えています」(宮澤氏)

 「ナムコのスタッフと仕事をするのは2回目になりますが、大変遊び心にあふれ、サッカーを愛しているスタッフたちが作っています。そういった情熱を感じ取ってもらえればと思います。日本代表がワールド杯で勝ち上がっていくには、何と言ってもディフェンス力が重要になってきます。ぜひ、宮本選手になりきって遊び、日本代表を応援してください」(倉敷氏)との言葉がそれぞれより贈られ、発表会は終了となった。

画面は開発中のものです。
これらの日本代表選手の画像はゲーム内CGによるものです。
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